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道誉なり
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道誉なりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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農業・土地経済から、流通経済への返還となる、新時代への移行への先駆者だった。これらの悪党と呼ばれる方達が、此処のうちで、尊敬をしあっていた、あいてをみとめていたことは、間違い無いでしょう。 しかし,天皇を頂点とした旧体制の打破は?後継者の織田信長という、旧体制を全て,壊せる人間の到来を待つしか無かった!。未だ戦国録時代には、来てない。 | ||||
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本屋の棚の商品と同じレベルでした。 新品買う意味無くなりました。 | ||||
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本屋の棚の商品と同じレベルでした。 新品買う意味無くなりました。 | ||||
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問題なし | ||||
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問題なし | ||||
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普通 | ||||
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普通 | ||||
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室町はあまり馴染みがないので勉強になる | ||||
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さすが北方謙三の描く道誉 かっこいい | ||||
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唯々面白く歴史上の有能な人物の遭遇に感謝です。 | ||||
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とても綺麗な装幀でした。 | ||||
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綺麗な装幀でした。 | ||||
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直義と師直は対立し始めるが、尊氏は対立するということは片方が絶対的権力をもっていないということなのだから、最後は自分が決裁することになり、それは好ましいことだとも思っている。直義は公正だが、それゆえに不満のある者は南朝に走るのでキリがない。直義は急ぎすぎる、尊氏は優柔不断だがふてぶてしくもある。どちらがいいともいえない。直義がいるから幕府が幕府らしく動いているともいえる。尊氏は、人がいれば党ができる、党がいくつかあれば争いも起きる、とどこか達観的でもある。 楠木正行・正時(正成の遺児)が挙兵。直義の遣わした山名時氏らは返り討ちにあう。これで直義の権威は落ちる。高師泰が出陣し、吉野を襲う構えをみせる。そうなると吉野の公家はおびえ、正行らを呼び戻す。結局、正行らも逆らえず、吉野南朝は敗北。 尊氏は直冬を愛そうともしたがどこか卑しいために愛せない。そんな直冬を直義は養子にする。価値のない者に情をかけるのは直義の悪いところだと尊氏は思っている。 直義と師直の対立は次第に深刻化。執政と軍事責任者の争いは危険。尊氏は師直ならいくらでも押さえられる。自分が死んでも師直が征夷大将軍になることはない。公正な直義なら、征夷大将軍になることもあり得る。それはいいのだが直義の次は直冬というのは困る。尊氏は直冬の母の白拍子の卑しさがトラウマになっており、以来、女を抱くことを厭う。 南朝は直義に接近。南朝の北畠親房は直義を征夷大将軍に・・という謀略すら仕掛けてきかねない。そんなとき尊氏暗殺未遂事件が起こる。もしかしたら黒幕は直義かもしれない。 師直は、尊氏のために次第に直義への圧迫を強める。師直の後ろには尊氏がいる。直義は、九州で直冬が少弐氏らを味方につけるのを待って京を出奔して挙兵。直義の挙兵はあくまでも打倒師直。直義が南朝と結んだらしく、九州征伐に向かっていた尊氏は反転する。師直が死ねば急場をしのげる。尊氏は師直を切り捨てることにする。そんなころ直義のただ一人の実子が死ぬ。これで直冬しか残らない。高師直は討たれる。尊氏は師直を苛酷に使う。征夷大将軍がつまらないものだと思いつつ、同時にそれを絶対に義詮に譲りたいとも思う。尊氏は複雑な性格であるというのが道誉の見立て。 直義は尊氏に対抗するために南朝と講和したが、尊氏と講和すると、南朝との講和は不要になる・・が放り出せない。これにより直義の評判は下落する。尊氏は義詮に南朝との講和をいそがせ、直義追討の綸旨を得ることに成功。南朝に腹背を衝かれたくないがゆえの工作。尊氏は直義を追い詰め、直義は降伏する。尊氏と直義は対面し、尊氏は人をやって直義を殺害する。 南朝軍はいったんは京都を奪取するが、義詮や道誉は取り返す。義詮は少しずつ成長していく。 尊氏は病に伏せるようになる。楠木正成も北畠顕家もいないし、直冬ももはや衰える。自分に生きるか死ぬかの戦いをさせる武将もいない。九州の若き武将・菊池武光を知り、尊氏は再び奮い立つのだが、病には勝てず病死。尊氏が死ぬと、尊氏が楽しみにしていた孫(義詮の子:後の義満)が生まれる。佐々木道誉はこの赤子を見たとき、尊氏が生まれ変わった、という気分に襲われる。 | ||||
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1999年の小説。めずらしくも、ばさら大名・佐々木道誉を主人公とした小説である。 建武の新政のころ、武士たちは揉め事を公平に裁いてくれる棟梁を求める。そこに公家が入ってくるから面倒なことになる。公家の武士に対する憎悪が背景にある。朝廷は尊氏を無視できないので、本来なら彼にどこかの役職を任せたいのだが、尊氏は固辞しつづける。 建武の新政のころの朝廷は北条一門の広大な領地を手中にしたので、あるいはこのときなら銭で兵を養うことができたかもしれない。護良親王(大塔宮)は、武士が土地と武力の双方をもつことが面倒のもとなのだから、武士は土地だけもち、それを朝廷が守ってやればよい、朝廷だけに軍勢があればよい、と考える。しかし、護良親王は尊氏に排除される。尊氏にとってこれが大きかった。楠木正成や名和長年は家格が低すぎるので兵を集められない。必然的に新田義貞の存在が重くなる。護良親王と対立すれば帝との対立と見られかねないが義貞との対立なら武士対武士の構図にできる。 中先代の乱がおこると、鎌倉の足利直義はわざと負けて、尊氏は勅許を得られないまま東に向かう。佐々木道誉も参陣する。後醍醐天皇も直義の敗北は尊氏が京を出る名目を作るためのものと読んだからこそ勅許は与えない。尊氏も、北条時行が諏訪頼重を頼ったとき信濃を締め付けず、挙兵しやすいようにしてやっていた。反乱軍の仕業とみせかけて護良親王を殺すつもりだった。護良親王を斬ったものの、反乱軍の仕業とみせかけるようにはうまくできなかった。 尊氏は、帝が自分を嫌っていることを気に病むところがある。道誉は帝は自分のようなばさら者が好きなのだ、尊氏の方が新田義貞よりもばさらを持っているという。道誉は、ただ毀したいと思う男のことをばさら者という、と定義する。帝は毀し、尊氏も同じだという。 尊氏軍は賊軍となると、尊氏は出家するといいだす。本当は女々しいのかもしれない、最後の最後になって帝に反抗できないタイプ。六波羅探題を攻め、護良親王を殺し、諸国の武士には恩を売り、周到な準備をしてきたのに最後の最後に塞ぎの虫に襲われてしまう。小心でもあり、大胆でもある。周到でありながら、最後にすべてを放り出そうとする。自分とはまるで異質な男だと道誉は思う。 結局、尊氏が煮え切らないため道誉は弟を戦死させてしまった挙げ句、敵軍に降参する。数日後、気を取り直した尊氏は反撃。道誉はこのタイミングで再び尊氏側に寝返る。快進撃の尊氏だが、北畠顕家に破れ、九州に落ちていく。九州では菊池武敏3万5千と1200の手兵で対峙することになる。このとき尊氏は、九州の武士が自分たちに眼を注いでいるのだからここでは引けないと決意。九州の武士は棟梁を求めているはず、という尊氏の読みは当たり、どんどん味方に寝返ってくる。この勝利が分水嶺となった。 楠木正成は、単身、佐々木道誉を訪ねる。朝廷+幕府、というのがこの国の落ち着く先であり、帝という存在をつぶしたくない、と訴える。楠木正成は、自分は滅びるしかない男であると自嘲的でもある。尊氏につけば男として滅び、帝につけば首を取られるだろうと諦観している。道誉は、後醍醐天皇は広い目がない暗愚な王であるとけなすが、正成はだからこそ倒幕ができた、不屈ということを教えられたと帝のことをかばう。 楠木正成、名和長年、新田義貞、更には、不気味な北畠顕家も討ち果たされていく。尊氏は征夷大将軍になるが、不意につまらなくなってもくる。 高師直は、道誉は死ぬのをこわがってはいないが、自分が変わることをこわがっているのではないか、という。正成も尊氏が6カ国を与えるといってもなびかず、後醍醐の政治が間違っていることも知っているはずなのに、変わらなかった。道誉も正成もよくわからないというが、高師直は尊氏もどこかわからないところがある、という。 | ||||
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深みがない、流行作家の原稿を埋める促成栽培の太平記 しかし、まあ学術書でもないのでそこまで要求するのは酷でもあり、室町時代の入口の入門書 それにつけても、歴史学者はなにをしてるのか? | ||||
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北方謙三の南北朝小説の中でこれが一番好きかもしれない。道誉が格好いいのは言うまでもないが、足利尊氏の情緒不安定さと不気味なくらいの大物ぶりがすごい。義満が生まれて終わる結末も、これからの怒涛の歴史の流れを感じさせて秀逸。 | ||||
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本書は、「小説中公」1995年2月号〜11月号に連載されたものです。 下巻は、道誉が妙法院を焼討し流罪となって鎌倉に立ち寄った話から始まり、 観応の擾乱、尊氏の死、義満の誕生で幕を閉じます。 尊氏の心情を描きながら話が進み、激動の時代を己に忠実に生きた2人の男がいました。 お薦めできる1冊です。 | ||||
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本書は、「小説中公」1995年2月号〜11月号に連載されたものです。 上巻は、討幕派によって六波羅が堕ちた辺りから始まり、道誉が妙法院を焼討し流罪となった辺りまでです。 尊氏の心情を交えながら、激動の時代を己に忠実に生きた男が描かれています。 お薦めできる内容です。 | ||||
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尊氏と道誉の生き様が気持ちよくえかがれている。流石北方小説。 | ||||
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佐々木道誉と尊氏の対決にわくわくさせられます。戦闘シ-ンは流石北方小説です。 | ||||
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