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刀伊入寇



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【この小説が収録されている参考書籍】
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)

刀伊入寇の評価: 4.10/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

蒙古襲来以前にも日本を侵略し、近隣の武士の無報酬の協力で撃退できた。藤原隆家のリーダーシップが光る

第一部の叙述が長い。然し、忍び寄る外敵が朝廷の貴人に近づき、朝廷内の権力争いに汲々していた様がよくえがかれています。自分の息子と戦い苦悩する姿も良く書かれています。
惜しむらくは、第一部を簡略し、忍び寄る外敵の地勢・王朝の説明を加えたいもの
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
4408551678
No.4:
(3pt)

日本を襲撃する悪の軍団「刀伊」に立ち向かえ、正義のヒーロー藤原隆家!

平安時代の国防事案「刀伊入寇」の顛末を描いた歴史戦記小説……と思いきや、ところがどっこい、伝奇冒険活劇でした! 「伝記」ではございません、これはあくまで「伝奇」の方であります。
日本を襲撃する悪の軍団「刀伊」に立ち向かえ、正義のヒーロー藤原隆家! みたいなノリのお話。「刀伊」には忍者っぽいのや妖術師っぽいのもいまして、さすがに巨大ロボットや怪獣は自重したものの大鯨がいきなり出てきて軍船相手に大暴れなんてびっくり展開も。
主人公藤原隆家は、平安貴族らしからぬハイスペック完璧人間設定。異民族の指揮官クラスと戦っても難なく勝ってしまうんだから、あんたは本当に都育ちの公達なのですか。おかげで史実からは大きく逸脱できないストーリーラインでは何とも収まりが悪くて、きれいごとしかいわない、大して実績を挙げていないのに周囲の評価だけが高い、黒い部分を描かない、歴史上の有名人からの高い評価……ああ、これは本人の実績以上に偉人として持ち上げないといけない大河ドラマの主人公の扱い!(苦笑)
「刀伊入寇」に対処するのは終盤の3分の1程度。それまでは花山法皇や藤原道長を敵にまわした小競り合い続きの前半生ですが、花山法皇も道長もまことに小物臭くてステレオタイプな敵役の役まわり。見事に隆家の引き立て役扱い。
いざクライマックスの「刀伊入寇」も、煽るだけ煽っておいた割には苦戦らしい苦戦もないまま、あっけない感じで撃退。「刀伊」たちと隆家の因縁は必要だったのかしらん。
安倍晴明や斎宮済子、紫式部といった王朝を彩る登場人物たちも、思わせぶりに出てきてそのままといった扱いが多くて、この人たちはお話に必要だったの? と首を傾げる点が多々あり。全体に描写が薄くて宙ぶらりんなのですね。
いっそ物語を「刀伊入寇」に絞って、宮中政治をドロップアウトしたはみだし貴族が、平和ボケの御時世に突発的な有事に立ち向かうことになるお話でよろしかったのでは。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
4408551678
No.3:
(3pt)

貴族の時代のインベーダー

小説。
 主人公は藤原隆家。
 隆家は藤原道隆の四男で、伊周の弟であり、道長の甥にあたる。
 隆家は、貴族だが、戦いたい。
 祖父・藤原兼家にだまされるように出家させられた花山院は藤原一族、特に、華やかな道隆系に恨みがある。その道隆は43歳で病死。花山院のまわりには怪しい者たちが集まる。
 道隆の弟・道兼が念願の関白になるがあっさりと病死。次の関白候補は道長と伊周。隆家は貴族の権力争いに対しては冷ややか。伊周・隆家兄弟は地方左遷となる(やがて京に戻る)。花山院の周りにいた謎の美女・瑠璃が隆家に近づく。瑠璃は亡びし渤海国の末裔。唐に滅ぼされた高句麗の王族とこれに従う靺鞨族が建国したのが渤海国。渤海国は栄えたが、契丹(遼)に滅ぼされる。靺鞨族はやがて女真族とよばれるようになる。
 隆家と通じた瑠璃は身ごもり、故郷の地に帰る。
 瑠璃の子・烏雅(うや)がやがて女真族の長となる。
 烏雅(うや)は剛胆であり、異国の貴族の血を引くことからカリスマ性がある。
 烏雅(うや)は、日本を攻めて、父と戦いたい。
 伊周は37歳の若さで死去し、一条天皇も崩御。三条天皇が即位。三条天皇は道長とは合わない。
 宋は遼に対して宥和政策。女真族(刀伊)は、強大な遼を攻めるよりは、朝鮮半島から南下して日本を攻める方が領土を奪える可能性がある。
 狙いは太宰府。
 道長絶頂のとき、刀伊来襲。
 このことあるを予期して太宰府に赴任していた隆家がいまとなっては頼みの綱。隆家は41歳。このころには花山院もすでに亡い。都の権勢争いも、外敵来襲に比べれば取るに足らないもの。
 隆家は、海戦で烏雅とまみえ、これを撃退。
 大仕事を終えた隆家はやがて京に戻り、朝廷においても重んじられた、という。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
4408551678
No.2:
(3pt)

前半の登場人物がちょっと

藤原隆家も刀伊もあまり知らなかったので、先が読めない分楽しんで読めました。

前半部分に登場する清少納言や紫式部、安倍清明は、どことなく無理矢理登場させた印象を受けました。
幅広い読者層獲得を狙ったのか、平安時代独特の雰囲気を取り入れたかったのかよくわかりません。

彼らがいなくとも平安貴族の政争だけで十分読み応えがあった気がします。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
4408551678
No.1:
(3pt)

帯が・・・・・・

内容も登場人物もしっかり書き込まれていて史実と虚実がうまく調和している。
しかし帯がいただけない。
「戦う光源氏。」はあんまりだと思う。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
4408551678

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