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マルドゥック・アノニマス7
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マルドゥック・アノニマス7の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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作者のライフワークを思わせる、長大なマルドゥックシリーズ。衝撃的だった「スクランブル」から、何年たったのか、と思いきや、ヒロインのバロットは今だ学生。終わりは見えず、めまいがしそうだ。今巻は、ウフコックを奪還したバロットと、マックスウェルの死闘が圧巻。ようやく一段落したら、今度は復活したハンターと、法廷闘争。大学に送り込まれたバジルと、バロットの腹の探り合いなど、次巻への興味は尽きない。 ストーリーは錯綜し、登場キャラも膨大だが、古いキャラを使い捨てにせず、忘れた頃に再登場させるのが、目立っている。それはそれで楽しいのだけど、増え続けるキャラ、例えば老人エンハンサー4人組には、いささか食傷気味。 | ||||
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マルドゥックシリーズの第三弾! ウフコックとバロット、それに闇社会のハンターが主人公のマルドゥック・アノニマスも7巻目まで来ました。 この三者(ときにそれ以上の人物)を主人公にした視点で描かれるマルドゥック・シティ(近未来都市)の抗争がシリーズ共通のテーマになっています。 シリーズの1巻目から読んでいますが、今回もエンハンサー(改造人間)たちの権力争いが多様なキャラクターによって演じられています。 気になるのは、ハンターが裏社会から表に出て出馬したり、部下のバジルが法科学生になってその足掛かりを作らせる役目を担っている所でしょうか(バジルとバロットのやり取りも見ものでした!) 第一シリーズの『マルドゥック・スクランブル』では、自分を守ることで精一杯だった元娼婦のバロットも大学で勉強して、とうとう法廷に立つまでになりました。 バロットが成長する楽しみだけでなく、彼女の家族や仲間たちの微笑ましい交流と戦いの日々も見どころであります。 登場キャラクターは無茶苦茶多いのですが、大勢のキャラクターが目的を持って行動しているので、矛盾や拙さもまるで感じません。 これからも10巻20巻と続きそうな勢いですが、飽きのこない展開で楽しく読めています。 | ||||
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ネガティブではなく、結末まで引っ張られてしまいます。面白いです。 | ||||
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今年も1年に一度 春一番とともに巡ってくるパンまつり、否、マルドゥックまつり(笑) 巻を重ねるごとに増え続ける登場人物(100人を軽く超える・・・) 読み始めて思い出す冲方書術:時系列と視点主観が交互にスライド:混沌に混乱する、ほとんどの読者は振り落とされ脱落し、一部の生存者サバイバーのみが喜々としてこの人物増殖にマゾ的愉悦を覚えつつ、賽の河原の石積みのようにアノニマス1巻目、場合によると最初のシリーズ、スクランブル最初のページから読み返すという症状が発動する。 万人にはお勧めできないが、稀に同行の勇者を発見すると、互いに、あるあるネタを確認しあい、苦笑いとむず痒い共感(ハンターの針)を感じると言う、私にとって春の季語のような本でございます。 しかし悪役サイドが強い、魅力的、華がある。 敵方のNO2バジルがなんと突然法科大学に中途入学し、彼の大学生活オリエンテーションをヒロイン・ルーンバロットが案内するというまさかの神展開。 のどかなキャンパス内でいきなり邂逅する仇敵同士のカジュアルファッションにもヴィジュアル想像力が弾けるが、実はバジル、コヤツがやたら出来のいい頭脳してて、法律書や法令集を転入前に何冊もすでに丸々暗記し、更に自分たちの仕事に適用し、独自の、しかし的を得たギャング向けの解釈を独り言ちる。 法学には先輩のヒロインがその意外な仇敵の資質に狼狽え舌を巻いてマジ見してる横で、その能力にまったく無自覚のまま、このオレが大学生なんて、どんな罰ゲーだよ・・・チっ、とかふてくされてる、 もう実にイイじゃないか、さすが冲方、見事なギャップ萌えだ。 本巻ではそんなマルドゥックマニア向けのシーンだけではなく、きちんと正統派サイバー・ガンアクションSFの見せ場もしっかり盛り込まれててサービス精神満天。 ヒロインサイドのチームが捕らわれた仲間を奪還しに、無重力浮遊能力を有する鮫の背にまたがり敵方の銃信奉者銃改造人間たちのアジトの船に急襲する。 各人が得意のエンハンス能力で悪役の壁を突破しつつ、敵のラスボス、不可視の腕で神速の銃弾を放つ隻腕のマクスウェル一人に圧倒され歯が立たない。 ラストバトルは漸く戻ったウフコックの銃を手にしたルーン・バロットとマクスウェルが空中で銃弾同士を正面から弾き合うという神技の応酬の末、互いにプロテクターを外して剥き身のまま、黒沢映画用心棒ばりの居合抜きガンファイトが出現する。++実にアガる。 一巻に一バトルという、作者の出し惜しみか、焦らしのテクかはわかりませんが、このシーンだけでも、また一年頑張って生きてゆこう、と思わせていただくのでした。 | ||||
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ここまでドキドキハラハラさせられる異能力バトルを小説というメディアできちんと描写出来るのは冲方丁以外にいないと思う。 ウフコック奪還編が終わって新たな局面になった事を感じさせる場面が多い。次の巻が早くも待ち遠しくてたまらない。 | ||||
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敵の組織作りや、法廷での駆け引きなど、戦闘シーン以外でも読ませる工夫を感じる。でも長すぎない?あとキャラが多くて整理が大変。 | ||||
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全3巻くらいで終わるかと思っていたが、いつ完結するか予測不能に。でも、面白い。膨大な数の登場人物。 単なる戦いではない。バロットとウフコック、最後の戦いと冒険。 | ||||
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これだけキャラがいるのに皆が魅力的すぎる。 ここ2巻は間延びした感じだった分、今回は怒涛も怒涛、どの章も面白くて読み応えがある。 福祉職で働いてるが、例え話がまさにそのとおり。平等に50m走をする時にスタート地点にすら立てない人を補助するのが福祉、けどそれは公平ではない。 いつまで経っても才能が枯渇しない冲方丁さんは凄い。 | ||||
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小説全体を通して小さな驚きはいくつもあった。けれど一冊全体を通しての大きな驚きは無かった。目の覚めるような大破壊も無いし、双方の知の猛烈な回転に圧倒されるような事もなかったし、明らかになった意外な事実に呆然ともしなかった、というのが正直な感想。いや、小さなそれは全て含まれていたような気もするんだけど、あまり印象に残らなかった…… あと、時系列をシャッフルさせつつ同時並行で進行していく小説手法はちょっと飽食気味かな。読み始めた瞬間「またかよ……」となった。 こんだけボロクソ言っててもやっぱ面白いものは面白いし、「もっとすごいものを観たい、観れるはず」って想いは巻を重ねるごとに強くなる。 個人的には次巻こそはバロットが400頁に亘って大立ち回りを演じて欲しいな〜と思いつつ、この話の進み具合じゃ無理だろうなあ…… | ||||
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前巻につづき時系列が前後したかたちでエピソードが断片的に進みます。重要な登場人物の死が暗示される描写で始まり、中途で別のエピソードが始まり、さらに別の...といった具合に進行しますが、同時並行的に進む、つまりそれぞれについて割ける頁数は当然少なくなるため一巻を通して物語はさほどには進みません。よって冒頭の死者が誰なのかという疑問を抱きながら頁をめくり続けることとなります。 パラレルに物語が進むため、前巻からのつながりを確かめたくなるのは人情。本巻を読み終えると直ちに前巻を再読するわけですけど、そこでまた気になってその前の巻を再読してとなってしまい気付けば最初から読み直すのはこのシリーズの新しい巻が出た時の私のお約束です。 これ以上はネタバレになりかねませんので各自確かめていただければと思いますが、著者独特のちょっと過剰に感じる説明もまたこれ頁を消費してまして一体全体この物語は何年先に完結するのか不安になります。 | ||||
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敵側なのに応援したくなってしまうくらいに魅力が溢れている。この巻もクインテット側とオフィス側の両方の視点が混ぜられながら進んでいくが、どちらも面白く読めて大満足。 次巻が待ち遠しい。 | ||||
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7巻は、誰が不明な人物の葬儀とストーリーが交互に繰り返されるようにして進んでいく。 眠りに落ちたハンターは、遂にある人物と出会い新たな展開へと踏み出す。 一方で、ウフコックを救出したイースターオフィスの面々は、遂に敵の暴力担当チーム「ガンズ・オブ・オウス」との全面対決に赴く。 今まで、あまり出番のなかったオフィスのメンバーとバロット&ウフコックと、ガンズとの総力戦とも言ってよい戦い、そして決闘に血沸き胸躍ること間違いなしです。 そして対決の後には、次なる嵐の予感が。 法廷闘争などのストーリーも入れつつ、いよいよ最終章への扉が開く1冊となっています。 シザースとハンター(クィンテッド)との大いなる戦いの予感が感じられる展開に。 個人的には増加する一途のキャラクターにはうれしい限り。 早くも8巻への期待が高まります。 シリーズのファンであれば、今まで1番ワクワクする1冊になっていると思います。 因みに、増え続けるキャラクターと共に、読者を惑わせる多くの地名ですが、本巻では、街の地図が遂に収録されています。 参照しながら読めば一層物語に感情移入できるのではないでしょうか。 ボリュームも、3巻と同じくらいの分厚さで、 読みでがあります。 SFマガジン2022年2月号分まで収録されているので、待ちきれない方は4月号で続きが読めます。 P.111に銃のノズル、という記載がありますが、これはマズルかバレルの誤りでしょうね。 銃口や砲口或いは銃身、のことを書いていると思うので。 また、檀上という記載も何度も出てくるが、壇上の誤りだと思います。 檀上という言葉は、人名以外は基本的にありません。 | ||||
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読み終えた瞬間から次巻が待ち遠しすぎて苦しい。それまで頑張って生きねば。 | ||||
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