■スポンサードリンク


麻薬密売人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

麻薬密売人の評価: 3.55/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.55pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

訳者に脱帽

87分署シリーズ中の一作。街(New Yorkを模している)を擬人化して描写するキザな冒頭、野卑な会話と煙草とコーヒーの香りが充満する刑事部屋、そして定番ではあるが刑事達のチームワーク。後の警察小説、TVドラマに大きな影響を与えたシリーズである。
本作は題名通り、麻薬密売組織に迫る刑事達の姿を追ったもの。小物の「麻薬密売人」から次第に大物へとターゲットが拡がる展開が見せ所だが、驚くのは作者がウラの世界の用語に通暁している点だ。ヤクに関する専門(?)用語もポンポン出て来る。そして、それを訳者の中田氏が平気で訳しているのは更なる驚異。この訳のおかげで物語に迫真性が出ているのは言うまでもない。
キャレラの陥るピンチなども含め、全編に緊迫感溢れるシリーズ初期の秀作。
麻薬密売人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-5 87分署シリーズ)Amazon書評・レビュー:麻薬密売人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-5 87分署シリーズ)より
4150707553
No.3:
(4pt)

訳者に脱帽

87分署シリーズ中の一作。街(New Yorkを模している)を擬人化して描写するキザな冒頭、野卑な会話と煙草とコーヒーの香りが充満する刑事部屋、そして定番ではあるが刑事達のチームワーク。後の警察小説、TVドラマに大きな影響を与えたシリーズである。

本作は題名通り、麻薬密売組織に迫る刑事達の姿を追ったもの。小物の「麻薬密売人」から次第に大物へとターゲットが拡がる展開が見せ所だが、驚くのは作者がウラの世界の用語に通暁している点だ。ヤクに関する専門(?)用語もポンポン出て来る。そして、それを訳者の中田氏が平気で訳しているのは更なる驚異。この訳のおかげで物語に迫真性が出ているのは言うまでもない。

キャレラの陥るピンチなども含め、全編に緊迫感溢れるシリーズ初期の秀作。
麻薬密売人 (1960年) (世界ミステリシリーズ)Amazon書評・レビュー:麻薬密売人 (1960年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JAQJ06
No.2:
(5pt)

キャレラ最大の?ピンチ

エド・マクベインのあまりにも有名な「87分署」シリーズ第3作。このシリーズや、これも有名な「マルティン・ベックシリーズ」も、よく比較されることがあるように、個性豊かな刑事たちによる地道な捜査を描く、推理小説の中でも「警察小説」と分類できるジャンルである。両方とも、最初は「地味だなぁ」と思うが、2、3作目ぐらいで、ハマっている自分に気づく。あとは順番に読んでいくのみだ。私もいつの間にか、この3作目あたりで本格的に主人公キャレラたちに感情移入しはじめた。地味なだけにとっつきにくいかもしれないが、これはハマればハマるのである。クリスマスを控えたアイソラ(87分署がある架空の街)。麻薬の密売ルートを追うキャレラだが、中心人物は一向に明らかにならない。一方、彼の尊敬する上司は、ささいなことから自分の息子が麻薬に毒されていることを知る。皮肉なことに双方がつながって、ようやく中心人物に的を絞ることが出来た87分署だが、それは余りにも危険な人物だった・・・。この作品で、キャレラは50作以上続いているシリーズで最初のピンチに見舞われる。危うしキャレラ!
麻薬密売人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-5 87分署シリーズ)Amazon書評・レビュー:麻薬密売人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-5 87分署シリーズ)より
4150707553
No.1:
(5pt)

キャレラ最大の?ピンチ

エド・マクベインのあまりにも有名な「87分署」シリーズ第3作。
このシリーズや、これも有名な「マルティン・ベックシリーズ」も、よく比較されることがあるように、個性豊かな刑事たちによる地道な捜査を描く、推理小説の中でも「警察小説」と分類できるジャンルである。両方とも、最初は「地味だなぁ」と思うが、2、3作目ぐらいで、ハマっている自分に気づく。あとは順番に読んでいくのみだ。
私もいつの間にか、この3作目あたりで本格的に主人公キャレラたちに感情移入しはじめた。地味なだけにとっつきにくいかもしれないが、これはハマればハマるのである。
クリスマスを控えたアイソラ(87分署がある架空の街)。麻薬の密売ルートを追うキャレラだが、中心人物は一向に明らかにならない。一方、彼の尊敬する上司は、ささいなことから自分の息子が麻薬に毒されていることを知る。皮肉なことに双方がつながって、ようやく中心人物に的を絞ることが出来た87分署だが、それは余りにも危険な人物だった・・・。
この作品で、キャレラは50作以上続いているシリーズで最初のピンチに見舞われる。危うしキャレラ!
麻薬密売人 (1960年) (世界ミステリシリーズ)Amazon書評・レビュー:麻薬密売人 (1960年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JAQJ06

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!