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神剣 人斬り彦斎
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神剣 人斬り彦斎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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葉室麟氏の作品では人情に訴えるものが数あれどこの作品はどちらかと云えば主人公のドライな感じが又魅力的に描かれていると思う。河上彦斎・居合いの達人で幕末の人斬りと云われている人たちの中でも異彩を放っている一人、この作品では最強的に書かれていますが異論は出てこないと思う。幕末好きな方々や司馬遼太郎作品がお好きな方々には是非! | ||||
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この著者の作品は好きなものが多いので、この本を最初に読んだ方が勘違いしないようにコメントしたいと思います。 河上彦斎が強いということを際立たせようと色々な剣豪と決闘しますが、創作が過ぎるかと… また、幕府の老中が入京したら斬るつもりだった、新撰組に殺された師の敵討で新撰組ではなく佐久間象山を斬ることにした等々、ご都合主義がてんこもりです… 地元の人斬り四天王を贔屓目線で描いている気がして途中で興醒めして読みたくなくなりました… | ||||
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内容的に、あまり感じが良くありません。 (三分の一程で、読むのに飽きました。) | ||||
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予想以上にきれいで、包装も丁寧で素晴らしいです。 | ||||
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ここには春が あそこには夏が 別のところでは秋が ここには冬が あっとさ! | ||||
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河上彦斎については短編で読んだことしかなかったため、長編が読みたくなって、手にとった。 七卿落ちのあたりから少し面白くなったのだが、前半は今一つ。 彦斎が独特の型の抜刀術を身に付けるに至った経緯は、結局よくわからなかった。人を斬る前に神託を得るようになった流れもまた、よくわからなくて唐突感がある。 挙げ句に、何人もの有名な剣豪と立ち合い、翻弄してみせるなど、いくら小説とはいえ、さすがに遊びが過ぎる。忍者漫画かと言いたくなるようなあり得ない体さばきなど、興醒めする場面もあった。 葉室麟の作品はこれで三つめだが、一つは傑作、本書を含め二つは凡作だった。当たり外れの大きい作家なのかもしれない。 | ||||
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葉室 麟が優れた書き手である事は良く承知していたので、迷わず読んだ。 幕末の日本にも、ある程度の国際情勢が伝わり、尊王、攘夷、勤皇、佐幕、倒幕、開国…などの価値観が入り乱れ、 藩閥抗争もいまだ色濃く、幕府と雄藩の対立、混乱に輪をかける公家達、それらの結果、武士達の様々な思想対立や テロ、動乱、戦争、思想変遷までがあり、思想的立場は違っても、多くの男達それぞれの多様な愛国の形がサラリと 書かれる。しかしそれらの思想そのものに深入りすることは巧妙に避けられている。 それがテーマではなく、いわば背景だからだ。 逆に、その中でこそ彦斎のブレない言動がひときわ鮮明に浮かび上がり、激烈な行動が爆発する。 色恋の話も全くメインではない。河上彦斎は幕末の四大人斬りと言われたテロリストだった。 四大までは行かずとも、そんな人は少なくなかった時代でありながら、有名だった。 テロも色恋も含め、今の価値観であれこれを否定するのでは歴史小説は読めないし読む価値も無い。 彦斎の行動原理にも詳しい説明は無いが、神勅によって生きんとする筋金入りの尊王攘夷であり、 三島由紀夫の豊饒の海四部作のうち「奔馬」の主人公を彷彿とさせる大和魂の一典型である。 私は彦斎の端的に過ぎる言説や行動の鮮烈さにうたれて、一気読みするしかなかった。 この分野が嫌いな方もおられるとは思うが、これは一種のハードボイルド小説だ。 | ||||
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一つの時代が終わろうとした頃 幕末 その幕末という時が一人の志士を通して描かれた1冊。 幕末志士達の共演で幕末という激動が伝わります。 人斬り彦斎(げんさい) 幕末の志士や偉人としはあまり知名度が低い人物ですが、 尊王攘夷を貫きとおす侍として描かれています。 人斬り つまり暗殺ですが、殺人とは違い 世の為に危険人物の排除って事になりますが、 その人斬りが神に与えられた、彦斎の役割 ぶれず、役割を全うする、彦斎の信念に心が打たれるものがあります。 尊王攘夷 幕末を象徴するようなキーワードのような言葉ですが、 簡単にいうと天皇を頂点として鎖国を貫こうではないか! って考え方 それがまるで現代の流行語のようなに広がって まるで便利グッズのように使われていく 幕末って深いです。 自分が彦斎だったら、坂本龍馬は真っ先に斬ってますって感じです。 中盤あたりは大いに盛り上がりますが、 後半にちょっとグダグダしてきたのが、ちょっと残念感はありました。 あと あと葉室先生の作品の描く男女の恋的な部分が私は好きですが、 由依という女性との微妙な関係を期待していただけに 「なんだ 普通に食っちゃってるじゃん!」 にはちょっと残念でした。 でも 別視点から幕末を知るにはいい一冊だったと思います。 | ||||
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佐久間象山を斬った川上彦斎も、また時代に翻弄された一人だったことがよく分かる。葉室作品はいつ読んでも面白い。本作も一気読みした。 | ||||
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