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黒牢城
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黒牢城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全185件 41~60 3/10ページ
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驚きました。米澤先生は、いつも学園もののミステリーを書かれています。今回いきなり時代小説。それもどっしりとした雰囲気のもの。戦国時代版コナンかと思えばそうではない。読み終えたら、やっぱり戦国なのだと重いものを感じます。とにかく表現がかっこよくて、ここ数年で私は一番好きな小説です。じっくり読んでは、「こんな表現するのか…天才やなこの人…」ため息ついてました。直木賞、これはおすすめです。 | ||||
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この作家の作品は『インシテミル』『真実の10メートル手前』『王とサーカス』『満願』を読了したが、どれも緻密で関心させられた。 作者初の歴史小説とのことだが、歴史小説の文章表現も堂々たるもので、逆に難しい漢字を駆使し意味の分からない文章もあったが決して不快ではない。 荒木村重を主人公に有岡城内で起こる難事件を幽閉中の黒田官兵衛との会話をヒントに解決してゆく。プロローグ、4つの章、エピローグと連作短編となっており、第4章とエピローグで、そこに収束させるか!! とすべてがつながり仰天である。そしてラストの2頁は落涙必至。 | ||||
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商品の本の写真には、帯が付いていると 送って頂いた本にも帯が付いてるものだと思ってしまう 届いた本を見て、 「あれっ?帯付いてないの?」 と思うのは間違っていますか | ||||
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「歴史+ミステリ」は個人的には新鮮だった。 村重と官兵衛の駆け引きの顛末は、知識の有無で楽しみ方が変わるんじゃないでしょうか。自分は史実は知らなかったので、何と大胆な展開!という感じで驚けましたが、史実を知ってる人は、そうやって繋げるのね!みたいな驚きがあったんじゃないでしょうか? あるいは、史実を知らない側の驚きをもう少し厳密に言うと、まず小説として驚き、それって史実だったの!と2度驚ける感じでしょうか。こういう題材のミステリは、もっと読んでみたいです(他に知らないのですが‥)。 | ||||
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土牢に幽閉された黒田官兵衛が3件の不可能犯罪の謎を解く本格ミステリーであると同時に史実にある荒木村重の不可解な行動の謎に迫る。緻密な構成で読み応えのある極上の歴史ミステリーだと思います。 | ||||
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荒木村重は突如、織田信長を裏切り有岡城に籠城した。 そんな中、城内で事件が起こり、そのまま捨て置けば 籠城戦にも差し支える事態に発展しかねない。 村重以上の知能を持った者は城内には居ない。 いや正確には地上には居ない。 暗く湿った地下牢には才を誇らずには居られない、あの男が居る。 黒田官兵衛孝高。後に秀吉の参謀として名を馳せる男である。 城主、荒木村重と牢に閉じ込められた黒田官兵衛が 城内で起こった怪事件を解決する歴史ミステリー。 紹介文を書くとこんな感じになりますが、読んだ感じ(Audibleで聞いた感じ) 歴史ものとミステリーが上手く組み合わさって十分面白かった。 | ||||
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謎解きとストーリー、どちらもが絡み合って怒涛の流れに翻弄される。 こんな圧倒的な読書体験は久しぶりだった。 素晴らしい! | ||||
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米澤穂信氏作『黒牢城』は、 直木賞、山田風太郎賞を受賞。さらに、「ミステリが読みたい! 2022年版」をはじめとする主要ミステリランキングすべてで第1位を獲得というベストセラー作品です。学園ミステリーから始まった氏のキャリアですが、ついに時代劇ミステリーまで作風を広げました。 言葉遣いも本格時代劇を思わせる格調高いものです。荒木村重が信長に反旗を翻し、摂津国・有岡城に籠城する。説得に訪れた黒田官兵衛を地下牢に閉じ込めます。籠城中におきる不審(ミステリー)な出来事を村重は、組織ヒエラルキーの亀裂兆候ととらえ官兵衛の知恵を借りて解決にあたります。二人の対決会話が見事です。戦国時代の一向宗やキリスト教の対立と動向、茶器の解説など、歴史的事実を踏まえて高踏的です。特に毎日の軍議で顕われるヒエラルキーの亀裂や腹心の部下たちの裏切りの兆候への気配りなど、現代組織人の組織掌握術ともリンクした描写が秀逸です。 ただし、肝心のミステリー自体や主犯の動機は、やや強引な気がします。例えば、「雷に撃たれる」と「狙撃される」が同時に起こる確率など限りなくゼロに近いと思います。 | ||||
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歴史小説はあまり読んだことがなかったのですが、謎解きが面白く夢中になって読み終えました。この物語の本当の主人公はいったい誰だったのか、読み終えた時にはっきりした様な気がします。ジャンル問わず本好きな人に薦めたい一冊です。 | ||||
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現代で一番美しい文章を書き、論理的思考が切れる作家だと思ってます。しかし正直言うとこの作家が数多く書いてる学園ミステリーは全然良くないので、こういうハードなものか、お得意の異色短編ばかりをもっと書いて欲しい。時代考証的な部分も当時の身分制度をこれだけ活写した作品は珍しく、現代の40代の作家がこれを書けるのはほとんど驚異的です。 | ||||
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ミステリーの探偵役には説得力が必要です。 説得力をつけるために、IQ〇〇〇であるとか、数々の難事件を解決してきたなどと箔をつけます。 黒田官兵衛を安楽椅子探偵にすることで、それ以上の説明はいらないのですから見事な配役です。 ミステリー小説はトリックが鮮やかであっても、そこまで凝る必要ある? と登場人物よりも読者に対して仕掛けているような感覚を覚えることがあります。 黒牢は「結果的」にミステリーになった事件が多く、物語の流れが自然です。 なるほどそういうことだったのかと、違和感を感じることがありません。 日に日に信望を失い焦りを覚える荒木村重。 底知れない雰囲気を醸し出す黒田官兵衛。 荒木が皆の上に立つ根拠が実は何一つとしてなく、 彼がトップなのは実力があり、結果を残してきたから。 そんな荒木が時勢を読み間違えて、 皆を苦境に晒し人望がなくなっていく様は秀逸です。 ミステリー小説としてだけではなく、 一人のトップが追い詰められていく話としても非常によくできている。 時代劇とミステリーの相性の良さがこれほどまでとは思いませんでした。 文句なしの傑作ですね。 | ||||
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信長軍に包囲された有岡城で起こる奇怪な事件をめぐった戦国ミステリ。城主の荒木村重の、戦の勝敗はもちろん、家臣の士気のコントロールにも心を配りつつ、それでいて苦悩を対等に共有できる相手もいないという苦境が、企業の経営者に通じるなと思った。 | ||||
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黒田官兵衛がハンニバル・レクターで戦国謎解きミステリー この設定、時代考証無視してエンタメ全振りの話しを作っても有りだと思う 内容的には、問題解決して城を一つにまとめようと奔走する村重がおもしろい でも、生き延びた後の村重の行動と、本の中のキャラ設定がしっくり来ない このキャラだと城から逃げたあと、早い段階で責任とる気がする。 生き延びて汚名を着続ける地獄を選んだ的な? | ||||
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戦国時代、織田信長に突如謀反をおこした荒木村重のもとで幽閉された黒田官兵衛が、土牢の中から名推理をするという、やや変わったミステリー。 実際の史実とミステリーが上手く融合している。 米澤さんは本当に守備範囲が広いですね。 歴史好きにもミステリー好きにもオススメできる一冊。 | ||||
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次々と起こるミステリーと城内の士気とが絶妙に関連していて、感情移入しつつ、飽きる事なく一気に読めました。歴史、ミステリー好きにおすすめです。言葉は難しいところもありましたが、途切れる程では無かったです。 | ||||
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史実に基づいて書かれた,時代劇版アームチェア・ディテクティブ. 場内で起こる様々な事件について,地下牢に幽閉されている黒田官兵衛が 謎解きを行う. 重厚なストーリーは,読みごたえがあった. 実際,本の厚みもあった. 後半,若干,冗長になったが, ラストは良かった. | ||||
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前から話題になっていた本である。内容は、荒木村重の謀反を諌めるために有岡城に乗り込んだ黒田官兵衛が、土牢に囚われると言う、歴史上よく知られている事実を元にしている。但し、語られる内容は恐らく作者が作り上げたものだと思う。作者は、荒木村重の統率力を高く評価した上で、黒田官兵衛の類い稀な洞察力を絡めて話を進めていく。いわば、籠城の中にあって気の滅入りがちな部下に対して、いかにして指導者は部下のやる気や緊張感を保っていくかを書き上げたものだ。 荒木村重を初めとして黒田官兵衛や村重の配下の武将たちの言動がその時代らしい言葉を語るので、臨場感があり重厚な感じを醸し出している。小説として面白く読んだ。 | ||||
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すごい傑作だと思うのよ。もうよく書けてる。戦国時代にタイムワープしてきたみたい。当場人物がみんな戦国の思考で個性的。そんなキャラが城の中で謎を解いてゆく。物凄い着想。 でもね、なんかイマイチ面白くないんだよね。何でかなって考えて分かりました。つまり、荒木村重に思い入れして読んでる自分がいた。だって彼は知恵はあるし、戦国の男らしさもかっこいい。信長を相手に勝負仕掛けようってだけの人物なのよ。だから活躍してほしいんだよね。でもね、官兵衛の前になんか良いとこないし、最後は策にはまって武士の名折れみたいな結末になっちゃう。これが,面白くない原因なんだ。 | ||||
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本のあらすじを見て気になり、他の方のレビューを見ると使われている言葉が難しそうなので語彙力を上げるにも良いかなと思い購入しました。予想以上に意味調べをしている自分がいますが、時間かけて読み進めています。普段使わない漢字には丁寧にふりがなが振られていました。 | ||||
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