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(短編集)

ぎょらん



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【この小説が収録されている参考書籍】
ぎょらん

ぎょらんの評価: 4.47/5点 レビュー 30件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 21~30 2/2ページ
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No.10:
(3pt)

もう少し、、、なんだけど

前半戦はテンポよく読め、これはと大いに期待しました。しかし、半ば過ぎると読む気がなくなってきました。他のレビューを拝見すると感動して泣いたとか書いてありましたが、私には一切そういうことはなく
感動が最後まで続きませんでした。読後感もなく、なんだこんなものという感想しか持てませんでした。残念です。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.9:
(5pt)

後悔や悲しみを乗り越えて生きていく

いっぺんいっぺんが別の話で繋がっていて、少しづつ読むことができた。大切な人を亡くした哀しみと生きていく意志、残された者たちの物語です。
電車の中で、思わず涙しながら読んだり。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.8:
(5pt)

コメダ珈琲で2回も泣いてしまった。。不覚。。

親が子供をどんな風に愛すのか、そして苦しくて切ないけど愛さないのかの話も丁寧過ぎて辛いくらいに迫ってくる。本当に思うけど、人の嫌な部分の描き方が上手過ぎる。だからこそ人の愛とか強さとかを嘘っぽくなく受け入れられる気がする。自分にも大切な人にも、救い救われて笑顔で生きよう、そうなれるよ。と心から言えるようにたりたいな。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.7:
(5pt)

痛みの先に

読み始めてすぐに朱鷺くんに気持ちを掴まれ一気に読み進めました。連作短編の構成も素晴らしく、著者の作品中一番とも思える傑作でした。短編それぞれの魅力に加え登場人物の意外な繋がり、疑問の回収等が細やかに仕立てられていて見事です。タイトルや表紙の装丁から受ける不気味な印象から手に取ることを少々躊躇いましたが、開いた先には、痛みの先に見える静かで温かい物語がありました。
出会えて良かったです!
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.6:
(5pt)

素晴らしい連作短編集

食べると死んだ人の思いがわかるぎょらんの設定は秀逸であるが、素晴らしいのは毎回ぎょらんを食べることでどんでん返しのある話が続くと思いきや、あくまで小道具扱いで話の中心はそれぞれの登場人物の話になっているところである。またそれぞれの登場人物が様々な形でつながっていながら、そこに主人公の朱鷺の成長という芯があり連絡短編としてうまくまとまっている。各登場人物の話が町田その子らしくとても丁寧にまた無駄なく描かれており、そこにそれぞれの「死」に対する話に引き込まれてゆく。町田その子の本は全て読んだが本作が一番好きな作品である。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.5:
(5pt)

何度も読み返したくなる本です

感動して、何度も涙しました。一人一人の人間模様が細かく描写されていて、物語に引き込まれました。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.4:
(5pt)

何から何まで完璧!

連作短編集です。各話の繋がりといい、内容といい、私にとっては完璧でした。本当に面白い。何故もっと話題にならないのでしょうか。

 ダイイングメッセージが含まれるという不思議な赤い珠。それが全作に登場します。多少オカルト的ではありますが、それが本質ではありません。

 一人の青年の成長譚としても読めますが、それ以外の要素も一杯。よくもまあ、こんな話を思いつくなあと感心します。この著者からはしばらく目が離せません。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.3:
(5pt)

死者の最期の願いが見えるのは、幸か、不幸か

人が死ぬ瞬間に遺す、いくらのような赤い珠「ぎょらん」。それを口にした者は、死者の最期の願いが見えるという……。

ありそうでなかった面白い設定だ。ところが、本作はこの設定に頼りきってしまうのではなく、ぎょらんに振り回される人や、その周囲にいる人たちをきちんと描きながら、人間の悲しみや辛さといったものを表現していた。面白設定の「ぎょらん」は、あくまでも小道具にすぎないのだ。

さて、死者の最後の願いが見えるという「ぎょらん」。読んでいる最中には、「二人の祖父の願いを見てみたかった」とか「でもガッカリしたらどうしよう」とか、願いを「見る側」としてあれこれ考えた。

ところが、ふと「遺す側」になった自分を想像して、これはなんとも怖い話だと思った。自分が最後にどんなことを願うのか、元気な今ならあれやこれやとキレイゴトを言えるけれど、いざ今わの際になったときには、はたして……。もしかすると自分が遺した願いが、家族の誰かを悲しませるかもしれない、苦しめるかもしれない、場合によっては自死さえ選ばせるかもしれない……。そのことに気づくと、「ぎょらん」の怖さが急に身近になった。

連絡短編集で、とても素敵な作品だった。町田そのこは初めて読む作家だが、本作で一気にファンになってしまった。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.2:
(4pt)

後悔とともに生きる

後悔とともに生きていく人達が再生していく話かなと途中まで思っていたのですが、良い意味で裏切られました。(もちろん、そういう面もあるのですが)
伏線もきれいに回収されていて、そこは読んでいてとても気持ちが良かったです。
私はあまり人に本を勧めるのは苦手なのですが、この作品はもっと読んでもらいたいと思ってレビューに手を出してしまいました。(笑)
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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No.1:
(5pt)

死ぬ瞬間に一番伝えたいこと

良い意味で、イラストやタイトルから受ける印象とはまったく異なる本だった。

人が死ぬときにあらわれる、強い思いのこもった赤い玉(通称ぎょらん)をめぐる連作短編集。というとホラーのように思えるが、実際は地方にある葬儀社を舞台にした連作短編集である。

連作に通じて登場する、朱鷺(とき)という男性がとても魅力的だった。朱鷺はぎょらんに魅せられて、ほぼ引きこもり状態でぎょらんについて調べまくっている。頭脳明晰だが社会に適合できない、不器用な彼の人生のなかで、何度かぎょらんらしきものに近づくタイミングで起きた出来事が丁寧に綴られている。友人の死であったり、家族の死であったり、葬儀社で働く人々が遭遇した死であったり、描かれる内容はそのときどきで違うのだが、いずれも短編も生と死について思いを馳せずにはいられない。

読んでよかった、と心から思える小説だった。
ぎょらんAmazon書評・レビュー:ぎょらんより
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