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県庁の星
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県庁の星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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大都市圏にお住まいの方はわからないかもしれませんが、地方は職場が少なく東京の一流大学を卒業して実家の都合でUターン就職しても、職場は県庁か電力会社ぐらいしかありません。優秀な男性(女性は親の反対で出れない人も多い)はだいたい大都市圏の大学に進学し、それっきり帰ってこないので、いやがおうでもUターン就職した一流大学卒者は少数&目立ちます。地方においては一昔前の3高以上の価値があると思います。都会の人にはわかりにくい設定かな。 | ||||
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映画の予告編を見たせいか、読む度に織田さんの顔が浮かびます。 内容的には意識改革がみんなを変えていくことなのですが、これは映像化されると面白いはず。文章にリズムがあり、メリハリもありますが、時々主語が不明になることがあります。 | ||||
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県庁のエリートが、地方スーパーに研修に。 「お役所」でのベストな対応が、「民間」ではダメダメで、また 逆もまた真なり。 社会人も長くなるとよくも悪くも業界や社風に染まっていくので、 そこらへんを自分に照らせあわせました。 映画化も決まっていて、主演の織田裕二と柴崎コウを想像しながら 一気読みでした。踊る大捜査線などの世界観が好きな方にオススメ。 | ||||
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県庁のエリート職員が、民間へ1年間の一般企業研修に行く。この設定自体が、もうユーモア小説として申し分ない。県知事が思いつきのパフォーマンスで、研修先を例年と違う業種にしてしまう。スーパーマーケットだっていうんだから、絶対に面白い。もう意外な展開なんかなくても面白い。 ほぼ期待したとおりにストーリーは進み、ハッピーエンドで気持ちよく読み終えることができる。お役所根性への批判は良識程度に抑え、鋭さは足りないかもしれないが、嫌味がない。 ただ、ギャル系女サギのエピソードは、もう一ひねりほしかった。 | ||||
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「官」にこりかたまった主人公が問題を起こしたり、戸惑ったりする姿は私には新鮮に映った。 おりしも鳥取県の役人が東京のデパートの地域特産品販売会場でデパート職員に「客の教育がなっていない」などと発言するあたり、逆に公務員に読ませたい1冊だ。 読み物としておもしろい。後半、成長した主人公が正に中心となって奮闘するあたり、実際の組織ではありえなさそうだが、本って現実というより何が頭に残ったかが大事であり、読後の印象爽やかなこの1冊はお勧め。 | ||||
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野村聡。31歳。Y県庁初の一年間の民間人事交流研修対象者6名の一人に選ばれた期待のホープだ。命じられた民間企業は…県内地方都市のスーパー?えらくマイナーな感じがした。だがそのイヤな予感は現実のものとなる。 そこで彼は‘県庁さん’と呼ばれ、「民間」と「役人」とのギャップに浮きまくり。「書類」「数字」がすべて、と認識していた彼だが、ベテランパートの二宮泰子をはじめ、店員たちと“衝突”、そして“指導”され、いつしか「人間」を意識するようになる。そして次第に自分の「居場所」を見つけ、不振のスーパーを立て直してゆく。本の帯にあるように、まさに“役人意識構造改革ストーリー”である。 私は読む前にいろんな書評・レビューを見て、もっと軽い内容の本かと思っていたが、意外にシリアスで真面目かつ現実的な物語だった。 ‘県庁さん’こと野村の視点と、パートの二宮の視点が交互に交錯してストーリーが進んでゆくが、 特に私には、スーパーを実質的に仕切っていて‘裏店長’とさえ言われる二宮の「公」のシーン---野村とのやりとりや職場内でのさまざまな苦労---と、「私」生活のシーン---息子・学や別れた夫との関わり、俳句の会での出来事---のなかで語る彼女の言葉の一つ一つが味わい深く、印象に残った。野村よりも、むしろ彼女のほうが主役のような気さえした。 彼女の存在が、本書を単なるコメディータッチの軽い役人エンターテインメントで終わらせていない理由と言っても過言ではないだろう。 | ||||
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読み終わったばっかり。今度映画化されるそうだが、故伊丹十三監督ならぴったりだったろう。「スーパーの女」を髣髴とされるものがあるからだ。県庁のエリート職員がぱっとしないスーパーへ研修に行くストーリー。書面主義の官と現場主義の民の悪いところがぶつかり合ったあと、いい方に変わっていく。明るいニュースを聞くような、楽しめる1冊だ。ベテランパートの中年女性と県庁君の視点双方で話が展開するところがみそで、深みが生まれている。 | ||||
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お役所仕事とはこういうこと!とても面白かったです。 | ||||
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恋愛物でもなく 登場人物が死んでしまうわけでもないのに 感動できたという意味で 久々の「あたり作品」だった。 しかもかなり軽くて、一晩で最後まで一気に読めた。 県知事の思いつきで 民間企業に1年間の研修に行くことになった主人公。 くじ引きで決まった先は中堅どころのスーパーだった。 生粋の公務員が体験する 「初めて」な出来事の数々が面白おかしく描かれていて 最後まで飽きない。 準主役で登場する パートなのに裏店長とまで言われている「二宮」さんが 実にいい味を出していて、 この作品には欠かせないキャラとなっている。 バツいちの二宮さんは二十歳の息子と二人暮し。 自分の家族のごたごたとスーパーのごたごたで すったもんだしながら 句会の師から思いがけず打開のきっかけを得る。 映画化されるらしいが さぞ面白いだろうと思える。 しいて言えば 主人公が途中でいともカンタンに「根っからの公務員感覚」を「民間企業感覚」に変換してしまうところが安易な感じがした。 二宮親子のごたごたの解決があっさり流されている。 その辺は読み手が展開させればいいのかと思える作品だった。 | ||||
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これ読んでまず感じたのは、「あっれ、これ伊丹監督のスーパーの女によく似てる」という感じでした。あちらは主婦がスーパーを変える、こちらは県庁職員(典型的お役所公務員さん)が、悪戦苦闘の末、自身の成長物語とリンクさせて、駄目デパートを変えてくいといったストーリー。 表紙のイメージどおり、とってもライトな感じで進むストーリーにやや軽さを感じますが、この軽さがかえっていい味を出してます。徹底的に描きこむとまた別な面白さが出るとは思うのですが、こういった感じでテンポよく読めることに、映画的な面白さで楽しむことが出来ました。文字離れしている人にはちょうどいい感じの文体でしょう。 帯には結構過激なコピーが書かれていましたが、どちらかというと軽く読んで楽しむ風刺コメディとして愉しむ事をお勧めします。 また映画化されるとの事で、県庁さんは織田裕二さんということで、コミカルな映画化が期待できそうです。競演に柴崎コウということですが、やっぱりあの女性なんでしょうねえ。なんか似合いすぎの二人ですね(笑) | ||||
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欠点だらけの未熟な小説である。 作者は、作中人物に対して悪意を持っているのではないかと思われるマイナスの文体が続く。 語り手の視点が変わって読みづらい。誰のセリフか分かりにくい。 苗字、名前、性別、国籍が判然とせず、誰が誰だか分からない。 しかしながら、 最終20頁前から文体が短調から長調に転調する。 それぞれの個性が長所となって、プラスに能力が発揮される。 一気呵成にハッピーエンドに向かう。 分量も少ない小説なので、私たちも一気呵成に読むべきである。 | ||||
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私は、主人公とほぼ同年齢で、地方公務員です。頭でっかちな点は、主人公と共通しているので、反面教師として勉強になりました。 だた、あくまでエンターテイメントとして読む軽い感じの本だと思います。 この本の逆パターン、つまり、民間の経験があって、公務員になった主人公が描かれれている「メリーゴーランド」(萩原浩著・新潮社)の方が、公務員の実態や政治に翻弄される姿など忠実に描きながらも、ユーモアにあふれ、ほろっとさせられる点で、皆さんにおすすめしたいです。ということで、星を一つ減らして、4つです。 | ||||
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よいものでも度が過ぎれば悪くなる。 この中の登場人物は悪い人はいないんだけど、人格の中のどこかが 突出していて、極端な性格です。県庁から研修のためにスーパーに派遣 された野村は、いわゆる役人の典型的なタイプです。スーパーの女性 パートの二宮は、野村の教育係なのですが、スーパーがもうかるため 以外のことには関心がありません。息子からも見放されています。 しかしこのままずっと話が進んだら、ストーリーが展開できません。 全部の登場人物がすれちがったままになってしまいますから。みんな だんだんに変わっていくのだろうとは予測ができます。事実そうなって 野村は県民の期待の星になります。 一つの人物が一つの性格に固定され、その固定をいかに描くかに 重点のあるものが多い中で、この作品は異色です。 | ||||
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公務員上級試験に通って将来の約束された県庁の幹部候補生(つまりエリートだけど役人根性丸出し)の主人公「県庁さん」が、よりによって田舎の傾きかけたスーパーで研修することになって…というお話し。 最初はスーパーで働いている一見無能な正社員やパートのおばちゃん、外国人労働者らに囲まれて散々な目にあうのだけれど、次第にそんな環境の中で役人的思考・行動から開放され、それとともにスーパーの従業員もやる気と活気を取り戻していくというストーリーです。こう書いてしまうとなんだかありそうな話しですが、なかなか楽しく読ませてくれます。 ただそのストーリーも、「県庁さん」の苦労編・挫折編・新しい自分編、という感じで、話の内容がセクションごとにわりと明確に分かれています。分かれているがために肝心の「県庁さん」やスーパーの従業員たちの変化の過程があまり描かれていないので、そこがしっかり描かれていればもっと面白かっただろうになぁ…というところが大変惜しいです。確かに描写が一番難しいところではありますが。 「県庁さん」と準主役のパートのおばちゃんの二人を一人称形式で行ったり来たりするところがちょっと整理されていないなど、もう少し工夫が欲しいなという点も含め、次回作に期待したいです。 とはいえ、そういうことは単純に楽しむためのエンターテイメント小説だと思えばそれほど重大な問題ではないわけで、お薦めです。 | ||||
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2006年2月25日に公開予定の映画「県庁の星」原作。 織田裕二と柴咲コウが主演で映画化されることになった。 読むと分かるが、全編、絶妙な会話のやりとりで進んでいくドラマだけに、 若干設定が異なっても、映画としても楽しめそうだ。 あらすじは、ざっとこんな感じ。 公務員一種試験に合格した中堅エリート県庁職員が民間初の人事交流研修対象者 に選ばれた。この研修が終われば係長に昇進が決まっている。そんなエリート 公務員が向かった研修先は、業績が落ち目の地元スーパー。そのスーパー店員や パートからも「県庁さん」とバカにされ、上司はパートのおばさんという中で、 どう1年間耐えしのぐのか。 基本的に「県庁さん」の視点で書かれた小説ながら、時々パートのおばさんの 視点からも心理を描くことで「あー、そうそう!」と楽しめる作品。 ラストまで一気に読めた。 | ||||
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県庁で働く職員が、お役所を外から見る機会を得てちょっとだけ変わるという物語。エンターテインメントとしては、まずまずの出来。スーパーマーケットの店員の気持ちが結束する最後は、それなりに感情移入できました。 だれの台詞かわからないなどの意見が上がっていますが、僕は気になりませんでした。逆に、だれの台詞か考えながら読むので、集中力が切れないという効用があったように感じます。 もともと「踊る」の次のヒットを模索した織田裕二さんのために書かれた物語ですから、民間で学んだ織田さんが、県庁を大きく変える、というハデハデな展開を期待していました。 結果的には肩すかしでしたが、考えてみれば県庁という組織がそう簡単に変わるわけがなく、こんなところなんでしょう。 にしても、重要な役「二宮」が柴崎コウとは・・・! 小説で二宮は40代ですが、映画では年下から注意される設定に変えるのだとか・・・。となると二十歳の息子役は不要になりますね。 原作のママなら渡辺えり子さんかな~。 いろいろ想像してみるのも楽しいですよ。 | ||||
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主人公は、30代エリート(山梨県?)県職員の野村。県の人事交流で田舎の収益性のあがらないスーパーへ一年間派遣されることになる。野村は、いかにも役人体質という人間で、この派遣を受けたのも、出世のため。派遣されたスーパーは、あまりにもひどく「俺はこんな低俗なところにいる人間じゃない」とつぶやく。しかし、数字や書類からでしか人を判断できない野村は商売に向くわけなく、店員から反発を招き、苦しむ。しかしそれぞれの「人」との関わりあいや考え方に触れて、野村自身そしてスーパーが変わっていくというストーリー。 役人と民間で働く人との考え方の違い、人間描写は思わず「いるいる」と頷いてしまうほど的を射ている。何人かのストーリーが同時進行していて、分かりづらさを感じる点があるが、読み終わると役人根性の塊である主人公が、どう変わるか?と読み進むにつれ止まらなくなる。一方的に公務員を皮肉るわけでもなく(そこが平凡だという指摘もあるが・・・)、肩の力を抜きっぱなしで読める「安心して読める」作品だと思う。 「全国の公務員に告ぐ」ということであるが、現職公務員だけでなく、公務員授権志望者や民間で働いている人にも是非読んでいただきたい一冊だ。 | ||||
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タイトルはお堅い タイトルですが 内容は コメディーチックな あっと言う間に読める 本でした。 本の帯には 「公務員必読」とかいてあったけど・・・・「でも、サラリーマンも身につまされる」とも 書いてあり・・・・ まったく その通りで!! 公務員でなくても こんな人いるよなあああ とか 思いながら 自分の日常の周りにも 見渡せばこんな人いるよなと 思いながら読める 楽しい本でした! どうやら この本は映画にもなるみたいで この内容が映画ではどのように なるのか???読んだ私は これも 楽しみの一つになりました。 | ||||
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読み進むにつれて「あ~。俺と同じだ。この主人公の思考回路は20代の頃の俺そっくりだなあ・・・。」などと昔を思い出し恥ずかしくなりながらも笑いながら楽しく読み終わりました。 小説なんだからそこにある内容は感動的な”ファンタジー”であることは当たり前。それはそれで十分に楽しみましょう。 特に私同様公務員の皆さんには是非読んでほしいです。 最近、官庁の世界も政策評価とか成果主義とかやり始めましたがまだまだ自己満足のための”お仕事”あるいは外部向けPRの”お仕事”だなーと感じられます。 本当に住民を見ていない”お仕事”が多いです。 現実逃避というわけではありませんが、この小説には公務員の仕事に対しての夢と希望を見いだせます。 明日もがんばろうかな、という気にさせてくれる本ですよ。 | ||||
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タイトルや装丁からどうかな?と思いましたが、読み進むにつれ止まらなくなります。 人間描写は思わず「いるいる」と頷いてしまうほど的を射ています。何人かのストーリーが同時進行していて、分かりづらさを感じることもありますが、読み終わると「なるほどね」と思います。 ある意味「安心して読める」作品かと・・・。 | ||||
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