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オックスフォード連続殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
オックスフォード連続殺人 (扶桑社ミステリー)

オックスフォード連続殺人の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt
Created with Highcharts 5.0.100件0.00%0件0.00%1件14.29%6件85.71%0件0.00%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

薀蓄がないと成立しない作品

アルゼンチンの作家がオックスフォードを舞台に書いた小説。主人公で語り手を務めるのはアルゼンチンからの数学専攻の留学生。異国人から見た時のイギリス人への風刺や皮肉を書いている訳でもなく、題名通りに連続殺人は起きるものの、作者がミステリを意識しているかどうかも不明である。主人公や親しくしている教授が数学者という事で、全編に渡って数学や論理学に関する薀蓄が散りばめられる。
私は数学科出身なので、さほど抵抗は無かったが、上記の薀蓄にめげる方も多いであろう。連続事件には「論理配列」が濃厚に絡み、それに関する分析がこれまた「ゲーデルの不完全定理」などを用いて、読者を煙に巻く形で述べられる。そして、実はこの薀蓄がないと作品が成立しないのである。正直言うと、二番目の事件が起きた段階で、事件の首謀者や真相は明らかになってしまい、ミステリ的興趣は薄い。興味は「論理小説」としての出来なのだが、明かされる「論理配列」の真相はガッカリするものだ。もう少し論理学的工夫があってしかるべきであろう。それでも、最後まで「論理」で押すものと期待していたら、結局最後は人間ドラマとなってしまうのである。作者の意匠が奈辺にあるのか不明である。本筋とは関係ないが、「フェルマーの最終定理」の証明の講演より、恋人とのデートを選ぶ数学者はいないだろう(作中の講演者ワイルズは実在の人物で業績も本物)。
結末までは緊密な文体で読ませるのだが、最後まで「論理」で押して欲しかった。高い前評判と散りばめられた衒学趣味の割りには底の浅い作品。
オックスフォード連続殺人 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:オックスフォード連続殺人 (扶桑社ミステリー)より
4594050867

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