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いきたくないのに出かけていく



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いきたくないのに出かけていくの評価: 4.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

角田光代の旅のエッセイ集

『いきたくないのに出かけていく』(角田光代著、角川文庫)は、角田光代の旅のエッセイ集です。

印象に残ったのは、著者が八丈島を訪れた時の一節です。「旅だ、完璧だ。自分が旅と一体化している、そのことの幸福に指の先までじわりと満たされる。すごい。なんかすごい。あまりに満たされると、もうシンプルな感想しか出てこない。でも同時に、私はすでに知っている。これは今ここでこの一瞬だけのまやかしみたいなもので、あとになって思い出すと、なんであんなに多幸感を覚えたんだろう? と首をかしげるようなことなのだ」。

「それがわかっていてもなお、私はうれしかった。旅の馬鹿げた高揚感自体、感じるのは久しぶりだった。どんな条件が揃えばこういうふうになるのかわからないけれど、もうちょっとこれを味わって、それからみんなのところに戻ろう。そう思ってずっと馬鹿みたいににやつきながら立っていた」と結ばれています。
いきたくないのに出かけていく (角川文庫)Amazon書評・レビュー:いきたくないのに出かけていく (角川文庫)より
4041116228
No.2:
(5pt)

楽しい。

角田さんの旅エッセイは、行ったこともないのに行った気になれるので好きです。
いきたくないのに出かけていく (角川文庫)Amazon書評・レビュー:いきたくないのに出かけていく (角川文庫)より
4041116228
No.1:
(3pt)

面倒くさいのに はじめてしまったランニング・マラソンのように

■ いきたく ないのに 出かけていく     角田 光代

" いきたく ないのに 出かけていく " ・・・なんとも面白いタイトル。
面倒くさいのに はじめてしまったランニング・マラソンと " 旅 " が重なってしまう。
かっては旅そのものが目的で出かけたものの、時が経ち仕事がらみや目的を決めて、例えば友人数人と現地集合、食事どき以外自由行動、現地解散という気楽で短い旅 etc etc 。
角田 光代の旅の現在進行形と回顧録。
物乞いに対してつけた折り合い点「平等にだれにも何も渡さない」など旅の哲学も随所に。
いきたくないのに出かけていく (角川文庫)Amazon書評・レビュー:いきたくないのに出かけていく (角川文庫)より
4041116228

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