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オリンピックを殺す日
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オリンピックを殺す日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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堂場さんの作品は大好きですが、これは序盤から中盤にかけてのワクワク感があっただけに、後半の尻つぼみ感が残念でした。堂場作品ではおなじみの山城悟が出てきたのは熱かった。 | ||||
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アスリートのための国際大会THE GAMEを仮想。 夏季オリンピックと同時期に世界最大の超秘密主義IT企業が開催する本大会。 「開催地アテネ固定」「選手は個人」「全参加費選手負担」「スポンサーなし」「TV中継なし」「メディア対応なし」「無観客」そして中継は「VR&ストリームONLY」。 きわめて現代的で興味深い設定。実に斬新。既存秩序に対する破壊的な挑戦。と、ここまでは今までの堂場作品にない新鮮な展開を予感するのだが。。。。 お話の内容は、詳細等一切発表されないまま開催へ向かう中、「東日スポーツ」の元オリンピック担当記者が困難な取材に立ち向かっていく。というモノ。実際にページをめくっていくと堂場慣れした読者にとっては何十回と読まされている「人さがし」「ネタさがし」のお話。ちいさな物語の変節点を、ながながとした<街角描写><交通情報><外食話><社内事情><競技蘊蓄>に<日々雑感>を加え繋いでいくだけ。今どきのお話のつながりチェンジはスマホをひとつ震動させるだけで自在だから小説家もラクな商売。 殺人犯探しも、取材対象者さがしも、非公開情報さがしも、史実さがしも、堂場瞬一氏の小説は、結局、すべて同じのゆるゆる感に覆われる。「衝撃のサスペンス!!」と出版社に煽られても読者にとっては「ケッ!」って感じ。 この基本プロット。誰の考案なのか解らないが、これだけのデストラクティブなイノベーションなら書き手は堂場瞬一氏ではなく島田雅彦氏が適任だろう。彼なら、メディア不要のオリンピックに加え、メディア不要の独裁政権樹立にまでディストピアしちゃうだろうけど。 | ||||
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いや、楽しくというより興味深く読んだ…かな? 「オリンピックとはかくあるべきだ」の記者目線であぶり出す方式だから仕方ないが、この主役の主観にはところどころ結構ムカついたけど 基本的に氏のスポーツものはかなり好きだが、ハードボイルド系は好まない。今回主役のキャラはどっちかというと後者の感じ トップクラスに達したスターであればこそ発生する苛立ちと葛藤なんだろうなー 山城が浦に言われて自ら記者に電話をかけるとは。「大人になったねえ」と隣のおばちゃん感覚ににやけてみた | ||||
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