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いけない2
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いけない2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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久しぶりに活字に集中しました。時々、鳥肌が立つところが何ともたまりません。 | ||||
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最後の画像を見れば謎が分かる短編集第二弾です。 今回は前作よりやや謎の難易度が上がった気がします。 前作は「ん?」のやや後に「ああそうか」となったのに対し、 今作は「ん?」からの時間が若干長いというか。 最後の画像とそこから想起される個所を読み返す内にようやく真相に気づくといった感じです。 基本ミステリ読んでて自力で真相に至ることなど無いので、ヒント込みとはいえ自分でそこに行きつくのは他の作品では中々味わえないカタルシスですよね。 ただ今作は前作より暗くて嫌な話だったなというのが正直な感想です。 少年少女の純粋で前向きな行動が数々の悪魔的偶然により悲劇を産むという、道尾作品らしい暗い感じが如何なく発揮された物語でした。 嫌な話度を5段階でいえば、前作は2で今回は3か4って感じです。 前作が好きな人にはお勧めです。 | ||||
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自分の読解力というか推理力というか、そういう類のものを試せるようなシステムの本。 「アッ!ナルホド!分かってスッキリ〜気持ちいいー!!」を味わう為に、胸糞な内容を読まなければならないのが辛かった(子供がいるので) | ||||
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写真なしでも成立する面白さと文章の緻密さ、完成度が凄いです。それに加えて、各章に載っている写真を見ると、、、、。写真があるのとないのとでは、印象は間違いなく変わるでしょう。 | ||||
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この作家さんの作品をいくつか読んでいますが、少年の心の機微の描写が優れています。そして、物語にはすべてが描かれていないけれど、結末を想像させるような描写があって、イラストのような写真のようなものが添えられていて。 同じ地域での話が最終的に一つに纏まっていく、ということで、第1話目の話の時系列が分かりにくかったけれど、最後にはすっきりして良かったです。 もう一度読み直したら、細部にもっと何か伏線が隠れているのが分かるのかも。 | ||||
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各章の最後に写真が載っているので、それをよく見てください。物語の違和感を感じるはず。 そして、その違和感に気が付いた時、ゾワッとすること間違いなし。 ただし、前作のほうがゾッと感がすごいです。 | ||||
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前作より、各章の画像から解く謎の難易度前作よりは高くなっていると感じた。面白いので一気読みしてしまうのだが、各章、丁寧に読み込むのが謎を解くポイント。 前作より重めの内容になっている。 | ||||
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本文を読んだ後に最後に添えられる写真を見て真相が分かるとゾワゾワする感覚を味わえるミステリ。4作品が収録されており、それぞれ関連がある。もっともゾワゾワしたのが最初の「明神の滝に祈ってはいけない」だ。この作品だけ最初と最後に写真が登場する。特に最後の写真に感じる違和感は比較的分かりのだが、最初の写真との関連に気づけず、ネタバレサイトで確認して時系列を追って腹落ちした。他の作品も注意して読んで最後の写真に臨むのだが、まあ騙される。真相が分かったあとで読み返すと、こんなところに仕掛けがあったことに気づき、2度楽しめる。 | ||||
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面白く読めたが評判ほどの驚きの展開とも思えなかった | ||||
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救われない話をよみたいならこれですね。1作目よりより重苦しい話となっている気がします。 | ||||
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前作「いけない」のシステム(各章の最後に写真が載っており、その章で物語られた内容や読者の予想を覆すようなどんでん返しがその写真によってもたらされる仕組み)はとても新鮮で、読みながら「あれはどういうことだ?」とか「この記載はこういう風にも捉えられるな」というような推理が膨らむ、道尾さんの持ち味であるレトリックが遺憾なく発揮されている作品のひとつです。 ただし、私自身は「向日葵の咲かない夏」から道尾さんのファンとなり、10作品近くをこれまで拝読してきていますので、気にも留めない部分があったのですが、これから道尾さんの作品に触れる方へ、僭越ながらいくつか留意点を下記したいと思います。 (一方で、この留意点は決してネガティブにとらえる必要はなく、いずれも道尾さんの作品を楽しむスパイスであることも申し添えます。他のレビューにあるような記載を読まれて、この本を手にすることをためらわれることは、どうかなさらないでいただきたい。そんなことをしては”いけない”と強くお伝えします。 <留意点> ①道尾さんの作品では、精神的・肉体的暴力、人生における懊悩、逡巡等に関する描写がままあるため、ともすると陰鬱な印象を受ける方がいらっしゃるかもしれません。(必要以上に残酷な描写はありませんのでそれはご安心を。) ②本でしか表現できない各種レトリックを用いて、読者の予想を覆すような物語が展開されますが、人によっては「そんなの書いた/書かなかったもん勝ちじゃないか」と言いたくなるような展開もあるかもしれません。(一方でこれは本でしかできない表現ですし、昨今の映像メディアでは味わえない感情・驚きだとも思います) ③一つの物語として、1回通して読んで、主人公へ感情移入したり何か教訓・学びを得る、ドラマとして楽しむという読み方も勿論できますが、各章と最後の写真まで見た後、振返って推理したり考察したりする楽しみ方の方がより味わい尽くせるかもしれません。 この点において、私が本レビューの表題に記載した、「アトラクションの行列に並ぶような」という言葉は、「この先何が待っているだろう」といった受動的な心持でありながら、「どんな謎が隠されているのか推理・挑戦してやろう」という積極的な姿勢も同時に持ちながら読み進めることを推奨したい、という私の気持ちの表れです。 | ||||
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三篇の短編集というか終章ですべて繋がる連作集ですかね 道尾さん独特の暗い作風の品ばかりです一気に終章までいかないと気が滅入ってしまうので気を付けましょう 前作でも思ったのですが写真いりますかねこれ普通に小説として面白いのに変に期待してしまってマイナス評価になってしまう気がします オチが分かり辛かった人への救済措置くらいの意味合いしかないような | ||||
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前作【いけない】の衝撃が凄まじく、これは凄い小説を読んだな…と思っていたところへ、まさかの続編が登場。 仕組みとしては前作同様に、【章の最後に用意された1枚の画像を見る事で、どんでん返しにも近い体験がもたらされる】というもの。つまり作者側は事前に、全ての章にどんでん返しがあることを最初から明言している。読者はそれを理解した上で、人によっては素直に愚直に、人によっては単語と文章全てを疑いながらページを読み進める訳だが、ほぼ全ての読者がきちんと衝撃を受ける構造になっているのは、見事としか言いようがない。いずれかの章の最後の一枚が何となく予想出来る場合もあるだろうけれど、全ての章の完全な予想や、【終章で待っている各章同士の繋がり】に至っては、99%以上の読者は予想不可能だろうと断言できるほど。 前作【いけない】とはちょっとした繋がりがあるものの、設定に大きく絡むものではないため、どちらから読み始めても問題が無いのも嬉しい点。小説や絵画には特許が適用されなかったと思うのだが、この【いけないシリーズ】のシステムは、是非道尾氏の発明(勿論何らかの元ネタはあるかも知れないが)として今後も続けて欲しいと思う。 小説ならではの良さが、これでもかと詰まったシリーズ。この衝撃を見逃しては、いけない。 | ||||
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1-3話は短編としても楽しめるかと思います。 前作の「いけない」は完全なる短編集でストーリーがそれぞれ独立していましたが、今回は同じ街で暮らす人々が幾つかの事件を通じて繋がっている流れになっています。 全て読み終えてもう一度写真や話を見返すと「なるほど実はこうだったのか」と気付かされます。 私としては個々の短編として楽しめ、最後に載せられた写真に莫大な衝撃を受けた前作の方が推せるかなーと。 | ||||
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