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つゆのひぬま



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つゆのひぬまの評価: 4.25/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

時代劇小説

何時もながら中古品とは思わない程品質が良くたすかります。
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197
No.7:
(5pt)

「つゆのひぬま」と「武家草鞋」が素晴らしい!

武家ものから滑稽もの現代ものまで幅広いジャンルを集めた短編集。表題作「つゆのひぬま」と「武家草鞋」が素晴らしかったです。
「武家草鞋」は清廉潔白を信条に生きてきた青年武士が虚飾まみれの世間に嫌気がさし生きる気力を無くすものの辿り着いた山村の老人に回心させられる物語。何と言っても老人の言葉が胸を打ちます。丹精込めて作った草鞋が最終的に道を開くきっかけを与えてくれるラストも感動的。生きていく上で大切なものは何かを教えてくれる秀作です。
「つゆのひぬま」はお互い不幸な境遇で育った遊女おぶんと客良助が真実の愛を勝ち取る物語。良助の不幸な過去を叱咤で受け止めるおぶんの姿に涙が溢れました。他にも「おしゃべり物語」は面白さではダントツなのでお勧めです。
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197
No.6:
(3pt)

何回読んでも泣く!

母が大好きで、トイレに並んでいたのでよく読んでいました。どれも名作ですが、私はつゆのひゆまが1番好きです!!
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197
No.5:
(4pt)

すっきりと、佳作揃い!

・周五郎の小説、長篇を取るか、短篇を取るか、と聞かれれば、迷い皆無とは云えぬが、短篇を取る。
 長篇はどうも、周五郎の考えや思いが強くあって、変に理屈っぽい上に、筋が曲折したりして、まどろっこしい。
 短篇にはそれらが少なく、筋も絞られて、すっきりと読める。
 この本の9篇、戦前の作に堅苦しさを認めるにしても、正にそうした佳作、が揃っている。
 周五郎の、一味も二味も利かした創作の幅広さには、感嘆しかない。
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197
No.4:
(5pt)

良かったです

大好きな作家、山本周五郎氏の短編集。読んで涙を流す作品ばかりです。最高です。
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197
No.3:
(3pt)

あまり切れ味がよくない。

割と早い時期に出た文庫だが、山周の作品としてはあまり切れ味が良くないものが多い気がする。「山女魚」なんか、おいおい、それでいいのかというラスト。表題作も、今ひとつ、ぴんと来ない。「水たたき」も、どうも日本の話ではないらしく思えるし、「凍てのあと」も、冴えがない。切れが良すぎないように書いた風情もあるが、一般的にはそれがいいのかな。 
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197
No.2:
(5pt)

人間讃歌

定期的に山本周五郎を、むしょうに読みたくなる。なぜだろう?9編の中では、表題作と武家草鞋が断全いい。
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197
No.1:
(5pt)

円熟期のみ、珠玉の短編をぎゅーっと濃縮

ワタクシがこれまで読んだ山本周五郎の短編集は、全て昭和10年代、すなわち、大衆作家・少年少女読み物作家として、端物を量産していた時代のものが含まれていた。(図書館で置いてあるものを借りるからそういうことになる)「つゆのひぬま」はこの点、戦後の円熟期のものを集めたものでそのクォリティの高さは驚愕に値する。ああ、良かった。おもしろかった。
巻頭の「武家草履」こそ戦中風渋い作風だがその他は全てぐっとくる内容だ。まず「おしゃべり物語」いわゆるコッケイ物だが「町奉行日誌」的痛快さを合わせたような気分の良い作品。武士は無口が美徳...という常識をせせら笑うかのよう。「妹の縁談」これも暖かくいい話。周五郎の描く女性像はたいてい魅力的だが、この姉さんは格別に素晴しい、惡?れちゃう。同時代もの「陽気な客」は「ちいさこべ」収録の「ヘチマの木」の原型と思われる物。「大納言狐」は平安時代に設定してあるがかなり現代的な作風、衆愚をコントロールする俗物貴人をえぐり出す。やや都合良く終わる嫌いはあるが「凍てのあと」も男女の情愛物として深い。しみる情感。う~ん。この作品同様「釣り」が重要なファクターとなるミステリアスな「山女魚」。田舎の静かで濃厚な空気感の描写が絶妙だ。ワタクシも兄を早くに亡くしているので、エンパシーしちゃいました。表題作は最後、大水でひとりぼっちになったおひろの描写がいい。この本から始めれば一発でシュウゴロイストになれることうけあいである。
つゆのひぬま (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:つゆのひぬま (新潮文庫)より
4101134197

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