超怖い物件
評判
超怖い物件の評価:
3.64/5点 レビュー 28件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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超怖い物件の評価:
3.64/5点 レビュー 28件。 D ランク
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良いものはとにかく良いが、そうでないものは肩透かしな印象。
執筆された時期ゆえか、元農水事務次官長男殺害事件にインスパイアされたものが複数あり、
内容もありきたりなものだったのがとても残念。
それ以外の作品もよくある不動産怪談の域を出ておらず、また、ひきこもりや精神疾患を思わせるものが扱われる内容も、正直言って食傷気味というか、個々の特性を尊重する現代においては実際の患者さんに対するデリカシーに欠けていると思うものもあった。
一方で、トリを飾る平山夢明氏の「ろろるいの家」は見事!
読了後の気味の悪さは随一だし、自分にもふと聞こえてきそうな男の声は、自宅の暗がりにすらぞっとしてしまったほどだ。
正直言って、この一編を読めただけでも買った甲斐があったと思えた。
また、怪談取材を日記風に描いた糸柳寿昭「やなぎっ記」も個人的には好印象で、やたら餃子を作りたがり、飯にがっつく上間氏に笑いつつ、メールで明かされる事実に思わず「うええ……」と唸ってしまった。
その他、幼いころ住んでいた土地をめぐりつつ、周囲にあった事故物件を取り留めもなく語る福澤徹三「旧居の記憶」の寂寥感や、郷内心瞳の「トガハラミ」にとり憑かれた姉との会話シーンに漂う幽玄さに魅力を感じた。
良いものばかりそろった1冊ではないが、物件に関する怪談が好きな方は手に取って損はないと思う。