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テスカトリポカ
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テスカトリポカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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この手のアウトサイダーものが直木賞って久しぶりですね。 ただ、アステカ文化への傾倒は特筆すべきレベルで、重厚な小説となっているけど、ちょっと、グロくてエグいので、評価は分かれるとおもいます。 | ||||
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リアリティがあってとてもよく、詳細に取材をされているんだと思います。 ただ、取材した要素・蘊蓄を盛り込みすぎて表現が薄い感じがします。 たくさん仕入れた話が全部うまくつながるように作品を仕上げた印象。 メキシコ、アステカの文化についてが一番面白い要素だったと思います。 | ||||
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かなり期待していたので、残念。カタカナが多く読みづらいのを我慢したのに、直前に読んでいた柚月裕子と比較してもしょうがないけど、柚月裕子の虎狼の血シリーズのほうが断然いいわ。 | ||||
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題材着想は面白い。 でも大沢在昌さんや黒川博行さんや以前までの馳星周の力にはまだまだ及んでない。 中南米ネタでクライム感が絶頂だった初期の垣根涼介に似てもいた。 今後の5年に期待したい。 | ||||
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急に「ジェノサイド」級のワールドワイドな本を読みたくなり購入。ページが進むにつれアステカ文明に基づく倫理観により現代の闇がどんどん増幅されていく。テスカトリポカ、、なるほど言い得て妙。割と面白かった | ||||
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直木賞を受賞しましたね。 ジャンルとしては ミステリー/ハードボイルド/スリラー となっています。 麻薬密売や臓器売買や残虐な描写も多く日本で本作が選出されたのは意外な気もします。 ノワール小説家の 馳星周さんなども彷彿とさせます。 海外作品の邦訳といわれたら信じてしまいそうなくらい日本の作家が書いたとは思えない。 本作は映画化されそうな気もします。 今から誰が土方興三?ルシア?コシモ?などと配役なども考えたりしちゃいます。 日本だけではなくメキシコやインドネシアも舞台ですし人種も多岐にわたるので映画化は難しい? 映画化されるなら「ボーダーライン」の ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がいいかも。 | ||||
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もっと卑近で生々しく醜悪な地獄絵図を期待してましたが、アステカ文明のくだりなど、どこか超常的な要素が悪人を神格化しており(とは言えノーカントリーのシュガーほど魅力的ではない)次第に興味を失ってしまいました。 登場人物の背景等、非常に面白く読める部分もあるのですが、描写される暴力というものに対する著者の哲学が浅く感じます。 何故かコーマック・マッカーシーと比べてしまうのですが。 | ||||
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アステカの神話体系、神統記をふまえた暗黒、暴力小説。なじみのない神話伝統のペダントリと、現代的な(そこには非合法の臓器移植、心臓移植、麻薬取引、はてはコロナウィルスの話題も含まれる)を合わせたところが魅力。ルビの多さ、読みづらいかもしれない固有名の羅列に興奮できる人と、そうでない人で、評価は分かれるかも知れない。 雑誌掲載時の第一部が尻切れトンボなのだが、その先はなかなか途中まで盛り上がりを見せない。大風呂敷を広げておきながら、結末はわりとあっけないというか、静かで、今までの話は必要だったかな?という気もしないでもない。でも、最終章で、「物語る行為」の魅力を、祖母の昔話に託している感じが、好印象だった。 もっとよいものが書ける作家という気がした。期待したい。 | ||||
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この物語はメキシコの元麻薬王でありアステカ文明の呪術的な信仰を祖母から引き継いだ男・バルミロと、バルミロの支配下にあった街にルーツのある少年・コシモの人生が日本の川崎で交わり、破滅に至るまでを追っています。 こう書くと何となく面白そうですが実際読んでみるとうんざり。 とにかく長い。ハードカバーで500ページ超えなので当たり前なんですが、ストーリー上の盛り上がりどころが全然来ない。 冒頭でコシモの母親が日本に来てヤクザの男との間にコシモが生まれて暴対法の締付けで困窮するようになって、コシモが父親を殺して〜みたいな話をしたら、その後はずーーっとバルミロの話。 バルミロが日本で始めた臓器売買にコシモが絡むようになる頃には物語は佳境で、それまではバルミロの信仰のルーツである祖母の人生、バルミロがいた麻薬カルテルでの抗争の日々、敵対組織に敗れて復讐を誓い、各地を転々とする中で麻薬に変わるビジネスとして臓器売買を〜みたいなことが延々語られます。 信仰はともかく、麻薬王時代の話とかバルミロとビジネスパートナーになる闇医者やら川崎で暴力要員として雇うチンピラやらのエピソードとか、ダイジェスト的に済ませるべきくだりにかなりのページが割かれ、「いつになったら話が始まるんだ」という気持ちに。 物語のバックボーンであるアステカ文明の信仰やメキシコの麻薬戦争の凄まじい実態、臓器売買のシステムなど大変な取材をしたんだろうなと思います。 でも、それを全部並べられても面白くないんですよね。 一人一人のバックボーンを描いて厚みを持たせるって言ってもその厚みは費やされたページの厚みであり、読者から興味と集中力を奪います。 主人公やそれに準じるキャラは丹念に描き、重要度が低いキャラは端的な描写でさらりと立ててみせるなら巧みの技ですが、本作はそういう意味でいうと下手でした。 川崎で臓器売買ビジネスが始まってからの展開も、世界にまたがるダイナミックな犯罪を描いてきた割にはダイナミズムに欠けていてしょっぱいです。外科医の裏切りとかどうでもいいですよ。 ページ数をこの3分の2に削り、キャラクターの優先順位に則った描写に留め、早い段階からバルミロとコシモの物語としてスタートさせ、この二人の関係を軸にした展開を辿らせれば傑作になり得たんじゃないかと思います。 | ||||
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麻薬と貧困と暴力の世界の物語。主人公は犯罪者たちである。物語にはミステリー小説の推理やどんでん 返しなし、SFのセンスオブワンダーなし、ハートウォームやお涙頂戴の胸キュンなしで、問題解決はただひ たすら残虐な暴力と賄賂だけ。麻薬戦争が絶えないのは、残酷なアステカの神々の祟りか?結末への道のり が見えず読んでいて飽きてくる。 残りのページ数が気になりながら読み進むのはちょっとしんどい。こういう小説は肌に合わない。 | ||||
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