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刀伊入寇



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【この小説が収録されている参考書籍】
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)

刀伊入寇の評価: 4.10/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1~20 1/2ページ
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No.29:
(4pt)

ちょっと盛りすぎの印象あり

ネタバレになってしまうので多くは語りませんが、物語を面白くするために盛杉という印象が残りました。作者も既に鬼籍ですので、今更なんですが、残念な気がしました。ということで星を一つ減らしましたが、面白いストーリーであることは間違いないです。娯楽小説として楽しむ分には満足できると思います。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
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No.28:
(4pt)

面白かった

大河ドラマ“光る君へ”
を補完する物語
長徳の変あたりから

正月の壱岐、対馬への旅行で知った
刀伊入寇の物語なので読みました
面白かったです
遺構を見るだけでは僅かな想像しか出来ませんが、
そこに血と肉を加えて頂いた感じです
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
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No.27:
(4pt)

藤原道長の絶頂期に起きた外敵の侵入

現在放映中の大河ドラマが藤原道長と紫式部を主人公にしているためか、その時代に興味が出て本書を手に取った。

刀伊入寇についてよく知らなかったので、侵攻があった時期が藤原道長の権力の絶頂期であったことにまず驚いた。ただ大河ドラマとは異なり、本書の道長はどう対処してよいかわからずうろたえるだけの頼りない権力者であるため、武士を率いて刀伊に立ち向かったのは道長の兄の藤原道隆の次男の藤原隆家である。

道隆と道長の両家は激しい権力争いを繰り広げており、藤原隆家自身は貴族らしからぬ武芸が大好きで権力争いには興味がない人物であるが、いやおうなくその争いに巻き込まれ、兄とともに京から追放されるなど不遇な境遇に陥る。そんな彼が日本を救う役目を担って太宰府に赴き、侵攻してきた刀伊を迎え撃つという設定が面白く、快男児藤原隆家の活躍を楽しく読むことができた。

現在進行中の大河ドラマにも藤原隆家が登場するようだが、どのようなキャラクターとして描かれるか注目したい。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
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No.26:
(5pt)

平安時代は暗黒の闇の世界だった。

日本人なら誰しもが考える平安時代は風雅、雅で色鮮やかな世界であるが、半分は暗黒の闇の世界です。
 中華の世界では、四つの異人の内、長安の都の東にいる「東の野蛮人」「東の夷敵」を意味する「東夷」を「刀伊」と表現している。
 日本は、元寇の役よりもずっと以前に外敵の侵略を受けたことは、あまり知られていない。
 雅の世界の落ちこぼれ、暴れん坊「藤原隆家」が侵略者の攻撃から日本を守った「男気」が讃えられる。
 やがて来る「武家社会」を予感させるものである。
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No.25:
(5pt)

元寇よりも危なかった

危機感を感じました。このような日本の危機についての資料がこれからも出てくるかも。特に、卑弥呼の時代から古墳時代等にかけて異民族の侵略がありそうな気がします。
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No.24:
(5pt)

歴史で学ぶ国防、政治のあり方

お勧めで読んでみた感想です。
国防、政治を改めて考えさせられる内容でした。今の日本にはいない人です。遠くから眺めて、誰かがなんとかしてくれる的な当時の公家ばかりの気がしました。では自分がと、思ってもなかなかできません。でも自分の生き方を考えさせられる一冊になりました。
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No.23:
(5pt)

刀伊とは

刀伊入寇の内容を知りたくて物語風なこちらをを購入しましたが、藤原隆家を中心にしたロマン的な感じで生々しています。大鏡や安倍晴明伝で書かれたことなどが挿入され面白く、亦、満州の過去の国名の女真族の女性が登場しましたが、日本と交流しながら絶交された人々がいたんですね。 元寇や刀伊の来襲は日本国を侵害した悲惨な事件ですが、日本男児の中に隆家のような勇気ある人がいて、侵攻を防げたのは幸運でした。更に、将来にも来るかも知れない、不安な歴史的事実です。
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No.22:
(4pt)

永井路子とは違う人物の描き方で、葉室麟の味が出ている。

葉室麟の作家としての味が出ている。本来繋がらない歴史的な事象を小説家の着想力によって結びつけた。フィクションならではの醍醐味。むろん、葉室麟の筆力があればこそ。ただ、深みと味わいにおいて、最高傑作とは言えない、と思う。興味を持たれた方はそれぞれ読んでみてご判断下さい。
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No.21:
(3pt)

蒙古襲来以前にも日本を侵略し、近隣の武士の無報酬の協力で撃退できた。藤原隆家のリーダーシップが光る

第一部の叙述が長い。然し、忍び寄る外敵が朝廷の貴人に近づき、朝廷内の権力争いに汲々していた様がよくえがかれています。自分の息子と戦い苦悩する姿も良く書かれています。
惜しむらくは、第一部を簡略し、忍び寄る外敵の地勢・王朝の説明を加えたいもの
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No.20:
(5pt)

隆家様爽快

とても面白かったです。平安貴族と言うとねっとりした人物像しか浮かばなかったのですが、隆家様爽快です。こんなに素敵なヒーローを捻り出して下さった作者に感謝します。
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No.19:
(5pt)

歴史を考える(思い出す)こと

歴史を考えることは現代とそして未来を考えることか?
 「国というものはな、おのれの先祖が生きてきた土地に建てるべきもので、他の民の領土を奪って建てても、それは国とは言えぬ。
 それだけにおのれの祖先の地にある国を奪われてはならぬ。」(抜粋)
「この国には敗者を美しく称える雅の心がある。だからこそこの国を守りたいと思う。
 この国が滅びれば、雅もまた滅びる。」(抜粋)
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No.18:
(3pt)

日本を襲撃する悪の軍団「刀伊」に立ち向かえ、正義のヒーロー藤原隆家!

平安時代の国防事案「刀伊入寇」の顛末を描いた歴史戦記小説……と思いきや、ところがどっこい、伝奇冒険活劇でした! 「伝記」ではございません、これはあくまで「伝奇」の方であります。
日本を襲撃する悪の軍団「刀伊」に立ち向かえ、正義のヒーロー藤原隆家! みたいなノリのお話。「刀伊」には忍者っぽいのや妖術師っぽいのもいまして、さすがに巨大ロボットや怪獣は自重したものの大鯨がいきなり出てきて軍船相手に大暴れなんてびっくり展開も。
主人公藤原隆家は、平安貴族らしからぬハイスペック完璧人間設定。異民族の指揮官クラスと戦っても難なく勝ってしまうんだから、あんたは本当に都育ちの公達なのですか。おかげで史実からは大きく逸脱できないストーリーラインでは何とも収まりが悪くて、きれいごとしかいわない、大して実績を挙げていないのに周囲の評価だけが高い、黒い部分を描かない、歴史上の有名人からの高い評価……ああ、これは本人の実績以上に偉人として持ち上げないといけない大河ドラマの主人公の扱い!(苦笑)
「刀伊入寇」に対処するのは終盤の3分の1程度。それまでは花山法皇や藤原道長を敵にまわした小競り合い続きの前半生ですが、花山法皇も道長もまことに小物臭くてステレオタイプな敵役の役まわり。見事に隆家の引き立て役扱い。
いざクライマックスの「刀伊入寇」も、煽るだけ煽っておいた割には苦戦らしい苦戦もないまま、あっけない感じで撃退。「刀伊」たちと隆家の因縁は必要だったのかしらん。
安倍晴明や斎宮済子、紫式部といった王朝を彩る登場人物たちも、思わせぶりに出てきてそのままといった扱いが多くて、この人たちはお話に必要だったの? と首を傾げる点が多々あり。全体に描写が薄くて宙ぶらりんなのですね。
いっそ物語を「刀伊入寇」に絞って、宮中政治をドロップアウトしたはみだし貴族が、平和ボケの御時世に突発的な有事に立ち向かうことになるお話でよろしかったのでは。
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No.17:
(3pt)

貴族の時代のインベーダー

小説。
 主人公は藤原隆家。
 隆家は藤原道隆の四男で、伊周の弟であり、道長の甥にあたる。
 隆家は、貴族だが、戦いたい。
 祖父・藤原兼家にだまされるように出家させられた花山院は藤原一族、特に、華やかな道隆系に恨みがある。その道隆は43歳で病死。花山院のまわりには怪しい者たちが集まる。
 道隆の弟・道兼が念願の関白になるがあっさりと病死。次の関白候補は道長と伊周。隆家は貴族の権力争いに対しては冷ややか。伊周・隆家兄弟は地方左遷となる(やがて京に戻る)。花山院の周りにいた謎の美女・瑠璃が隆家に近づく。瑠璃は亡びし渤海国の末裔。唐に滅ぼされた高句麗の王族とこれに従う靺鞨族が建国したのが渤海国。渤海国は栄えたが、契丹(遼)に滅ぼされる。靺鞨族はやがて女真族とよばれるようになる。
 隆家と通じた瑠璃は身ごもり、故郷の地に帰る。
 瑠璃の子・烏雅(うや)がやがて女真族の長となる。
 烏雅(うや)は剛胆であり、異国の貴族の血を引くことからカリスマ性がある。
 烏雅(うや)は、日本を攻めて、父と戦いたい。
 伊周は37歳の若さで死去し、一条天皇も崩御。三条天皇が即位。三条天皇は道長とは合わない。
 宋は遼に対して宥和政策。女真族(刀伊)は、強大な遼を攻めるよりは、朝鮮半島から南下して日本を攻める方が領土を奪える可能性がある。
 狙いは太宰府。
 道長絶頂のとき、刀伊来襲。
 このことあるを予期して太宰府に赴任していた隆家がいまとなっては頼みの綱。隆家は41歳。このころには花山院もすでに亡い。都の権勢争いも、外敵来襲に比べれば取るに足らないもの。
 隆家は、海戦で烏雅とまみえ、これを撃退。
 大仕事を終えた隆家はやがて京に戻り、朝廷においても重んじられた、という。
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No.16:
(5pt)

待っていた本です。

何十年もあこがれ続けていた隆家様にやっと会えました。
ドラマにならないものでしょうか。
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No.15:
(2pt)

期待が大きかっただけに

藤原隆家は爛熟した平安貴族文化の時代に気骨の貴族やったと言われとります。刀伊入冦は約250年後の元寇ほど有名な事件やないけど(私も最近まで知りませんでした)日本史を揺るがす大事件であったはずです。小説では隆家は刀伊が来ることをあらかじめ予測していたことにしとりますが、私は偶然だったと思うんですね。この危機に隆家という逸材が太宰府の権帥だったことに歴史の面白味を感じるのです。絶好の舞台に絶好の役者を配し、あの「蜩の記」の葉室麟がどんな小説にするのかととっても楽しみにしてたのに。清少納言や紫式部の枕や源氏の散りばめ方も取って付けたようやし、道長の描き方も浅いし、何より刀伊の人間たちに厚みがおへん。幻術妖術の世界に行ったらあかんと思うけどなぁ。
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No.14:
(4pt)

なかなか面白かったが

歴史小説としてはちょっと内容が軽い感じがして☆4つ。フィクションと思われる部分がちょっと迫力に欠ける。
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No.13:
(5pt)

これは面白いです。

元寇よりも遥か昔、今でいうウラジオストクあたりの民族、ツングース族が対馬や壱岐を襲い、北九州にも上陸しました。

その時に戦った、藤原氏の傍流と、北九州の武士団の奮闘の話です。

大河ドラマになっていいぐらいの話です。
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No.12:
(5pt)

エンターテイメント性

「刀伊入寇」と言う言葉自体、日本史の授業以来久々に聞きました。
その日本史の授業でも、表面的にサラッと通ってしまった様な気がします。
今回、こうして「小説」として読んでみて、なるほどそういうことかと思いましたし、当時の東アジアの各国の関係がようやく分かった様な気がします。
特に、日本のこの時代、道長の全盛期に至る状況が、非常に興味深く読むことが出来ました。
そこに至るまでの道長の情けなさは、全く今までのイメージとは異なるものでした。
又、清少納言と紫式部の絡みも面白い展開でした。
今まで読んだ作者の作風より一層エンターテイメント性を持った本作は、誰もが楽しめる面白い作品だと思います。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
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No.11:
(2pt)

ヒロイックファンタジーですね

ライトノベルに近いです。刀伊入寇をモチーフにしたヒロイックファンタジーといえます。
硬派な歴史小説のようなものを期待すると肩透かしを食らうでしょう。

同時代の著名な人物が次から次へとオールスターで出演する豪華さも虚構感を高めています。
主要登場人物の像が現実離れしすぎており、等身大の人間という感じが全くありません。
主人公の藤原隆家にしても刀伊側にしても、戦う動機が「強い敵と戦いたいから」というような感じなのもなんだか漫画的です。

民族存亡の危機をかけた大きな戦いの中で、等身大の人間がどのように考え、どのように動いたかという描写ではなく、強力なヒーロー同士の個人的な争いになってしまっているように感じました。戦闘の描写にしても、戦略や戦術を駆使した戦いではなく、個人の戦闘能力に頼った戦いが勝敗を分けているように思え却ってスケールが小さく感じました。
物語をドラマチックにするために創作を加えるのは判るのですが、ちょっとやりすぎです。
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No.10:
(4pt)

そこそこでした。

藤原隆家というちょっとマイナーな主人公を中心に男振りを描いている。
作者の作品が九州にかたまっているのは、作品の中身が濃くなっているのかもしれないが、
ほかのも見てみたいかな。。。
刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)より
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