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いきたくないのに出かけていく
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いきたくないのに出かけていくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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『いきたくないのに出かけていく』(角田光代著、角川文庫)は、角田光代の旅のエッセイ集です。 印象に残ったのは、著者が八丈島を訪れた時の一節です。「旅だ、完璧だ。自分が旅と一体化している、そのことの幸福に指の先までじわりと満たされる。すごい。なんかすごい。あまりに満たされると、もうシンプルな感想しか出てこない。でも同時に、私はすでに知っている。これは今ここでこの一瞬だけのまやかしみたいなもので、あとになって思い出すと、なんであんなに多幸感を覚えたんだろう? と首をかしげるようなことなのだ」。 「それがわかっていてもなお、私はうれしかった。旅の馬鹿げた高揚感自体、感じるのは久しぶりだった。どんな条件が揃えばこういうふうになるのかわからないけれど、もうちょっとこれを味わって、それからみんなのところに戻ろう。そう思ってずっと馬鹿みたいににやつきながら立っていた」と結ばれています。 | ||||
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角田さんの旅エッセイは、行ったこともないのに行った気になれるので好きです。 | ||||
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■ いきたく ないのに 出かけていく 角田 光代 " いきたく ないのに 出かけていく " ・・・なんとも面白いタイトル。 面倒くさいのに はじめてしまったランニング・マラソンと " 旅 " が重なってしまう。 かっては旅そのものが目的で出かけたものの、時が経ち仕事がらみや目的を決めて、例えば友人数人と現地集合、食事どき以外自由行動、現地解散という気楽で短い旅 etc etc 。 角田 光代の旅の現在進行形と回顧録。 物乞いに対してつけた折り合い点「平等にだれにも何も渡さない」など旅の哲学も随所に。 | ||||
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