(短編集)
遠い迷宮
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過去に読んだ作品もありますが | ||||
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ミステリーの短編が子気味よく続き、最後まで全く飽きません。 やっぱり、一作目に載っている作品が一番面白い! 物語りの最後で、そうだったのか!と手を叩いてしまいました。 最後を読んだとき、今までのもやもやが全部解かれていく感覚が短編を読む醍醐味だと思います。 作品の強弱だとは思いますが、あまり入り込めないお話もありました。 でもこれは、私の好み(主人公)がとても影響しているので、参考にはならないかな。 短い中で複雑な話を作るって、すごい才能だなぁと改めて思った一冊。 | ||||
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阿刀田高は著書の数が多く、これまでに入門編のような気軽に入れる短篇集がなかっただけに、このシリーズは待望だと思う。短篇集ごとにテーマがある。ホラー、ブラックユーモア、ミステリー、男と女、ぺダンティズムと分かれているのもとっつきやすいと思う。 ミステリーの短篇集であるが、広範な意味でのミステリーであって、いわゆる推理小説ではない。ミステリー的な傾向を持つ奇妙な味の短篇集とでもいうか。逆に言うと、各短篇集にはテーマがあるものの、ミステリーが苦手だといって敬遠する必要はまったくないこと。各短篇にはミステリーの要素が強いのが入っているが、同時にホラー、ブラックユーモアなどの要素も微妙に混じっている。つまりどこをとっても、阿刀田高の短篇なのである。 「来訪者」「ナポレオン狂」はともに賞をとっているので読まれている短篇だろう。「マッチ箱の中の人生」はこの中ではオーソドックスな推理小説の形をとっている。「茜色の空」はいい。純粋な友情だったはずが、四十年もたってしまうと……。傑作です。「趣味を持つ女」「粘土の女」はともにアイディアが秀逸。「恋は思案の外」は軽快なクライムコメディで、最後がしゃれていて好きです。 また、作者自身の自作解説もさらりとですが、自身の小説作法が書かれていて、ここも大変深いです。 | ||||
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