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(短編集)

ブルースRed



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブルースRed

ブルースRedの評価: 3.71/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

ブルースが凄すぎたので、、

ブルースが強烈な小説だったので期待しました
普通の話でした
ブルースRedAmazon書評・レビュー:ブルースRedより
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No.6:
(5pt)

ファンです

最高面白いですね
ブルースRedAmazon書評・レビュー:ブルースRedより
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No.5:
(3pt)

編集者の力量不足

この小説は章ごとに話者を変えて(「藪の中」+編年体)にしたほうがずっと面白かったと思います。
関係者それぞれの目線から莉菜が浮かび上がるようにすればよかったのに(そういう書き方は桜木さんは得意だと思います)
特にラストの章はあの新キャラの方から見た莉菜についてのお話のほうが読みたいな。

編集者の力量不足だと思います。
ブルースRedAmazon書評・レビュー:ブルースRedより
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No.4:
(4pt)

前作を読んだ上で読む事

前作『ブルース』を読んでからじゃないと、この本は全く楽しめない。まずは前作でヒロトの事を知ってから、影に佇む街をさまようべし。
惜しい点は、莉菜の言葉遣いが「今どきこんな喋り方をする女はいない」ってくらい痛々しかったのと、『JAL123』『スマートフォン』この2語のせいでコミック版との整合性が取れていないのが気になりました。時代を特定できる単語を入れるのであれば、いっそ『ホテルローヤル』並にゴリゴリにしてほしかったです。

難癖付けるのはそこだけ!文学の底力を見ました。
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No.3:
(4pt)

政治と経済の裏社会を少しでも知るものにとっては納得の内容

本作品は、釧路に暗躍していた影の大物・影山博人の夫人の連れ子である莉菜の物語である。博人の死後、徐々に影山という名前が通用しなくなり、釧路から去って瀬戸内に暮らすようになるまでの莉菜の人生を追っている。冷静さ(冷酷さというと冷たすぎるように思える感情)と情念の二面を表裏一体として持ち合わせていた莉菜。作品の始まりと終わりとでは最低でも10年は経っていると思われるのだが、莉菜の心情に老いというものが感じられない。それを作品の本質と捉えるかどうかが鍵になるかも知れない。ただし、作品の結末がやや安易な内容であるように感じられたのが残念。
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No.2:
(3pt)

悪い女でありながらの哀愁

桜木紫乃作品らしい孤独な影を持つ女性でありながら、悪人であるという設定で中盤までは先の展開にワクワクする。

ただ裏社会を仕切っている一族の衰退に合わせて、地方都市が衰退していくという設定は首をかしげるし、たかが1人の女性が地方都市から旅立つだけで大げさな展開になるのは違和感残る。

全体的には桜木紫乃ワールドであり著者の作品の良さは残り、また男の悪人と女の悪人の違いが出てはいるけど、珍しく後半の構成がしっくりこない。
途中までは面白かっただけに消化不良。
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No.1:
(4pt)

主人公・莉菜の”シェイズ・オブ・グレイ”に魅せられる

何の関連もありませんが翻訳ミステリ「紅いオレンジ」読了後に「ブルースRed」(桜木 紫乃 文藝春秋)を読み終えました。色彩が移ろう。
 舞台は、道東、釧路。作者にとっては、自家薬籠中の場所。10の短編により構成された連作短編集として読むこともできます。主人公・莉菜の男・ヒロトに囚われた女の生涯と言ってしまっては、ちょっと異なりますね。この国のローカルを生きた女フィクサーの変転を描いた物語と言っていいのか?私如きでは、上手く表現できない女の姿がここにはあります。「男」を継承すべき男を守り抜くために静かに戦う莉菜の生涯には、「ブルース」を背負った男女がそれぞれ深い個性を持たされて描かれています。ボディガード・弥伊知、その妹・支靜加、松浦酒店の女将とその息子・武博。
 スリラーではありませんが、闇の中、カウンターに突っ伏して聞くジャズのようなスリリングな文章に彩られた世界のストーリーを語ってしまってはいけないのでしょう。私もまた、この国ローカルの、今では寂れてしまった繁華街の中で育った人間ですので、多くの"ワル"たちが行きかう夜の薄墨色に未だに魅了され続けています。
 1、ゼロの判断の果てに真実を見極めようとするこの世界の中、出生も、性別も、キャリアも超えたところで垣間見せる莉菜の”シェイズ・オブ・グレイ”に魅せられる物語。
ブルースRedAmazon書評・レビュー:ブルースRedより
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