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不在の生存証明(そして、よみがえる世界。)
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不在の生存証明(そして、よみがえる世界。)の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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| ●事件発生までの助走部分が結構長かったが、先端医療や仮想空間Vバースについての詳細な説明であり 納得のできるもの。物語に濃厚な味わいを与え、ページを繰る手を止めさせない筆力を感じた。 最先端の医療における脳科学の推論部分が医学的に正しいか否かの判定が困難ではあったが、SFファン としては許容できる範囲であると思う。加えて、事件解明に至る道もミステリーとしてしっかり描いてい る。ホラーありグロテスクありで読み応え満点。 大半が論理展開の静かなる戦いだったが、ラストのスピード感あふれる展開は圧巻。初っ端の伏線(空 中戦)を見事に回収した。爽快な読後感が味わえてよかった。 本作品はアガサ・クリスティー賞受賞作ですがミステリーファンのみならず、いやSFファンにこそお薦 めします。 | ||||
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| 今年のアガサクリスティ賞受賞作だが、個人的には、前年受賞作の『同志少女よ、敵を撃て』より面白かった。それくらいには、新人賞受賞作で久々に夢中になって読んだ。 SF医療ミステリとしては、「決定版」と言っても良い面白さなのでは? VR×ミステリは今皆が書いてるところだろうけど、『そして、よみがえる世界。』ではVRというよりデジタルツインに近いし、ある意味では、アニメの世界では昔から描かれてきたロボットとのシンクロ(神経接続)を実現させた世界とも言える。 トリック自体は古典的だが、それがVRと合わさるだけで、こうも騙されてしまうとは… 哲学的なSF要素がありながら、娯楽性の高いミステリでもある。さすがSFとミステリの老舗、早川書房だぜ… ただ、選考読む限り、前半のSF説明パートや哲学的な会話パートが減点対象になったっぽいけれど…個人的にはそこが面白かったんだが… これまであんなにたくさんの哲学的なSF小説を出してきた早川書房さんが、そんな採点をしていいんですか!? | ||||
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| 近未来SFとしても読めるし、ミステリーとしても読めますが、最後はVバースと現実世界でのバトルでクライマックスを迎えます。そこは少し古い例で恐縮ですが、子供の時見たウルトラマン(?)のようなヒーローものの動画を見るようでもあります。本質はこの部分にあるのではないかとすら思えます。 最初Vバースの世界に入るのに少し手間がかかりますが、特に侵襲性の高い機器を装着する必要もありません。いったん入り込むと、巧みに張り巡らせた伏線を楽しみながら、至福の時間を過ごすことができました。 たまたまカッチーニの アヴェ・マリアを聞きながら読んでいたのですが、「黄昏の歌姫」の歌のように聞こえて、個人的には結構「合う」ように思いました。 是非、Vバース世界の続編が読みたいです。 | ||||
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