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栞と噓の季節



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【この小説が収録されている参考書籍】
栞と嘘の季節
栞と噓の季節 (集英社文庫)

栞と噓の季節の評価: 3.72/5点 レビュー 32件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.72pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(5pt)

「日常の謎」系ミステリーのお手本。

高校の図書委員と言う、限られた人間関係の中で起こった奇妙な事件。それを追っていると、だんだん世界が広がっていく感じは、いかにも「日常の謎」ミステリーで、作者の十八番だけに手慣れていた。

  進学校の図書委員と言う設定がとてもリアルで、関係するキャラも、リアリティがあって魅力的。良くも悪しくも目立ってしまう、アイドルのような美少女と、周りにいる人間との関係も、良く描けていた。

  毒物を使ったミステリーで、本の栞に着眼したのも、図書委員らしくて、斬新で面白い。殺人には至らないけど、「日常の謎」系ミステリーとしては、とても良く出来ており、お手本のような秀作と思う。
栞と噓の季節 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:栞と噓の季節 (集英社文庫)より
4087447790
No.19:
(4pt)

栞をはさんだ人物(図書の借り主)は記録に残っているはず

高校の図書室シリーズ第二作。図書委員の主人公二人が返却図書からトリカブトの押し花栞を発見。めんどくさそうな人間関係・空気感をはらみながらジワジワとストーリーが進む。

問題の栞が残された図書を借りた人物は記録に残されているはずで、教職員の力を借りれば容易に同定できるはず。そうでないと、未返却図書の督促もできない。それが気になってしょうがなかった。
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No.18:
(5pt)

想いと重さと、寂寞

殺伐としつつ、情感もある。
しかし、その情は過去に向けての執念というか、泥々とした苦さと鉛の様な、淵に沈むような何か。
探偵二人の微妙な絶妙な距離感。お守りのクダリには胸を打たれました。
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No.17:
(4pt)

「本と鍵の季節」の続編。ラストの評価は分かれるかもしれないが、シリーズとしては良作。

「本と鍵の季節」が非常に良い作品であったため、期待して読み始めた。前作よりも全体の流れを意識しての作品となっており、短編集というよりは長編。前作の最後が少しほろ苦い形での終わりで気になっていたので、そこがちゃんと回収されている点は良かった。本筋についても非常に面白かったが、ラストの評価は分かれるかもしれない。自分としてはちょっとアッサリしすぎかなぁという感じだった。とはいえ、全体としては良作という評価。
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No.16:
(5pt)

おかえり、松倉。

前作とは違い、長編なので会話でのおふざけが少し増えています。
登場人物も多いのでその絡みとそれによる心情変化も描写され、関係性の理解がより深まります。

図書委員で本に詳しいという設定に納得しつつも、この高校生博識すぎませんか?
学生時代から話題作や最近の作品は読んできていますが、古典に興味を持ち始めたのは30歳近くなってからです。
もちろん人の趣味、興味はそれぞれとはいえ、植物だの映画だのいろいろ知っているなあと思いました。

松倉、帰ってきてくれてよかったです。

多くの人にとって、自分で選んだ環境に身をおく初めての場所が高校だと思います。
公立校であることからも、同じくらいの家庭環境と育ち、頭の良さの人間が集まってくるはず。
だからこそ、久しぶりでも毎日会っていたかのように再開できる関係が築けるのかなと感じました。

シリーズなので次巻も楽しみにしています。
個人的に瀬野は固定ヒロインでなく、次のお話ではまた別のゲスト的な人物が出てきてほしいです。
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No.15:
(4pt)

面白かった

最初から最後まで一気に読めました
面白かったです
終わりが少しあっさりしすぎていると感じるのは求めすぎなのでしょうか…
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No.14:
(5pt)

微ネタバレ

松倉は、どうして八王子に行った日以外はコートを着ていなかったのだろう。もう一回読んでみたらわかるかな…。
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No.13:
(5pt)

非日常と隣り合わせ

今作は連なるストーリーでした。
前作のオムニバス形式も好きですが、謎を追っていく今作もとても思しかったです。
高校という未成年の世界でそんなことがあり得るのか?と思ってしまいそうですが、昨今十代の子どもでさえ容易に大麻が手に入ってしまう世の中なので「なくはないな」と思いました。
子ども特有の閉鎖空間から息苦しさや身動きのとれなさはリアリティを感じました。
また主人公たちの友情もさっぱりしていて、何でも知っている間柄ではないけれど絶対的な信頼を互いに寄せているところがとても良かったです。もう一つの友情との対比も味わい深いと思いました。
本当に面白かったです。
次回作があるのなら、早く読みたいと思いました。
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No.12:
(5pt)

(2023-124冊目)高校生たちがこういう形でしか閉塞感を打破できないことの哀しみを思った。

.
 北王子市の高校の2年生「僕」こと堀川次郎は、同級生の松倉詩門と学校の図書委員を務める。2月のある日、返却ボックスに返してある『薔薇の名前』の中身を確認したところ、押し花の栞が挟まっているのを見つける。その花は毒をもったトリカブトだった。その後、ある教師が病院に運ばれ、毒をもられたのではないかという噂が学校内に広がっていく……。
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 2018年に出た『
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No.11:
(5pt)

最高でした

ようやく読めた、期待以上に面白かったです。松倉のその後も触れられていて、前作からのさりげない続きに少しほんわかしました。
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No.10:
(5pt)

安定した米澤穂信作品

米澤穂信氏の作品は全て読んでるし所有しているのでこれも、あっと言う間に読めました。
シリーズ2作目なので今後も楽しみですが、以前からのシリーズも早く次を出してくれないかと心待ちにしてます。
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No.9:
(4pt)

読みやすいです

なんか高いなと思ったらハードカバーのやつでした笑、電子書籍ならではの凡ミスをしてしまいました。
内容は前回の続きで、読みやすく面白かったです。
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No.8:
(5pt)

世界はそれを友情と呼ぶんだぜ

高校の図書委員である、堀川と松倉の少年コンビが、事件を解決するシリーズ第2弾。ただし、今回は本物の刑事事件になりかねない、少々物騒なお話。
 きっかけは図書室の本の間から発見された、やや変わった栞だった。堀川と松倉は、張り紙をして持ち主を探そうとするのだが……
 栞を作製した女子生徒、それを持っていた生徒、いずれも秘密が多く、最後まで肝心な謎は謎のまま。人には知られたくない事実だろうということは想像に難くない。また、堀川と松倉もお互いに黙っていることが多く、家族状況や家の場所すらも知らない。だから、彼らは自分たちを友人だとは思っていない。けれども、そんな細かなことに触れないで育む友情もあっていいのではないだろうか。実社会の友人だって、あれもこれも知っているわけではない。それでも、人々はそれを友情と呼んでいる。それでいいのではないだろうか。
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No.7:
(5pt)

冬のミステリー

大人びた高校3年生の嘘に満ちたミステリー。きれいな内容だった。
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No.6:
(5pt)

装丁が綺麗

装丁が素敵で謂わゆるジャケ買い。
あとがきによると一冊目の表紙案の没案の一つだったみたい。
「本と鍵の季節」は短編集であったが本作は長編。
前作に名前だけ登場していた瀬野さんが図書委員ではないけれど三番目の主人公みたいな立ち位置で登場。
米澤穂信先生ならではのビターな読み応えは相変わらず。
お薦めします。
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No.5:
(4pt)

ビター

図書委員シリーズの第二弾。
図書館の返却本に挟まれた押し花の栞がトリカブトだったことから、その持ち主と目的を探る青春ミステリー。

大人びた二人の高校生の独特な関係性も魅力で、テーマである嘘も効果的に散りばめられ、高校が舞台とは思えない緊張感でした。

ただ、栞を巡る動機や心情が、分かるような、分からないようなモヤモヤ感は多少残りました。
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No.4:
(4pt)

相変わらず上手い!ストーリーテラーの名手!

ネタバレになるから多くは語れないが、たった一つの素材で、舞台はほぼ学校内という設定の中で、これだけ豊かなストーリーを描けるのはさすがとしか言いようがない。最後に大きな場面展開があるが、しみじみと締めるところも脱帽です。
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No.3:
(5pt)

一番の見所

いつもながら劇的な展開はないものの、少しずつ真実にたどり着いていく過程は鮮やかで、今回も面白く読ませていただきました。1作目が良すぎたために今作はあっさり終わった(ビター成分薄めな)印象を受けましたが、1作目のアンサーはしっかり書かれていたので、全体的には満足しています。
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No.2:
(4pt)

『儚い羊たちの祝宴』の雰囲気を感じました。

著者の大ファンです。どことなく『儚い羊たちの祝宴』の雰囲気が感じられます。最近は電子書籍を読むことが多くなりましたが、本書は装丁が凝っているので久々に書籍版を購入しました。手にすると著者の本に対する愛が伝わってきます。
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No.1:
(5pt)

ハズレなし

やはり面白い。
ほろ苦い青春ミステリは素晴らしい。
またきたいしてます。
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