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(短編集)
死亡告示: トラブル・イン・マインド2
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死亡告示: トラブル・イン・マインド2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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キャラが魅力的だった。この一編だけでも購入の価値あり。 中編で終わらせるのはもったいないし、少し急ぎ足で語り尽くせなかった感あり。 ぜひとも長編化して、じっくり展開してほしい。 | ||||
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衝撃的だったのは 「プロット」「カウンセラー」「兵器」「和解」「永遠」 一編一編の感想を書きたいところですが ネタバレになってしまうといけないので一言で表現します 「プロット」「カウンセラー」「兵器」「和解」 “あぁっ!” 「永遠」 “えぇっ!”(途中) “えぇっ?”(結末) 〈リンカーン・ライム〉は『フルスロットル』収録作品をお薦めします | ||||
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短編集『フルスロットル』に続く『トラブル・イン・マインド』二分冊の後編。前編が、リンカーン・ライムの他、キャサリン・ダンス、ジョン・ペラムなど懐かしの主人公たちが活躍するのに比して、こちらは独立作品がほとんど。標題の『死亡告示』のみがリンカーン・ライムものだが、本書中では最も短いショートショートに限りなく近い短編。でもライムのアームチェアが表紙を飾っている。不思議だが出版社の意図が感じられ、それもまた理解できる。 最初の一篇『プロット』は、スリラー作家の死を巡る短めの一篇だが、こちらと『死亡告示』は兄弟のような作品に見える。それと書く側の内なる深淵を覗き込んだら、えっ? となるようなひねりプロット。皮肉な真相には喜劇の一面も見える。 次の『カウンセラー』は、オカルト&サイコ風味の語り口で始まる、とても奇妙でスーパーナチュラルな作品。こうした変化球も言わば広義でのディーヴァー節と言えるだろう。聞いたこともないような、全く奇妙なストーリーなのである。 『兵器』はディーヴァーらしい大上段に構えた仕掛けとタイムリミット型サスペンスがブレンドした玩具のような作品である。それにしても結末がディーヴァーらしく後味が良い。 『和解』は、父と子がどのように和解できるのか、はたまた距離が置かれたままの人生で終わるのかを、描くヒューマンなドラマ? さあ、そんなストレートに終わらないのが、ディーヴァーのおもちゃ箱的仕掛け。騙される快感は、本当にどこにでも潜んでいるのだから。 『死亡告示』は、ディーヴァー死す、との死亡告知がタイトルになった実に小さく、かつ興味深い掌編。 さて最後の一作『永遠』だが、これが凄い。本書の半分を占める230ページとなれば短編と言えるだろうか? ぼくの感覚では、限りなく長編に近い中編小説である。そして、長編小説なみにキャラが立っているので、是非、いつかシリーズ化して頂きなくなるような魅力的かつ個性的主人公なのである。 その主人公とは数学の天才。何事も数学に置き換えて解き明かすその徹底ぶりが面白い。別に数学が苦手で嫌いなぼくのような読者でも楽しめたのだから、この主人公は是非再登場して頂きたい。その相棒刑事もなかなかいいやつでバディものとしても行けるし、犯罪者の側も、『カウンセラー』にも似たオカルト的サイコたちなので、この双方のツイストぶりが何とも傑作の匂い芬々といった空気なのである。 短編集の掉尾を飾るこのラスト作品『永遠』を読むためだけでも本書の一読をお勧めしたい。ディーヴァーは、どこまでもディーヴァーなのであった。 | ||||
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この作家の短編集は少ないのですが、どれもお気に入りの主人公が出てくるなど、箸休め的な作品群でした。 | ||||
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ディーバー最大の主役、リンカーン・ライムが死亡という大胆ストーリーほかの短編集おすすめです!! | ||||
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「プロット」のラストで「…大変申し訳ないけれど…」と思ってしまった。売れてる書き手さんのジレンマは時代が変わっても同様なんだろう 表題作は遊んでるなあ。という感じに微笑ましかった 中編の「永遠」をかなり面白く読んだ。個人的にはどんでんというよりドタバタ風味。軽快な感じで、こういうのも良いなあ そうだと思っていたけれど、ディーヴァー氏はかなりハリーポッターを評価し楽しまれたのであろうことを窺い知れるのは何となしに「かわいらしさ」を感じてしまう 楽しく読みました | ||||
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他のスリラーを立て続けに読んだこともあって、少し遅くなりました。 ディーヴァーの第三短編集、分冊のⅡ、「死亡告示 トラブル・イン・マインドⅡ "Trouble In Mind"」(ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋)を読み終えました。本作には、短編5作と長めの中篇1作が収録されています。 ①プロット・・・・楽しすぎて、そのプロットを思い出せない。結果、再読に耐えるということでしょう(笑)。 ②カウンセラー・・切れのある心理スリラー。 ③兵器・・・・・・ディーヴァーらしいスパイ・スリラー。 ④和解・・・・・・今回、最もシブい。 ⑤リンカーン・ライム 死亡告示 リンカーン・ライムの「死亡告示」で幕が上がります。保釈中または正式に逮捕される寸前だった容疑者が死んだ例が七件見つかります。そのパターンに目をつけたプラスキー。何故?最後の一行が、効果的です(笑)。 ⑥永遠・・・・・・長めの中篇。コルター・ショウ・シリーズに続く〈タルボット・シムズ刑事〉シリーズのパイロット版なのか?重要なのは、数学と統計。小さな伏線がしっかりと回収されています。 ディーヴァー・バラエティを堪能しました。そして、<リンカーン・ライム>の新作が只管待ち遠しい。 | ||||
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ジェフリー・ディーヴァーの第三短編集Trouble in Mind全12編のうち6編は、先月に『フルスロットル』の題で翻訳出版され、今回は残り6編の翻訳。 ○一番長いのが本書の半分以上を占める中編「永遠」で、二番目以下が「カウンセラー」「和解」「プロット」「兵器」の順。一番短いのが、「リンカーン・ライム 死亡告示」。 ○シリーズ・キャラクターが登場するのは「リンカーン・ライム 死亡告示」だけ。ほかは独立中短編。 ○解説にあるように、「カウンセラー」「永遠」は本格ミステリーの形式を取りながら、オカルト、スーパーナチュラル的な要素を取り入れた作品。この2編で全体の三分の二を超えるため、ちょっと不思議なムードの作品集となっている。 ○「カウンセラー」は怖いが、法廷シーンがちょっと分かりにくい。「和解」はユーモアと性とバイオレンスが同居。「兵器」は人権擁護団体というのが面白い。「リンカーン・ライム 死亡告示」は死亡告示草稿が長い。「プロット」は略。 ○一番面白かったのは、統計がうまく活用され、二人の対照的な刑事コンビの活躍が楽しく、女性たちも魅力的で、二転三転するディーヴァーマジックを満喫できる「永遠」。 | ||||
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