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(アンソロジー)
本からはじまる物語
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本からはじまる物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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著名な作家さんの短編集。それぞれ全く違う世界が描かれていてお得な一冊。いろんな味のキャンディをつまむような感じで楽しく読めました。中でも本多孝好さんの十一月の約束が良くて、他にどんな作品を書いているのだろうと興味が湧きました。恩田陸さん・いしいしんじさんは以前から好きで期待通り素敵でしたが、他の方々の本も良くてこれから長編のものも読んでいこうかなぁと思います。 | ||||
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著名作家たちによる、「本」をテーマとした短編集。 何名かの好きな作家の名を見つけて読み始めたけれど、 結果的にはどれも面白く読めた。 ただ、予め「短編」という編集者からの指示のもと書いた依頼原稿、ということが ところどころ透け見えるようで・・・ 各作家の魅力を最大に発揮しきれていないところがやや残念。 とはいえ、ちょっとした時間に読む短篇集として、 知らない作家開拓の第一歩、としては最適な本。 | ||||
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梨木香歩や恩田陸の名前もあるし、友人の勧めもあって購入。 どれもが、本を題材に取り上げるか、本屋を舞台にしているか。そのため、書店員の仕事振りがのぞかれるものも多いし、名作を上手にパロディにしているものもある。作家の本というものへの思い入れを感じさせられることが多い。 短いけれども、どれも個性的で、本をどう活かすか、工夫がきいている。その上、最初と恩田陸と最後の三崎亜記が、全体に緩やかな一貫性を与えているところが、ぐっときた。 また、相性のよさを感じる作家と出会うこともあれば、残念ながらそれほどでもない作家と出会うこともあり、普段は読みなれていない作家との新しい出会いがあるのが、こういうアンソロジーだ。 どうして、こんなに本に惹かれるのだろう。ふと思えば、本は言葉によって綴られる。言葉にはどれだけ人の気持ちがこめられていることか。私が本に惹かれるのは、本を介して人に触れられるからだ。 本というものが、改めて愛しく感じられた。本好き、本屋さん好きの人に勧めたい。できれば、自分ではあまり本を買わないという人にも。 | ||||
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「本」や「本屋」に纏わる18の短編集。 ただ単に「本」といっても そこから始まる物語は幾重にも広がって行く。 恋愛物あり、SF物あり、ミステリー物あり、 作家によって大きく変わる本に纏わるエトセトラ。 非常に読みやすく 本や本屋好きにはたまらない1冊ではないかと。 ただ最初と最後の物語が 似通っていたのが残念といえば残念。 本が翔んでいく、という目の付け所が一緒だっただけだけど、 最初と最後の1編に入れたのは意図的だったのかな? どちらもファンタジーとしては悪くはなかったけれど・・・。 本や本屋好きには、これ以上の出来事がもしかしたら起こっているかもしれないし、 これから起こるかもしれない。 たくさんの夢や感動を与えてくれる 本や本屋に感謝しつつ 本を閉じよう、と思えた1冊でした。 | ||||
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ライトな物ながら、趣向が様々なのでとても楽しめる一冊。 本が好きで、その愛情が注ぎ込まれている。 本好きの人に、ゆったりとした気持ちで手にとってもらいたい。 | ||||
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有名作家の競演。しかも本にまつわる話ということで、本好きの私とっては たまらない作品だった。本や本屋さんをテーマに、ファンタジックに、時には ミステリアスに、そして時には甘く優しく・・・。特に印象に残ったのは、 内容によりさまざまな性格を持つ本が飛び回る様子を描いた恩田陸さんの 「飛び出す、絵本」と、本に対する切ない思いを描いた本多孝好さんの 「十一月の約束」の二つだ。そのほかの作品も、味があって面白い。「次は どんな話だろう?」読むのは、まるで宝箱の中からひとつひとつ宝物を取り出す ような気持ちだった。それぞれの作家の本に対する思いも、読み手の心に 伝わってくる。本が好きな方、一読の価値あり♪ | ||||
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10ページほどの短い作品が18作つまった一冊です。 恩田陸さんの作品が読みたくて手にとってのですが、 印象に残ったのは別の作品でしたね。 一番良かったのはいしいしんじさんの「サラマンダー」。 初めてであった作家さんですが、切なくて素敵なお話でした。 今江祥智さんの作品はエッセイなんでしょうか、 だとしたらすごく不思議なお話で、面白く読みました。 それぞれ個性があって楽しかったのですが、 書店が舞台で、書店員が主役と言うものが多かったし、 更に本を使って暗号というお話も2作以上あり、 少し中身が偏っていたかなという印象が、マイナスポイントでした。 | ||||
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閉じられている時、本は遠い場所にある。 まだ見ぬ場所で在り続ける。 けれど、読み始めた途端に、本の世界は自分の周りに満ち始め、 いつの間にか自分も本の世界の住人になる。 18人の作家達の短く、それでいて濃い内容のストーリーは自分を まだ見ぬ世界へ導いてくれます。 もっと知りたい、もっと読みたいと感じさせてくれる一冊です。 | ||||
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「本」「本屋」をテーマにした全18編の掌編小説集。 恩田陸、篠田節子、石田衣良といった震えるほどの超豪華執筆陣。 ミステリ、SF、ファンタジー、歴史、恋愛とそれぞれのジャンルで展開される18の物語は、 しかし「本」という明確な一つのテーマに収束され、魅力あふれる作品群になっている。 本来では共存しえない、組み合わせ、特に最も好きな作家・恩田陸と柴崎友香の共存は心より嬉しく、楽しかった。 前述二人はもちろんのこと、それぞれ持ち味を発揮し、本を取り巻く人々を描き出している。 各編が長くもなく、短くもない絶妙のバランスで保たれ、 恩田陸の本との出会いから始まり、三崎亜記の本との別れで終わるという、素晴らしくきれいな流れもニヤリとさせられます。 贔屓目に見てしまうのは仕方ないが、やはり恩田陸と柴崎友香は秀逸。 一行目から、これは…と思わせられる恩田ワールドはさすがの吸引力。このレベルの執筆陣においても異彩を放っている。 そして異彩というならば、純文学畑から参戦の柴崎友香。ほんの10ページながら、彼女しか作りえない世界観を存分に現している。 ごちゃごちゃ書きましたが、これだけの作家を一度に読めて1300円。 文句なしにおススメです。さらなる本の世界が広がるはずです! 「本棚は背が高く、通路の両側の狭い範囲しか見えないけれど、その棚の裏にもその向こうにも本がたくさん詰まっているみたいなのが、その隙間を行き来する人たちの気配といっしょに伝わってくる。」 本文84ページ 柴崎友香―世界の片隅で―より | ||||
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本屋さんが舞台の小説が集まっています。本屋が好きな自分には楽しい本でした。市川拓司や石田衣良や本多孝好や恩田陸など、普段読む作家さんが何人も書いているので、それが面白かったです。あと、意外と読んだことのない作家の山崎洋子や三崎亜紀の小説が良かったです。 | ||||
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