降霊会の怪事件

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降霊会の怪事件の評価:

3.50/5点 レビュー 2件。 - ランク

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No.1
(4pt)

何のために殺すのか

 1975年に発表されたクリッブ&サッカレイものの第6作。 ヴィクトリア朝後期は心霊学の流行したことで知られる。降霊術や心霊写真が無数にあらわれるが、もちろんすべて偽物であり、しばしば係争の原因となった。本書が描き出すのも、そういった事件。ミドルクラスにもてはやされる降霊術師が、降霊会の最中に殺されてしまう。誰が、何のために殺したのか。 心霊学に熱中するミドルクラスと、はなから相手にしていないクリッブ。その対比が鮮やかに描かれ、さらには殺人の動機にまでつながっていく。ミステリとしてはもうひとつな部分も多いが、プロットはなかなかだし、ヴィクトリア朝の社会も巧みに扱われており、ラヴゼイの上手さを感じさせられた。
降霊会の怪事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 降霊会の怪事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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