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【アリス・フィーニー】
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彼と彼女の衝撃の瞬間の評価:
8.50/10点 レビュー 2件。 A ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点8.50pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
面白かったです。
意外な犯人でした。
二転三転、最後まで読者を惑わせる謎解きサスペンス
「ときどき私は嘘をつく」に続く、イギリス女性作家の邦訳第二作。連続殺人事件の謎解きだが、それぞれに秘密を隠した登場人物の視点から語られる物語が微妙に食い違い、最後まで真相がわからなくてハラハラする傑作サスペンスである。主要登場人物は彼女・BBC記者のアナと彼・警察官のジャック。イギリスの田舎町で起きた女性殺人事件の捜査を担当することになった地元警察の警部・ジャックは、被害者を見て衝撃を受ける。被害者は、昨夜、ジャックが一緒にいた女性だった。一方、BBCから事件の取材に派遣されたのは、事件の現場が出身地であるアナだったが、実はアナは故郷には帰りたくない理由があった。それぞれに事情がある二人が自分の視点で語る事件捜査の状況はリアルでありながら微妙にすれ違い、矛盾し、真相が不明のまま物語が進んで行く…。事件は連続殺人に発展するのだが、ジャックとアナが元夫婦で、被害者はアナの同級生という狭い町の物語なのだが、ストーリーが進行するにつれて容疑者がくるくる入れ替わり、そのたびに読者は迷わされる。さらに、ジャックとアナが交互に繰り返す語りに、ところどころで挿入される犯人の独白が、一層事件解明を混乱させる。とにかく、最後まで息をつかせないサスペンスは見事である。サスペンス・ミステリーファンには自信をもってオススメしたい。
意外な犯人でした。