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宙ごはん
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宙ごはんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 21~40 2/5ページ
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いろんな形でさまざまな人がつながっていく、料理の可能性を信じられる話。 | ||||
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夜中に目が覚めて、何気なく読み始め翌朝午前中までに一気に読んでしまいました。 主人公の気持ち、周りの人の優しさに1話から号泣。自分がやや複雑な家庭で育ったこともあり、本の中の人の言葉に元気づけられました。 今日も、これからもがんばろうと思える作品です。 | ||||
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正直主人公は周りの人生に振り回されすぎていると感じた一方で、振り回されることその人一人ひとりに共感できることが一つの才能であり、そのことがこの本への味を一層際立たせてくれているのかなと感じた。 意外と長くて一気に読むにはお勧めできないがゆっくり腰を据えて1人の時間に読み進めるにはお勧めできる一冊。 | ||||
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主人公の宙の母親である花野が全く母親向きでない女性で、宙は何度も何度も大きく、細かく傷つく。決して花野が宙を愛していない訳ではないけれど、花野自身が大きく愛に欠落した子供時代を送っていたためにうまく宙を愛せない。花野を慕う佐伯が宙をおいしいご飯と温かな人格で力づけてゆく。 宙は規格外の母親を包み込むほど強く大きく優しく育つ。普通であれば母親からされて耐え難い行為も受け入れ昇華して成長していく。そこで終わるのではなく、母親の花野も自分の呪いを破り大人として成長していく。 繊細な感情描写でたくさんの痛みが織り込まれている小説だが、希望を与えてくれ読後感は爽やか。 秀逸な作品だと思う。 | ||||
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可愛くあったかほっこり話かと思って読み始めましたがめちゃくちゃ重たい生きることについて大事な話でした。 まだ消化できないけどすごく大事なことを教えてくれている気がするので何度も読み返したいです。 きっとこれから痛かったり苦しかったりしんどかったりしたときに、きっとこの話を思い出すと思います。 盆栽と山の例え話がめちゃくちゃしみます。 | ||||
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やっちゃんの手紙が背表紙に書いてある物を是非お読み下さい。 宙には母が二人居る。感動のラストまで一息に読める名作です。 | ||||
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料理を通して、感情が落ち着いたりする様子がはっきりと人物ごとに描かれていて読みやすかったです。 | ||||
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保育園に通う宙(そら)には母親が2人いる。産んでくれた「お母さん」と育ててくれている「ママ」だ。「お母さん」の花野(かの)にも時々会っている。 物心がついた頃から宙は花野の妹、風海(ふみ)夫婦に育てられた。2人を抵抗なくパパ、ママと呼んでいるが、産んだ母のことは「カノさん」と呼んでいる。「お母さん」と呼ばせないのは、花野に母親になる覚悟がないから。 風海と康太の夫婦はもうすぐシンガポールに移住する。康太は、花野が宙を育てるべきだと言う。 そして、宙は花野と一緒に暮らすほうを選ぶ。 花野はイラストレーターだ。暮らしてみると、花野は宙が思っていたような「きれいなお母さん」ではなかった。まあ、誰でも多かれ少なかれ似たようなものだとは思うが。 だんだん花野のことが分かってくる。柘植(つげ)という恋人にも紹介された。 だが、花野は宙のことを気づかってはくれない。宙が反抗すると、「あー。やっぱ無理だわ。引き取るんじゃなかった」と言ったのだ。 行き場のない宙に寄り添ってくれたのは、花野の後輩で花野に片想いしている料理人の佐伯。佐伯によれば、花野は子どもとの接し方を知らないだけだという。 どの章も、料理がカギになっている。第一話はパンケーキ。二話はにゅうめん。三話はきのこのとろとろポタージュ。四話はレタス卵チャーハン。五話はまた、ふわふわパンケーキだ。印象深い食べ物と共に、宙は成長していく。 柘植との仲が不倫で、しかも柘植が急死してしまうなど、けっこうハードな展開を見せるが、人生そう甘いことばかりではないだろう。 話は重いが、カギとして出てくる料理はどれもおいしそうである。描写の力だろう。料理には人を動かす力がある。そんなことを実感する小説だった。 | ||||
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心が柔らかくなる本。 愛を考えさせられました。 68歳の私の心にも、届きました。 | ||||
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後半から展開はドキドキでしたが、じんわり心を温かくしてくれます。 素敵なお話しでした。おすすめです。 | ||||
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最初のうちは小さな女の子が主役ということで、私には感情移入が難しいと感じました。しかし読み進めていくうちにその少女、宙の成長には目を見張るものがあり、物語にどんどん引き込まれていきました。 町田そのこさんの作品も、登場人物達が過酷な状況に置かれている場合が多いですね。読んでいて辛くなることも多々あるのですが、それを超えてくる表現が数多くあるので救われます。宙とその友達、それに周りの大人たちにとっての癒しと再生の物語になっていると思います。 宙がやっちゃんから授かったレシピと愛情はかけがいのないものだと思います。本作を読んでいると様々なエピソードがでてきますが、読んだ後にほっこりした感覚を覚えるのは作家さんの力量だと思います。小説好きの人には読んで損はないと思いますよ。 | ||||
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最初は、宙の周りは、イヤホンな大人ばっかりだと思ってたけど違ってた。自分が成長すると周りも変わってくる。その節目、節目に美味しい料理がありました! | ||||
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生き物である人として深い部分が癒されました。 少しずつ読むのをオススメします。 ひと皿でどうなるわけじゃなくても、 弱さと傷と感謝と覚悟があり…だからこその慈愛ある人とつながることができれば、一緒にあたたかくて美味しいものを食べることができれば、 いろんな事情で絶望していてもなんとかなる。 何でも誰でもいいわけではなく。 親子・核家族の中だけや、 1対1の関係で解決しようとするより、 完璧じゃなくても、 より多くの気持ちを聴いてくれる人とつながることが 生きる上でどれだけ大切か。 学校でもメディアでも教えてくれない滋味あふれる大事なことがたくさん書かれています。 自分も(プロじゃなくても)そんなひとりになれるかもしれない。 なんて希望まで持てました。 長いけど、読んでよかったです! | ||||
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なかなか、本を読む事も、遠のいていましたが、コレは、(先が気になってしょうがない)そんな作品でした。 | ||||
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いい話の連続、自分を見つめ直す読書時間でした。 主人公の成長する姿、周りの人の成長していく姿が想像できる作品であると思います。 | ||||
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はじめはどんな展開なんだろう?って感じで始まるけど、どんどんと引き込まれて行きます。辛い話も出てくるけど、向き合って行くことが大切だなと改めて思わされました。 | ||||
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そのままどしても続きから読めるのでとても便利です。 | ||||
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目指そうとしてもなれるものではないけど、やっちゃんみたいに、その人が必要としているもので、相手の心をほぐす、料理が作れたらサイコーですね。かなり悲惨な状況からやっちゃんのおかげで立ち直れた人が、やっちゃん亡き後も、やっちゃんだったらこうするだろうと相手を想い、助けていく。 | ||||
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タイトルだけ見ていた時は「宇宙食のものがたり」だと思っていましたが、「宙」は女の子の名前でした。 ママと母親、パパ、父親代わりの人、その他多くの人たちとの関わりで、ある場面では見習い、ある場面では反面教師とし、成長していく女の子の物語です。 母親の恋愛=不倫、ママと母親の確執、大切な人の死、自らの恋愛体験など色々な経験が彼女を苦しめ、その中から成長の糧を得、たくましく育っていき夢を見てかなえていく姿に感動して、終盤は久しぶりに泣きました。 終盤、悪質な犯罪で人を殺してしまった男の息子が、被害者宅に謝罪のために日参する話が出てきます。 加害者側として謝罪したい人々、加害者とは一切関わりたくない被害者たち。よくある話なのですが、ここに一つの答えが出ているように思います。 小学生の頃、私はいじめを受けていました。耐えかねて親や教師に相談したら解決のために動いてくれました。相手は泣いて謝ってきたのですが、こっちとしては分かってくれればそれで充分なので「わかった、もういいよ」と答えました。すると相手側の友人たちが「もういいって何よ、こんなに泣いて謝っているじゃない!」と言ってきた。だったら、俺はどうしたら良いんだよ。そんなの新たないじめで暴力だ。うんざりしたのを覚えています。 加害者側は自分の気を済ませたくて謝りたがる。でもね、気を済ませるなんてどういう神経しているんだ。一生苦しめ。それが謝罪なんだ。 | ||||
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複雑な心を あったかい部分も 冷たい部分も描いてる そのなかで前を向く強さと 決意を感じさせてくれる本でした ありがとうございました | ||||
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