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彼と彼女の衝撃の瞬間
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【この小説が収録されている参考書籍】
彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)

彼と彼女の衝撃の瞬間の評価: 2.90/5点 レビュー 10件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.90pt
Created with Highcharts 5.0.103件30.00%2件20.00%0件0.00%3件30.00%2件20.00%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

新本格好きのミステリファンにもお勧め

良い意味で予想を裏切られました。
信頼できない語り手が二人に、時折、犯人らしき人物の視点でのモノローグが混じる構成です。日本の新本格の諸名作を読んできた身にすれば、この道具立てならこんな仕掛けだろうと、あれこれ予想しながら読みましたが、完全に外れました。
これから本書を読む人は、できるだけ予備知識が無い状態で読んだほうが良いと思います。
また、日本の新本格といわれる諸作品が好きな方なら、本書もきっと気に入ると思います。
彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)より
448817907X
No.4:
(5pt)

タイトルの謎を考える。

和訳がすぐれていることもあって読みやすさは抜群で、
不穏な企みに満ちていた。
いやあ、ラストまで急傾斜の前傾姿勢で
のめり込んでしまったぞ。
冷静に考えればリアリティに欠ける点がいくつかあるが、
読んでいる真っ最中は物語にわしづかみにされているので
それほど気にならなかった。

各章が比較的短いことも読みやすさの理由だろう。
各章のラストは次章を読まずにはいられない誘い水だから
どんどん読まされてしまった。
多くの短距離走を重ねながら、
いつの間にか迷宮へと向かっているマラソンに
参加している気分といったらいいか。
おやおや、どこへ向かって走っているのだと思う頃、
あっ、この作品は、そおゆう物語であったのかと驚かされる。
これは快感ともいえる衝撃だったな。

さあ、ところで作品タイトルだ。
読み始める前は「なんという身も蓋もないことであるよなあ」と思ったが、
このタイトルは日本版編集者が仕込んだ企みではないのか。

実は、この物語は未完の状態で読者に供されている、のではないか。
どう思う? と既読各位におれは問いたい。
おれたちは最終頁を読み終えて本書を閉じた。
だが、物語そのものの幕は閉じられていない。
「衝撃の瞬間」とは、
本書に書かれていないエピローグにあるのではないか。
彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)より
448817907X
No.3:
(4pt)

信頼できない語り手による不穏さとクリフハンガーによる衝撃の展開。

ミステリーにおいて有名な手法である、信頼できない語り手。
本作は複数の視点で物語が語られるミステリーなのだが、その誰もが信頼できない語り手なのだ。
複数の信頼できない語り手によってストーリーが展開されることによって、事件の全体像はぼやけたまま。
一体何が起きているのか。
誰が犯人なのか。
そして語り手たちは一体何を隠しているのか。

信頼できない語り手により読者を疑心暗鬼にさせると同時に、各章の終わりで非常に気になる展開を用意しているため(いわゆるクリフハンガー)、本作のリーダビリティは他のミステリーと比較しても頭一つ抜きんでている。
冒頭から最後まで、「続きが気になる」という気持ちを持続させてくれるのだ。

そしてラストに待ち受ける衝撃の事実。
サスペンスとしてのハラハラドキドキで読者の心を掴んで離さず、ミステリーとしての謎と真相で読者に衝撃を与える本作はサスペンスミステリーのお手本と言っても過言ではない。
そのくらい非の打ち所がない作品なのだ。

本作を最大限に楽しむ方法は前情報を入れないこと。
東京創元社から出版されているにも関わらず、本作には登場人物の一覧が記載されていないことからも前情報を入れないことの重要度が伺えるだろう。
サスペンスミステリーの醍醐味が詰まった本作を是非とも堪能してほしい。
彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)より
448817907X
No.2:
(4pt)

緊迫感ある序盤と、村社会の閉塞感と、森の配置が旨い

ミステリーの深さと怖さが倍増する 彼と彼女の二人称描写に、忘れたころ時々登場する真犯人の視点が絶妙で掴みは見事。 さらに20年前の事件が滲みだし、ミステリーを解くヒントがバンバン出てきて引き込まれる。
そこからは一気に読むのが正しいのでしょうが、ベースとなる伏線が R15該当読者や初老読者(私)にはハードで、いささか長すぎ、盛り上げ過多のため 真ん中辺りから徐々に引いてしまいそうに。。
その伏線となる事件は、女性作家らしい薄気味悪い精神的な闇の触感が全体を支配し、後半はライトホーラー、もしくはサスペンス風に展開してミステリー感がやや薄。。
死人を1~2人減らせばもう少しシャープに纏められるのかもしれないが、著者はBBCで15年キャリアを積んだ言わば制作のプロなので、映像化も予め視野に入れボリューム増しで書いた恣意的後味が…。そう見るとこの書き方も何やら脚本にすぐ直せそうな深読みもできる。
些か辛口のレヴューになってしまったが、訳も上手く決して駄作ではない事は充分言える。

CSの再放送本格ミステリーでお馴染みの探偵(ホームズ,ポワロ級の登場)モノではなく最新英国ミステリーはこういった北欧ミステリー (深くは解りませんが) ぽい風合に進化しているのだと学べた。
精神的な揺さぶりを施したビジュアル重視な即効性が人気なのかもしれないが 一抹の寂寥感も。
彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)より
448817907X
No.1:
(4pt)

取材する女性記者と捜査する男性刑事という二つの視点。読んでいるうちはたいへん面白い。

〇イギリスの女性作家アリス・フィニーの第三作(2020年)の翻訳。派手な訳題だが、原題はHis&Hersである。
フィニーはデビュー作(2018年)の翻訳『ときどき私は嘘をつく』が、去年講談社文庫で出版されている。
〇本書は、展開の面白さが最大の売り物なので、何か書くとネタバレに繋がってしまうというレビューを書きにくい作品だが、その点は気をつけて、ちょっと書いてみよう。(私が読んだのはキンドル版)
一、概要
〇まず、目次も、登場人物リストもなく、いきなり物語が始まる。
〇語り手は、事件を取材するBBCの記者のアナと、捜査する地元警察の刑事のジャックで、二つの視点からストーリーが進んでいく。時折、正体不明の犯人の短い語りが入り込んでくる。
〇事件は慈善施設の経営者のレイチェルが田舎町のはずれで殺される事件。その町はアナの故郷で、アナの卒業した女学院があり、実家にはアナの母親が住んでいた。レイチェルはアナの女学院時代の級友で、今はジャックと愛人関係にあった。
〇語りの特徴は、アナもジャックも、知っている過去の情報及び自分自身の過去について、一気に明らかにせず、少しずつ語っていくことである。そのため、読者は登場人物相互の関係を少しずつ知っていくことになる。また、アナは取材の過程で、意外な人間関係を知っていく。
〇事件は4割ぐらい進んだ所で第二の殺人が起きて、連続殺人事件となる。最後はアクション・サスペンスで盛り上がる。
二、私的感想
〇巧みな展開で、二回捻り着地の大技小技もあり、読んでいるうちはたいへん面白い。
〇ただ、事件に重要な関連を持つ、ある重要な人間関係を、ストーリーの途中でアナが知るというのはちょっと不自然である。初めから知っていて当然の事実と思うが。
〇最後の真相は、意外といえば意外だし、やっぱりそう来たか感もある。リアリズム的には・・??
〇解説は、30代という悩める世代の女性の生きざまとして本書を評価する。まあ、そうですね。
彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫)より
448817907X

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