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琥珀の夏
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琥珀の夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 21~40 2/4ページ
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大好きな作家だけど、これは好みではなかったです。 | ||||
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保育園、幼稚園、 10〜12歳。 大事だったなと、 改めて思いおこされました | ||||
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期待どおり面白かった。 奇しくも宗教二世の問題(子どもの人権)がホットになっている昨今、この小説も、親と隔離して子どもたちの共同生活をする某団体を(おそらく)モデルにし、子どもと親との関係を描いている。 現代と過去、そして登場人物の視点を変えて、少しずつ真相が明かされていくミステリの形をとりながらも、作者の小説の特長である丁寧な心情描写、子ども時代の瑞々しい感性の表現、そして救いがあるという点が、この物語にもよく表れている。読んでいて、心が揺さぶられる場面がたくさんあった。 特筆すべきところとして ①幼少期のミカが切実な願い(お父さんやお母さんと一緒に暮らしたい)を叫んでいた場面は、子どもの純粋で真直ぐな気持ちを思うと苦しくなったし(それが物語の重要な伏線となっている)、 ②法子が弁護を引受けることを決意するまでの過程、とりわけワーキングマザーとして悩み奮闘する自分を顧みて、団体の問題が自分と延長線上にあることに気づく所は、なんというか話の運び方(メッセージの伝え方)として、さすがだなぁと思った。 ③「琥珀の夏」というタイトルも、読みながら、なるほどなぁと唸ってしまう。 ④そして最終盤の「あなたは何も悪くない。責任を取るべきは周りの大人たち」という涙の説得には、泣けた。 この本を読んで、「やっぱりカルトは怖いよね」というシンプルな感想を持つ人がいるかもしれないけれど、ちゃんと読めば、そんなに単純なことを伝えているものでないということが伝わってくる(そして実際のところ、現実の世の中もそんなに単純じゃない。)。どんな環境下でも、子どもの気持ちには共通するものがたくさんあるはずし、どんなに立派な教育理念があっても、目の前の自分の子どもに向き合えてないこともある。大人(親)だって矛盾を抱えていて、もちろん完璧じゃないし、「正解」なんてものが用意されてるわけじゃない。そのことがよく伝わってくる小説だし、だからこそすごく心に残る良い話だと思いました。 | ||||
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他の方のレビューにもありましたが、全体の3/4位は主人公や、他の方人物の幼少期を描いた場面が続き、かなり冗長に感じました。特に男性には共感出来るところが少なく、かなり厳しい読書体験でした。 反面、クライマックスは、かなりあっさり終わってしまって、肝心なところが曖昧なまま終わってしまうという、モヤモヤが残る読後感でした。 | ||||
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最初の200~300ページは、何も起きないまま、延々と読書時間を費消することになります。このまま終わるのかな、と思ったころに急展開が。でも、なんと、あと50ページ足らずです。足りないので、短縮バージョンで進んでいきます。クライマックスをこんなに簡単に済ませてしまって、前半の冗長さとのアンバランスが気になります。なお、子どもが主人公なので、子供に読ませられればよいのですが、子供に不適切な内容があり、読ませられませんでした。 | ||||
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凄いな、これ。元首相が暗殺され、宗教のあり方が何かと問題になっている昨今、めっちゃタイムリーじゃないか。内容からして統一教会よりは某ヤマ○シに近いけれど、2019年からの新聞連載というから、今を見越して書いたのならこの著者は預言者だ。 前半の施設での子供の話が退屈なほど長く、少女の一人称で語られる文体も簡単過ぎて、何度も読むのを止めようかと思った。けれど最後まで読んで大正解。中盤辺りからはストーリーが読めて来るし、俄然その先への興味が湧く。 最後の「二人」の対決(対話)シーンは、もう涙無しでは読めない。前半の子供っぽい文体から受ける印象とは全く逆で、本書こそ骨太の大人のための小説であることを声を大にして訴えたい。これ絶対、映像化されるはず。期待大。 | ||||
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とある団体を舞台とした作品。 約550ページの長編だが一気に読めるストーリー展開だった。しかし終盤の展開があっさりし過ぎで残念。 | ||||
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最初から最後まで、ひとつも面白くなく退屈というより、不快感を覚えた作品です。読んで後悔した本でした。 | ||||
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あまり本を読まないけどミカがお願い事をする場面が切なくて、こんな小さい子が…と泣けてしまっておばちゃん心は引き込まれてしまいあっという間に読めました。 こういう閉鎖された世界、大なり小なり あるよね、と思って自分は大丈夫だろうかと怖くなった^^; お金がなくても、環境が特殊でも いろんな本を読んだりして、自分が居る場所以外にも、世界があることを知る力があるのは大切だな、と思いました。 | ||||
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カルト教団の怖いところが存分に感じられる作品。 子どもの自主性を育むという「ミライの学校」でのやり取りは終始気持ち悪かったです。 人間は、狂信的になると何が正しいとか考えが他の人とはズレていくんだなと実感。リアルな話でこういう団体がありそうでゾッとしました。 また、意思決定できない子どもを大人のエゴで扱ってはいけないと考えさせられました。 | ||||
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あの夏<ミライの学校>で何が起こったのか? 琥珀に閉じ込めた記憶がよみがえる。 最終章は読んでいて胸が締め付けられる思いがした。 「子どもを守る」ことを掲げ、大人は何をしていたのか。 理想の教育、学校。 泉の水。 信じていた大人たちの胡散臭さに気付くとき、子どもは壊れるのだろう。 ラストのミカの慟哭に大人はどう応えればよいのだろう。 | ||||
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小学校高学年頃の女の子の心模様が、絶妙に描かれてて共感しました。最後の心の通い合いのシーン、涙がじわーっとしてきて…いい作品でした! | ||||
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コイツなんじゃね?と思ったら案の定ソイツだった。 感覚的に、犯人はヤスみたいな感じのSF小説 | ||||
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ミライの学校というカルト集団を出したり、小学生の子供たちの日常会話、白骨死体が出てきてミステリー小説的な要素も盛り込んでも、全く期待ハズレな作品。内容が頭に入って来なく、作品に全くのめり込めなかった。小学生を扱う作品が苦手です。 | ||||
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帯からイメージしていた内容と少し違っていました。 | ||||
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うーん、なんか期待してたどんでん返しみたいのはなかった。一気に読んだけど、、 | ||||
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辻村深月さんの本は『かがみの孤城』を始めとして3冊の本を読んでおります。 今回が4冊目です。 『かがみの孤城』は記憶に残っておりましたが、他の2冊は記憶から飛んでいました。 理由の一つは、加齢で忘れやすくなっていることですね。 もう一つは、記憶に残るだけの新しい気付きがなかったのかもしれません。 簡単な書評を観てみると“そうだった”と思えますが、それだけでした。 『琥珀の夏』はちょっと読後の感触が違いました。 カズオ・イシグロ氏の『わたしを離さないで』に似た感じで進行します。 主人公( 主役として筋を回す人って感じでしょうか )が明らかになり、主人公が成人後の“今の姿”と昔の“幼かった姿”が交錯しつつ筋が進んでいきます。 準主役の方の描き方もしっかりしていて、どちらの方にも深い共感を覚えました。 その点は『わたしを離さないで』では、“私”と描かれる主人公が一人だったので若干の違いというべきでしょうか。 じかし、一部の状況を共有しそれでも細かく生じた亀裂が大きな違いを生んでいく、それが一点でまた統合する手法が両者に共通する感じがしました。 物語の筋立てがしっかりしていて、『わたしを離さないで』と同じく“物語”ですから“パラレルワールド”を描いているわけですが現在の社会に存在していてもおかしくないだけの迫力を持たせます。 私が日本人でその構成により共感しやすく、“ありそうな”感じがより『琥珀の夏』の方が大きかった気がします。 『わたしを離さないで』があくまでも淡々と描くことで内包する大きな問題を我々の眼前に静かに提出する形とすると、『琥珀の夏』は問題点を現在日本社会の宿痾との密接な関連を持ちながらえぐっていくことでしょうか。 途中から読むスピードがあがり最後は一気に読んでしまいました。 『琥珀の夏』の方が筋立ての面白さももちろんありましたが、社会的なテーマとしての提示する力も大きいように感じました。 『わたしを離さないで』の方が胸に沁みる哀しみと怖さが勝った気もしておりますが・・・。 | ||||
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賞を取られ、テレビで特集されているのをみて、どれから手に取ろうかなと思っていました。 普段あまり読書しない自分は、ネット記事で見かけた「辻村作品の読む順番」という本好きの方々の世界に惹かれましたが、そこを理解するまえに投げ出してしまうかもと思い、そんなことなら気軽に読もうと最新作のこちらを手に取りました。 小学生時代の、女子特有の世界の描写に、胸がギュッと苦しくなるあの感情を一気に思い出しました。 働く母としての視点や、そんな中での子供との世界。「わかるわかる」と、簡単な言葉ではなく誰が解決してくれるわけでも現実をここに書き表してくれていることに安心を感じました。 柔らかくも繊細な辻村さんの世界を他にも読みたいと思いました。 | ||||
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最初のミライの学校での美夏はほんとに素直な女の子と思っていたが 後半 大人になってからの美夏とのギャップ 物語のナレーター役の法子の心の中での言葉が細かくて読んでいて納得してしまう。ミライの学校での事件をめぐってのドラマ 少し不気味めいた物語で面白かった。 | ||||
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感動! 最高! 辻村さんの作品はどれも大好きですが、この作品も本当に最高です! | ||||
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