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24人のビリー・ミリガン
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【この小説が収録されている参考書籍】
24人のビリー・ミリガンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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多重人格について学ぶためにも参考になる本だと思います。ただ、本人が書いているわけではないと思いますので、著者側の主観が多く入っているような気が致しました。登場人物の表面だけが大きくクローズアップされ(人数が多いので仕方がないかもしれませんが)ている感が否めません。脳から命令する声がする等話される人がいますが、このようなパターンもあるのだなと納得出来ました。 | ||||
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次回作は気になりますが、この文体が続くなら読みたくないです。 視点がビリー・別人格・現実にいる人の間で予告なくコロコロ変わるのと、急に時間が過去や現在に飛ぶのでわかりづらいです。 いつの誰の何の話なのか分からなくなります。 日本語がおかしい部分も気になります。 翻訳は間違ってないのかもしれないけれど、日本語として間違っているんじゃないでしょうか? 翻訳もっと頑張って欲しいです。 | ||||
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本その物は値段相応ですが 郵送の際、ビニール袋のみでしたので 袋が破れて本が擦れて潰れていたのは 残念です。 | ||||
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説明が冗長で、文章にクセがあるように思う。 そのため、読み始めてしばらくは、読みにくくて内容に集中できずにいた。 でも、内容は大変興味深くて、文章に慣れるころには、話に没入していた。 とても衝撃的なことばかりで、なぜそうなったのか? なぜそんなことをしたのか? と気になることばかりだが、説明がないことも多くて少々モヤモヤが残る。 でも、ほぼノンフィクションらしいので、説明できないことも多いのだろう。 モヤモヤが残るが、だからこそ現実的に感じられて、内容がよけいに胸にキた。 | ||||
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面白かった | ||||
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約2ヶ月(上巻約1ヶ月、下巻約1ヶ月)かけて読み終えることが出来ました。 もともと私は読むスピードが遅く、他の小説なども同時並行で読んでいたので結構時間がかかりました。 簡単ですが私が思った細かい各項目の評価は以下の通りです。 ストーリーの面白さ度 ★★★☆☆ 途中で読むのを止めようと思った度(挫折度) ★★★★☆ 訳のセンス度 ★☆☆☆☆ 読みごたえ度 ★★★★☆ おすすめ度 ★★☆☆☆ 昨日やっと読み終わることが出来ました。たまに、とある小説を読んだ読者が、残りページ数がわずかになってこの小説を読み終えてしまうのが寂しいというコメントを見かけることがありますが、私は全くそのような気持ちはなく、下巻の途中からは早く終わってほしいなあという不純極まる気持ちで読んでいました。それでも何とか読了することができましたので、その理由などを書いていきます。 ストーリーの面白さ度 この物語を読むまえに、あらすじを頭に入れておくことをおすすめします。最大の理由は海外(アメリカ)を舞台にした話で、登場人物が兎に角めちゃくちゃ多く(医師、看護師、弁護士、検察官、裁判官、ビリーの家族、ビリーの恋人、ビリーの他の人格)人名がカタカナ表記で全員の名前をなかなか覚えることができず、読むのに苦労したためです。 私はYouTubeでビリーミリガンに関する動画を視聴し好奇心を高めてからこの本を読みました。また他の方のレビューやウィキペディアも非常に参考になりました。 やはりこの物語のテーマは多重人格にあると思います。主人公であるビリーは自分の人格もカウント数に入れると全部で24もあり、(タイトルのとおりですが)まるで人間同士が話し合っているように人格同士で口喧嘩したり協調していたりする様子はとても興味深かったです。よく漫画などで脳内に天使(良い自分)と悪魔(悪い自分)がいて両者がやりあっているイメージでしょうか。 そもそも実話であり小説ではなく、エンターテイメントとして読むべきではないかと思いますが、興味をもって読みました。 途中で読むのを止めようと思った度(挫折度) 訳のセンス度 これは一緒に述べた方が良いかと思いますが、先ほども少し言及したとおり登場人物が多く誰が誰だか分からなくなり読むのに本当に苦労しました。紙に書き出して人物相関図的なものを作成しようとも思いましたが、それを作成するのも面倒くさいと思い止めました。 唯一ありがたかった点としては文庫本のそでの所にビリーの全人格の名前と簡単な性格等を一覧にまとめられていたことです。 24人格がありますが、その中でもよく登場する人格(主にアレン、アーサー、ダニー、トミー、レイゲン等)とほとんど登場しない人格があります。 私は上巻の最後までアレンとアーサー、ダニーとトミーを必ず混同しこの4人が出るたびに、逐一そでの人格一覧表をみて性格を確認しました。(私はカタカナを覚えるのが苦手なのです。) なので、そでの人格一覧表がなかったら確実に挫折していたと思います。 あとは訳にも苦しみました。 私は英語で書かれた原文を読んでいないので分かりませんが、また小説でないので仕方がないかとも思いますが、とにかく文章の流れが悪くこの場面では何か作者は言いたいのか理解するまでに時間を要しました。というのもどうでも良い(と私は思いますが)内容が話の本筋にふいに挿入され、何かこれも意味があるのかと思いつつも結局なにも意味がなかったと後になって気づくことが頻繁にありました。事実を記録として残す意味では必要かも知れませんが、いろんなことを覚えておきながら読んだので苦労しました。 あとは訳仕方もおそやくは唯ひたすらに直訳したと思われるような訳で前後の文章の繋がりを考えて、もう少しこなれた訳にしてほしかったなあと思いました。(訳者のかたに文句を言って申し訳ありませんが) 英語で読んでも同じだったら本当にすみません。 読みごたえ度 ページ数も膨大で登場人物も多く、30年以上も前のアメリカの話で時代背景の知識もなく、訳にも苦労しましたが、多重人格に悩むビリーの葛藤や家族や医師などの助ける様子などは今読んでも悩みを共有でき多重人格に関する見聞を少しは広く出来たのではないかと思いました。 あとは、読了できたことで登場人物が多く登場する海外フィクション、海外小説への免疫もついたかなと思いました。 ですが続編もあるのですが(タイトルは23の棺)読むか読むまいか躊躇っています。 以上のことから読んで面白かった箇所もありましたが、全体的に読むのに苦労したので おすすめ度は星2とさせていただきました。 | ||||
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状態良く安くて良かったです。期限内の配達でしたが、せっかちな私には遅く感じてしまいました(笑) | ||||
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私が持っているのは、本書の初訳、早川書房の単行本、上下二冊、 1992年8月31日初版発行の、1992年12月20/15日第11版です。 私はそれを、1993.02.09.に読了しています。 著者のダニエル・キイス1927〜は、 SFである、『アルジャーノンへ花束を』1959-1966の著者として夙に有名です。 それは、『まごころを君に』1968というタイトルで映画化され、 主演したクリフ・ロバートソンが、アカデミー主演男優賞を獲っています。 また、詳しくは書きませんが、ロバート・デ・ニーロ主演の、 『レナードの朝』1990という映画についても、興味のある方は調べて下さい。 ダニエル・キイスの上掲SFは、NHKの「クローズアップ現代」で、 日本に於ける超長期に亙るベストセラーとして取り上げられ、 30分の番組の中には、作家本人も登場して、彼の人間観等を語りました。 本書はSFではなく、実際の多重人格者をキイスが取材した観察報告です。 キイスは精神科医でも心理療法家でもありませんので、 只々、自分の目に映じたもの、耳で聞いたものを、事実として報告しています。 しかし、鯨が哺乳類であるという知識が無ければ、 巨大な魚としてしか見れないように、 人間性についての専門的な知識がなければ、 目に映じたもの、耳で聞いたものの、意味を把捉出来ません。 その意味で、本書と河合隼雄さんの『影の現象学』を併読する事をお勧めします。 更に、私の専門は禅とSwedenborgなのですが、 特にSwedenborgの著作をお読みになれば、 多重人格の秘密が明快に解き明かされる事を、付け加えておきます。 | ||||
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物語としては面白いです。 ですが、読了後人生に何も起きなかった人は読まなくていいですが、 これは精神的にもとても読者の人生に介入する力を持った本でもあります。 作家としての腕前がすごいのか、ドンドン先が読みたくなるストーリー展開ではありますが、 読者の精神力が弱ければ、本に人生を食われてしまう、そんな可能性すらもった独特の本でもあります。 それでもよければ読んでみてください。 実際、世界中で売れた本で、影響力もあった話です。 私としては思春期の感受性が豊かな少年少女にはお勧めいたしません。 深い人生哲学、強固な人生におけるバックボーンをもっていると自負する人は この本には人生まで喰われずに済むことでしょう。 友人曰く、「ドグラマグラ」にもこのレビューではかけないほどの力があるそうですよ。 私としては読んだのはせいぜい6時間程度ですが、20年はこの本の力を受けてしまった、そんなシリーズの始まりでもあります。 それでもこの本を手に取る人は、強くなければならないでしょう。 | ||||
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表紙絵がイメージと実物と違っている | ||||
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多重人格という症状が身近でないからなのかどうしてもピンとこないところもある。だけど、多重人格者の内的世界はこういうことになっているというのがよくわかる本だった。 それにしても多重人格者ビリーの世界は驚くべき世界だ。にわかに信じることが出来ない。最初にビリーを診察した精神科医や弁護士たちと同じように。怒りを感じたときはレイゲンという人格が現れビリーを守る。肉体的痛みは小さなデイビッドが引き受け、相手と話のやりとりをするときアレンが、そしてそれらの人格をアーサーという人格が統制している。とても論理的思考のもとに。 それらの人格はビリーという人間を守るために、自身がつくり出したものにすぎない。人間の想像力は恐るべきものだ。その想像力には胸を打たれる。生きるために働く想像力。 作家はそんなビリーの世界を真摯に受け止めようとしているし、冷静に状況を判断しようとしている。良質なドキュメントの一冊である。 | ||||
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