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香君
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香君の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 61~64 4/4ページ
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上巻の第1章の第1節が終わる28ページまで読み、 はまった人は、下巻もポチッとしましょう。 読み進めていくうちに飽きてくる、 ということはありません。 むしろ、続きが読みたくて仕方ない状態におちいるので、 下巻を準備しておきましょう。 準備が整ったら、上巻の続きを読み、 上橋ワールドに戻りましょう。 入ったら、中々抜け出せませんので、ご注意下さい。 | ||||
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オアレ稲という病害虫を寄せ付けず,収量も極めて多い「夢の作物」によって発展したウマール帝国に危機が訪れます。オアレ稲に深刻な害虫が発生したのです。飢饉や属国の離反のおそれに直面した帝国は,どのように対応しようとするのか・・・といった感じで話が展開していきます。これ以上内容には触れませんが,肩肘張らない,軽やかな筆致で描かれていながら,描かれる内容は,農業政策のあり方とか,危機に際しての国の意思決定のあり方などといった重いテーマに関わっており,色々と考えさせられます。 香りを通じて植物の声を聞くことができるという主人公のアイシャは,非常に魅力的。守り人シリーズのバルサ,獣の奏者のエリン,鹿の王のユナに続いて新しいヒロインが現れたと感じました。 | ||||
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上橋菜穂子先生は自然、政治、神話を織り交ぜたお話が多いですが、どれも緻密に練り上げられていて、ぱっと目に浮かぶようです。 今回の話では匂い様々なことがわかるアイシャという女の子が主人公で、その少女を通して”香り”で見る世界、というのがとても新鮮で斬新でした。 ”オアレ稲”という植物が軸になっており、試行錯誤しながら稲の問題を解決していく、という流れと、周囲の巻き込み方、主人公の考え方は『獣の奏者エリン』のようで、それも読んでいる方々は少し既視感を覚えるかもしれません。 ですが、多少の既視感はあれど、物語のストーリーやキーになるものが違うので、楽しめると思います。 | ||||
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帝国、その属国、帝国建国神話、辺境の民、異能の力、奇跡の稲、人口増加、疫病とその謎。 それらが複雑に絡み合い、 やがて一つの壮大な物語に昇華されていく。 読み始めると、 すぐに上橋ワールドに引き込まれ、 読み終わるまで抜け出せない。 上橋先生の作品はどれも素晴らしいが、 本作も大傑作。 ファンタジー好きには必読の書だ。 なお、上橋先生ファンの方には、 上下巻セットで購入することをすすめる。 上橋先生ファンの方が期待する 良質なハイファンタジーが本作品でも展開されている。 | ||||
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