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ハヤブサ消防団
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ハヤブサ消防団の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 81~96 5/5ページ
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池井戸作品は決して期待を裏切りません。たまたま身内に岐阜県のとある町出身のものがいる関係もあるのですが、池井戸さんの出身地でのある日本の中部地方の山間部(多分岐阜県)の町の雰囲気がとてもよく伝わってくる作品です。またあの場所へ行ってきたくなりました。ちなみに私は現在海外在住。コロナの関係で3年間日本へ戻れていません。 | ||||
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売れないミステリー作家が父が遺した田舎の家に移住し、地元民たちに誘われて消防団に入り、居酒屋でやたらと飲み会を開いたり、田舎暮らしをするうちに変な事件に巻き込まれ…。 田舎暮らし、消防団、殺人放火事件の三つのどこが主軸なのか分かりにくいが、多分シリーズ化を狙ってそういう感じにしているのかと。 割と人間関係のあやをサラッと描く作家なので、田舎独特の人間地獄は無く、善人ばかりの話ですが、なかなか悪くないです。 | ||||
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特になし | ||||
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作家の方の筆力、ヤバすぎる。本当に本当に心から尊敬します。言葉の描写が凄くて凄くて、頭がスッキリする。頭の中で言葉から絵が再現される。その絵は一点の曇りも無くて、現実世界に極めて近い。透明感もある。私もこんな溢れる言葉を紡げる人になりたい。久しぶりに良い本でした。 | ||||
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この作品が描かれた2021年から2022年にかけて、全国で「集まれ」が廃止されたので、一部の読者の方はノスタルジーを感じることになると思います。TBS日曜劇場でのドラマ化希望です。 | ||||
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久々の池井戸潤の小説にワクワクして読み切った 著者初めての田園ミステリーという触れ込みだったが、現代人の日本の原風景へのあこがれにうまくマッチさせた小説だと思う この作者のいつものパターンだが、読者が思いもつかない最後の結末には本当に毎回驚かされる 読者の期待を裏切らない1冊である | ||||
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消防団員である主人公の、消火後の火災現場での言葉が刺さりました。 全国の消防団員のみなさん、この言葉に出会うだけでも本書を読む価値があると思います。 消防団員とそのご家族、消防関係者の方々へ特にお薦めします。 | ||||
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面白かった。一気読みでした。じっくりちびちび読みたかったのに。 前作「シベリアの~」は自分には案外でしたが、今作にて、池井戸潤氏はそうそう悪いようにはしないという信頼性を再認識しました。 ジャンルを問わず次回作も即買い即読みします。 ひとつ意見が。 登場人物紹介に、あの団体名を記載する必要はあったのだろうか。 本を開いてまもなくの表紙折り返しに、物語の展開を示唆させる記述は控えて欲しかった。 | ||||
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最後の方が特にいい。 | ||||
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一人ひとりの登場人物がとてもいい味を出していて、 事件が起こっているにもかかわらず、人びとの交流やその土地の空気感に ずっとあたたかいものを感じていた。 ページをめくる手が止まらないというより ずっとこの世界に留まっていたいなと思わせてくれる。 主人公がミステリー作家のわりに生真面目(失礼)なのもおもしろい。 | ||||
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銀行ものではない作品もいいですよね池井戸さん。 推理小説ものもいくつか執筆されていますが、今回も素晴らしい作品でした。 続編、期待せずにいられません! | ||||
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池井戸作品は全て読んでいます。 帯に「密かに進行していた事件の〜」とあったので、政治か権力、財産あたりの争いの話かと思っていたら全然違い、前半は展開も遅く(それが後半への伏線が隠れている)中盤で、そっちに振る?と一瞬ガッカリしつつも二転三転する意外な展開に、結局一気読みです。どちらかと言うと、絶版になっている「MIST」に近い雰囲気のミステリーです。 半沢系ではありませんよ! 最後は切ない話です。 おすすめです。 | ||||
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著者はテレビドラマ半澤直樹の大ヒットで会社員時代の経験を生かしたビジネス小説作家のイメージを持っている読者の方々が多いと思います。 実はミステリー『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞受賞を受賞したミステリー作家でもありますし、直木賞作家でもあります。 そういった意味で、著者の出身地を思わせる田舎町を舞台にしたミステリー作家を主人公としたミステリーということで読む前からワクワクさせられました。 主人公の魅力に引き寄せられていく感覚は他の池井戸作品同様に楽しめました。読んで良かったです。 ミステリーということでネタバレしないように本書を楽しむポイントについて私なりの感覚で記したいと思います。本書を読もうか迷っている方のお役に立てれば嬉しいです。 【主人公の魅力】 『太郎』と書かれている主人公『三馬太郎』 ミステリー作家として『横溝正史』の再来と言われデビュー作で賞も取っています。 その後、作家としては連載で何とか食べていけている程度でぱっとしないものの、作家ならではの『人を見る目』はさすがで引き込まれていきます。 田舎に移住し、得意ではなく似合わないはずの『消防団』に入り、そこでの奮闘ぶりや居酒屋で仲間と談笑する姿に誠実な人間味も魅力です。 私はこの小説での主人公である作家を最もよく表したフレーズは下記だと思います。 『一般的に作家は文章を書くのが仕事だと思われているが、それだけではない。作家にとって一番の仕事は人の本質を見極めることなのだ。小説は人を書くものであり、ゆえに人を書く作家は人と会ったとき、相手の心のあり様を読もうとする習性がある。意図するとしないとにかかわらず作家にはそういう技術が求められている。』 これこそが、この話の主人公『太郎』の魅力だと思います。 【舞台となっている田舎町の魅力】 中部地方U県S郡ヤオロズ町ハヤブサ地区 この地区が舞台です。著者の出陳地が岐阜県ですので、著者の出身地がモデルなのであろうと想像できます。 作家である主人公がこの田舎町に移住するのであるが、通信インフラが整った時代、通勤がないのであればこんなところで暮らしたいと思う魅力的な場所です。 奇麗な景色を見ながら過ごせる二階からも感じる豊かな自然、こんなところで毎日ビールを飲める。 奇麗な川の釣り場、ゴルフ場も徒歩圏内、散策も楽しそう。 一軒しかないが、魅力的な居酒屋もある。その居酒屋でも魅力的な郷土料理『ケイチャン』『アブラゲ』『ヘボ料理』文章を読んだだけでも食べてみたくなります。 本書からは良い部分しか読み取れませんでした。 【ミステリー小説としての魅力】 作家太郎の登場人物の心の読みをみるのも楽しいですが、作家と太朗と読者で読み合いが楽しいです。登場人物の誰が信用出来て、誰が嘘をついているのか、その推理が楽しいです。登場人物が意外に多く、人の名前を覚えるのが苦手な方はメモを取りながら読んだ方が良いかもしれません。 【タイムリーな新興宗教】 2022年9月5日発売の本ですが、くしくもホットな話題です。 偶然であったとしてもさすが池井戸潤と思えるテーマ選択です。 | ||||
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牧歌的風景、消防団のコミカルなやりとり、連続放火事件と殺人、などいろんな要素が詰め込まれる前半と、どんでん返しが繰り返されて、一体誰を信じたら良いのか混乱してくる後半ですが、物語のクライマックスと最後の結末は見事でした。池井戸作品は読後がいつも爽やかで大好きですが、今回は少し切なくなるラストでした。 | ||||
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さすが池井戸潤。ミステリーを書かせても人物設定や舞台設定は上手だし、伏線の敷き方も、二転三転させながらの回収の仕方も一流。徐々に見えてくる全体像もなかなか壮大です。 が、一番さすがと思うのは、この時期に宗教をとりあげていることかな。2021年6月の連載開始なので、巷を騒がしている事件を予想しようもなかったと思いますが、偶然に時期が合うことに、流行作家たる所以を感じます。 | ||||
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舞台であるハヤブサ地区のモデルの一つは池井戸潤さんの出身地のようですが、日本の農村部(中山間地域、過疎地)の自然や人間関係、慣習などが丁寧に描かれていて興味深かったです。 そして、主人公が連続放火事件の謎に迫っていく展開に目が離せなくなり、最後の最後まで夢中になりました。 主人公の三馬太郎は半沢直樹のように魅力的な人物だと思います。 冒頭に主な登場人物の一覧がありますが、ハヤブサ地区のマップがあったらもっと良かったです。 | ||||
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