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四畳半タイムマシンブルース
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四畳半タイムマシンブルースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 61~80 4/5ページ
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森見登美彦お得意の、京都を舞台にしたおばかな学生の物語。ただし、今回はタイムマシンというSFの王道ともいうべき道具が登場する。それでも、舞台は京都の学生向けボロアパートだし、タイムマシンでそれほど遠くにタイムスリップできるわけでもない。 これほどすごいマシンを手にしながら、結局はろくでもない使い方しかできないという、おばか学生にありがちなストーリー。しょせん、学生の夢とかロマンなんてこんなものなのだろう。おばか学生の典型だった私には安心して読めるSF(なのかなあ)である。 | ||||
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ぼくは「四畳半神話大系」も「サマータイムマシン・ブルース」も大好きで、繰り返し読んでいて筋書きも頭に入ってます。 それでも面白い。 「四畳半神話大系」の登場人物が、「サマータイムマシン・ブルース」の物語をなぞるという内容です。ざっくりと、登場人物の属性は「四畳半神話大系」、作中で起こるイベントの構成や会話が「サマータイムマシン・ブルース」です。SF研やカメラクラブは出てこず、下鴨幽水荘がクラブハウスの代役を果たします。ただし、本作の下鴨幽水荘にはエアコンを備えた部屋が存在します。エアコンがないと「サマータイムマシン・ブルース」が始まらないので。 「四畳半神話大系」の誰が、「サマータイムマシン・ブルース」の誰を演じるのかは、読んでのお楽しみです。個人的には「サマータイムマシン・ブルース」で最も不幸な役回りだった曽我くんの「配役」が、なかなか意外でした(読んでみれば納得)。 物語の構成や台詞回しは、驚くほど精密に「サマータイムマシン・ブルース」を再現しています。なのにきちんと「四畳半神話大系」の登場人物たちでもあるのは、作家の膂力なのでしょう。感服です。 ここまで2つの原典のテイストを残して「新しいことをやらない」決断には、勇気が必要だったのでは、と想像します。 両方またはどちらかを初見という方は、まったく異なる感想を抱くのではないかと思いますが、そもそも両方大好きだったぼくにとっては、ご褒美のような愉快な一冊でした。 | ||||
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「四畳半神話大系」は何度も読んだことがあり、アニメのDVDも繰り返し観ています。本もアニメもいいですね。「サマータイムマシン・ブルース」は「スウィングガールズ」の翌年の公開。「スウィングガールズ」で知った上野樹里ちゃんが出ているということで、映画館で観ました。ラストが好き。DVDも持っていて、毎年夏の終わりごろに観ています。四畳半神話大系、サマータイムマシン・ブルース、両方好きなので迷わずこの本を購入したのですが・・・面白い。ところどころ違う設定になっているけど、さすが森見先生って感じで全然違和感が無いです。「四畳半タイムマシンブルース」、上田誠氏の脚本でアニメ化してほしいですね。個人的には、樋口師匠が好き。 | ||||
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星は、森見作品、四畳半〜を読んでいるからこそつけられる星の数。初めて森見作品を読んだり、四畳半〜を知らない人には、ちょっとお勧めできません。逆を言うと、森見作品が好きで、四畳半を小津を好きな人には、大変お勧めです。 | ||||
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ともかく四畳半神話体系ファンは絶対読むべきです。 | ||||
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森見登美彦さんの作品はアニメで見ていたくらいで、小説では今作が初めての読了になります。 一方「サマータイムマシン・ブルース」は本広克行監督の映画版で知って大ハマりして、原作となったヨーロッパ企画の演劇版も続編の「サマータイムマシン・ワンスモア」も見ています。 そんな自分からすると、読み終えるのにかなりの時間と気力が必要でした。 ストーリーの大筋は原作通りで違うのは登場人物と細部だけ、しかも「オアシス」やケチャ、河童様、田村くんのキャラは原作からそのまま流用で、この先どうなるのか?!…という期待感がもなく「読み始めたからには」という惰性で読んでいただけ。 河童様の真相のネタばらしに関しては、文章で読んでると伏線が丸わかりで面白みがないし… 四畳半のファンでサマータイムマシン・ブルースを見たことがなければ楽しめると思いますが、本書を未読でサマータイムマシン・ブルースも見たことのない状態であれば、まっさらな状態で映画版を見ることをおすすめします。 | ||||
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読み終えて、夏の風がそっと吹き、一息吐きました。大好きな作家が、大好きな作品をリメイク。四畳半神話大系のあの雰囲気もしっかりあって楽しかった。大満足でした! | ||||
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赤玉先生と矢三郎が小津の仕掛けに乗ってブツブツ文句を垂れながら飛んでみたのだがどうにもコーラの空き缶の様にはよろしく行かない。点々となってしまった送り火では納涼船からの眺めも興醒め、否むしろ見えていたのは消えかけの残照? | ||||
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「四畳半神話大系」の原作小説とアニメ版、それと「サマータイムマシン・ブルース」を悪魔合体した、公式の同人誌的な本です。 私は「四畳半神話大系」の原作を読んだ後にアニメを観て、「サマータイムマシン・ブルース」の演劇は観ていないものの、最近アマプラで映画版を観ました。 見事に、それぞれのよいところがミックスされています。 多分、「四畳半タイムマシンブルース」と「四畳半神話大系」、「サマータイムマシン・ブルース」のどこから入っても楽しめてよいのではないでしょうか。 基本的に「サマータイムマシン・ブルース」のプロット通りですが、オチは個人的には「四畳半タイムマシンブルース」の方が好きです。 | ||||
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「四畳半神話体系」、「サマータイムマシンブルース」どちらも好きです。 話の構造は「サマータイムマシンブルース」と同じなので、先の展開は判りますが 不満はありません。映画「サマータイムマシンブルース」で唯一気になった点も ちゃんとフォローされていました。 ヒロインの魅力の差で 本作 > サマタイ(映画版) > サマタイ(舞台版) の順でしょうか。 アニメ化が待ち遠しいです。 | ||||
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めっちゃよかったです!四畳半神話体系を読んだ人は是非読んで下さい。なんか感動しました。 | ||||
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アニメ化もされた名作「四畳半神話大系」の登場人物達が織りなす、愛すべきポンコツな日常に起こる奇妙奇天烈な事件。ハラハラしたり、クスッとしたり、前作の世界観そのままに新たな冒険が待ち受けています。この本は四畳半神話大系を読んでから手に取られることをおすすめします。 | ||||
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森見登美彦さんの作品は全て読ませて頂いていますが、中でも四畳半シリーズ(?)はとても面白く、今回の作品もあっという間に読み終わってしまいました。 もう四畳半ばかりでいいのでは。。。 | ||||
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面白かった! | ||||
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どちらの作品も好きな私には、最高としか言いようがありません。 原作から数年内経ったいま、また四畳半のメンバーと出会えることができ夢のようです。 結論から言うと、明石さん最高です。 | ||||
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最高でした。 森見登美彦さんテイストで、大学生のくだらない、でも最高に素敵なやりとりが色鮮やかに描かれていて、 クソ暑い中、窓を開けてセミの声を聞きながら、一気に読んでしまいました。 京都に行きたい! | ||||
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良かったです | ||||
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1.傑作アニメ「四畳半神話体系」番外編。ファンは地の文章が声優の声で聞こえてくることを楽しめる。原作者自身の二次創作として面白いが、この楽しさはアニメあってのものである。まずアニメを見てからこちらを読むことを勧めたい。 2.下鴨泉川町、御蔭通り、鴨川デルタといった地名に親しみがあると、なおよい。 3.「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」を参照すると(参照しなくても)、本作もタイムループものの変種だとわかる。通底しているのは『このままずっと、仲間との時間を過ごしていたい』という思い(成熟を拒む感情)である。そういうふうに読むと、ラノベに苦みを感じることになる。 4.そうそう、これは「ドラえもん」のエピソード「あやうし!ライオン仮面」をノベライズしたものとして読むこともできます。 | ||||
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本作は四畳半神話体系の登場人物が 上田誠原作『サマータイムマシーン・ブルース』をやればどうなるか、という始まりのようだ。 上田誠氏と森見登美彦氏は、森見氏の作品でかなり関わりがある。 ・四畳半神話体系(シリーズ構成) ・夜は短し歩けよ乙女(脚本) ・ペンギンハイウェイ(脚本) プライヴェートな部分は見当もつかない。 本書を拝読する前は、 「森見登美彦の新作!!やっほぉ!! あっ 完全新作とは言えないのか…」 竜頭蛇尾であったそんな俺を諭したい。 最高の仕上がりと言えるだろう。 四畳半神話体系のファンは迷わず手に取るべきだ。 ニヤニヤしてしまう。 これは決定事項だ。 | ||||
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本書は上田誠脚本による演劇「サマータイムブルース」(その後映画化)を原案に、森見登美彦の代表作「四畳半神話大系」の愛すべき登場人物たちを配した、シン・サマータイムブルースともいうべき作品です。 したがって、ストーリー展開は「サマータイムブルース」と大枠同じですので、演劇や映画を観ていると先の展開がわかってしまうのですが、それはそれでも森見登美彦ならではの文体と小津、樋口師匠といった個性的なキャラクターと再び出会えただけでも幸せな気持ちになれます。 「四畳半神話大系」では、主人公「私」と小津が「映画サークルみそぎ」「ソフトボールサークルほんわか」「秘密機関猫福飯店」のいずれかのサークルに入部する、もしくは「樋口師匠の弟子になる」道を選択した場合のそれぞれの学生生活をパラレルワールド的に描いた作品でしたが、本作では「京福電鉄研究会」という妄想上の電車を研究するサークルで小津と出会ったことになっており、「四畳半神話大系」の観点からみると、第5のパラレルワールドといえるかもしれません。 「僕は全力を尽くしてあなたを駄目にしますからね。舐めてもらっちゃあ困ります」という悪友小津とともに非生産的な生活を送る私。 この無益で怠惰な日々に開き直ることなく、有意義な学生生活を主体的につかみ取りたい。 と思いつつも、二度と取り戻せない人生のサマータイムが日向におかれたかき氷のように溶けていくむなしい日々。 映画版との大きな違いは、映画では大学のSFサークル部屋が舞台となっていましたが、本書では京都の下鴨泉川町にある下鴨幽水荘という私が下宿する学生アパートの209号室であるという点(まさにここが「四畳半神話大系」の舞台)。 そして、私がひそかに心惹かれる後輩明石さんが「ふわふわ戦隊モチグマン」と称して大切にするスポンジのぬいぐるみ「もちぐま」が重要なポイントになる点でしょうか(この「もちぐま」の登場が懐かしくとてもうれしくなりました)。 映画を観てストーリーを知っている人でも本作は十分楽しめます。 また、本作を読んで映画をまだ観ていない人は、映画版もとても面白いですのでお勧めします。 | ||||
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