■スポンサードリンク
さよならも言えないうちに
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
さよならも言えないうちにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
川口俊和の『コーヒーが冷めないうち』シリーズ第4弾『さよならも言えないうちに』を読んだ。 設定は『コーヒーが冷めないうち』の書かれた時代の翌年、同じく喫茶店フニクニフニクラと言うことになっていて、他の作品同様4つの話が描かれている。 その4つとは、 第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話 第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話 第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話 第4話 父を追い返してしまった娘の話 である。 このうち第4話は、舞台『コーヒーが冷めないうち』最新公演で第1話の恋人同士の話と差し替えで上演されている。もっとも注釈によると、原作はラジオドラマだそうである。東日本大震災を巡って、亡くなった父親に会いたいという娘。父の死の原因がウザい存在だと思っていた父親の自分に対する愛情が原因だと知ったのが過去に戻りたい理由だった。もちろん、この話、泣けました。 第1話はちょっと理屈っぽい内容があって、話にのめり込めなかったので泣けなかったのが正直なところ。 第2話、人の涙を誘うのに動物を持ち出すのは小説家として禁じ手ではないかと思い、そこが心にひっかかって泣くには泣けたけれど不満もあった。 第3話は本書の中では個人的に一番素直に泣けた。 第1話の中で数と例の席で読書をする幽霊の女との関係がやや明らかになってくるが、この関係は既に映画で明確化されているので小説ではどのような落とし所を読者に提示するのか気になった。 と言う訳で、第5弾を期待している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作のテーマは「記憶」。過去に戻れる不思議な喫茶店「フニクリフニクラ」に纏わる4作目である本作の視点は、いつも優しさに溢れている。いつものようにちょいちょい、前作までの関係者やエピソードも入り込んでいるので、この本だけでも、十分楽しめるが、前作までも読んでいるより一層楽しめるとおもう。 今回判明したことは、「未来が変化しない」というルール内には、「未来から来た人の言葉が、記憶として、過去の相手には残る」という事が解った。が、「記憶は、ルールの干渉は受けない」とのこと。(その為、やはり、未来は変わらない) その事を利用し、感謝や愛を伝えるのが本作となっている。チョッと気性の荒い人が多いが、この店の(非?)日常は、やはり淡々と描かれている。 という事で、待望の続編を今回も、是非、ご一緒致しましょう。それでは、、、、。 「コーヒーが冷めないうちに」 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!