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見知らぬ者の墓



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【この小説が収録されている参考書籍】
見知らぬ者の墓 (創元推理文庫)

見知らぬ者の墓の評価: 2.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

夢を使った着想はとても独創的・魅力的なのに

若い人妻デイジーはある夜、とても奇妙な夢を見た。飼い犬を追ってなじみの墓地にたどり着くと、何と彼女自身の名前が刻まれた墓碑があったのだ。没年月日は約4年前の1955年12月2日…生々しすぎる夢に、ただごとではないと直感したデイジーは、自分が”死んだ”日に何が起きたのかを突き止めようとするが…。という奇抜な設定に惹かれて読んだが、期待はずれだった。問題の日にあれほどの事が起きたのに、デイジーが全く覚えていないというのは、どう考えても不自然。人間の心には、耐えがたい記憶を封印してしまうメカニズムがあるという。だがそれなら、どんな結果になろうとも、何があったのか突き止めずにはいられない…と思い詰めるデイジーの心理とは、完全に矛盾している。すさまじい人種偏見と、ドロドロした人間関係がからみ合ったイヤな話だが、強烈なインパクトがある。期待していた夢のプロットがこんなチグハグではなく、もっとビシッと決まっていたら、もっと高い得点を付けただろう。夢を使った着想はとても独創的・魅力的なのに、実に惜しい。
見知らぬ者の墓 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:見知らぬ者の墓 (創元推理文庫)より
4488247016

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