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汝、星のごとく
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汝、星のごとくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全232件 201~220 11/12ページ
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この本を読んで、自由であるために何かを選ぶことは、いろんな意味で成長することと同じなのだと感じました。 | ||||
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本当に久しぶりに身を捩られるほど号泣しながら読んだ小説でした。暁海、櫂という親に恵まれない共通の境遇を持った二人の高校生の出会いから始まる物語ですが、付き合った後に待ち受ける運命は、不運と不幸の連続で、こんな救われなさはあり得ないだろうと思わずつっこみを入れたくなります。しかし、底の抜けた社会で起こる悲劇や人々が抱く絶望感を考えたとき、おそらく著者は事実は小説よりも奇なりの世の中で、小説がどうあるべきなのかということを、真剣に考えた結果なのではないかと思いました。不幸にも二人が別離を選んでも、事あるごとに互いの存在を強く思い起こしてしまう、それは互いの存在が、暗闇の中で、弱々しくもずっと同じ場所で光り続ける星のような存在であるからということが、いくつかのエピソードを通して巧妙に表現されていて、その旨さに唸らされます。直木賞候補に上がりつつ、直木賞っぽくないという評判も聞かれますが、直木賞が、優れたエンタメ、大衆小説を讃えるという趣旨なのであれば、この作品は充分その名に相応しいのではないかと思います。 | ||||
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人の感情を難しく表現する事なく、そうなんだよねと自分の気持ちを振り返る事が出来る文章でした。 続けて読んでいきたい作家さんです。 | ||||
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映像化ありきの展開っていうのは、作家さんに対してちょっと失礼な気がしました。前例があるからと言って、ただそれだけで読者がそう決めつけたら、かわいそうです。 そのくらい、文章力や描き方に感動しました。ありきたりな青春小説にあるような雑な描写ではない、凪良さんならではの描き方なように思えました。素晴らしいと思います。ハッピーエンドで却って、自分は救われました。残虐な、悲しいエンディングの方が、近年ありきたりで、安っぽい作品になったかも。敢えて、エンディングを決めてないというか、ぼやかすのもありかなと思いました。男女それぞれ側からの描き方は、冷静と情熱のあいだ、などよく用いられますが、それらとは一線を画している、強い何かがまだそれは感じられなかったので、星を四つにしてます。 | ||||
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最近の恋愛小説の中では出色の出来。 | ||||
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これから自分がどう人生を選択し、どう生きるか。この小説が指針になる。大袈裟に聞こえるかもしれないが、私の人生の中で繰り返し読むことになるであろう一冊。大袈裟なんて誰かに決められるものでもないし、そういわれて気にするものでもないけれど。 | ||||
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瀬戸内海の小さな島を舞台とする、暁海と櫂の物語。暁海の父は隣の島に住む刺繡作家の女性と不倫し、家を空けがちになって、専業主婦の母は精神的に追い詰められる。櫂は、恋人を追って京都から島に移住しスナックを経営する母と二人暮らし。そんな二人が高校生のときに出逢い、恋をするが、2人がそれぞれに背負うものの重さに翻弄されていく。 暁海をめぐっては、精神を病んだ母の世話、職場での男女格差、プライバシーと無縁の閉鎖された村社会。櫂をめぐっては、漫画原作者として人気を得ていく過程でのネット社会による攻撃や、母親からの無心。母のために大学進学を諦めて月給13万円で働き始めた暁海にとって映画を観る余裕などないのに、都会で暮らす櫂はその事情を思いやれず、映画の話を振っても反応が鈍くなったことに「こんなにつまらない女だったのか」と落胆する。そんな些細なすれ違いの積み重ねが、二人の純粋な想いを曇らせてしまう。 しかし、いったん二人が別れてからの展開がこの物語の真骨頂だ。それは、人間が社会的存在であり人と関わることでしか生きられない以上、何を背負って何を手放すのかという選択の連続によって人生は形成されるという真実を教えてくれる。トータルの人生の中で何を最も大事なものとしてつかまえておけばよかったのか、誰もあらかじめ知ることはできない。だからこそ、二人が大切に思い合える一瞬の重なりは、文字通り星の瞬きのように儚く美しいのだと思う。 | ||||
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男女それぞれの視点、どちらも素晴らしく書けている小説だと思います。さすが凪良さんです。本屋大賞ノミネートされるかな。 | ||||
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凪良ゆう先生は特殊な事情や特殊な性質の人を書かせたら凄い。 どんな事情があっても、どんな性質の人にでも、その人やそれにあつらえたような幸せが訪れますように。 もどかしいし、悲しい気持ちにもなりますが、最後には暖かい気持ちになりました。 | ||||
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読むのが止まらなかったです。 | ||||
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美しくて、繊細で、切なくて、息ができなくて。 自分の心の奥底にある傷が久しぶりに疼くのを感じました。 傷つき傷つけ、回り道しながらも、こんなふうにストレートに人を愛したい、愛されたい、心からそう思います。 純粋だった二人の思い出の景色を眺めながら、愛される人に側に付き添われながら、死んでいきたい。 表現が素晴らしく心に響くものが多く、初めて小説なのにマーカーを引きながら読みました。 Kindleなのでマーカー部分だけを呼び出してその表現をじっくりと味わい、また涙しています。 | ||||
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これを名作と言えない人は幸せかもしれない。人生は繰り返す。子は親を見て育つ。 初めて東野圭吾の白夜行を読んだ後の読後感と似ている。 | ||||
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繊細な心理描写によって紡がれる物語です。登場人物と現実で接していないのにあたかもそこにいるかのように感じられて、そして、それぞれの行動に不思議と納得してしまう…。 自分でもびっくりするぐらい、夢中になった数日間でした。 | ||||
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なんとなく読み始めた本だけど、思ったよりとてもよかった。毒親ってなんなんだろうな | ||||
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とにかく素晴らしい‼️ | ||||
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親の都合によって足かせを負い、自由な選択をすることができずに育った暁海と、親の都合には負けずに自分の道を切り開こうとしたが、運が悪く最終的には命を含めた全てを失った櫂の話。 暁海と櫂のどちらが正しいとも言えず、さまざまな困難がたびたび2人を襲っていたが最終的には2人は2人でいることでしかその辛さを克服することはできない。 夕星、海、黄昏など色をイメージした描写が多い反面、LGBTやヤングケアラー、自殺、病気、酒、今の社会が抱えきれない問題が数々登場し、現代らしい(それに寄せた)作品であった。 プロローグとエピローグが同じ内容であるがゆえに、最後を読んだ時に「そういうことか!」と合点がいく仕組みになっていた。 愛と呪いと祈りは似ているという言葉がなんとなく気に入った。 | ||||
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よくこんなに上手に心の機微を言語化できるなぁ。それも、ちょっと回りくどく書き過ぎじゃないとは思わせないギリギリのところで寸止めしている感じ。 プロットのオリジナリティ感もいい。突拍子もない話ではないんだけれども既読感はまったくない。しいて言えば、舞台を「愛媛」にしているところが8月の母に似ているけど、出版が4ヵ月しかかわらないので、どっちがどっちを倣ったとかいうことじゃないんだろうな。 | ||||
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この物語に生きる人達はみな痛々しく愛おしい。そして、心に届くたくさんのことばがある。本の中にたくさんハイライトした。 自分という人生を生きることは、選択を繰り返すということ。それがいつも怖いのだ。 普通や当たり前という虚像に痛めつけられながらも、大人も子供も性別も関係なく、自分の選択を繰り返すほどに、強くなっていく。 | ||||
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本当に感動しました。心から、出逢えて良かった。そんな本です。 | ||||
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