蒼海館の殺人

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評判

蒼海館の殺人の評価:

3.36/5点 レビュー 53件。 B ランク

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平均点3.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 41〜53 3/3ページ
No.13
(5pt)

京極夏彦氏が描く「憑き物落とし」にも似た謎解き

ストーリーを理解するだけなら、この第2作だけ読んでもわかると思いますが、本作の主題を理解するには、第1作から順番に読まないと全く訳が分からないと思います。
私なりに解釈した本作のテーマは、探偵という役割が果たすべき機能、ということになります。
この作品だけ読むと、正直、冗長で無駄が多いように思うかもしれません。しかし本書の多くの紙面を費やして描かれるのは、第1作の中で謎解き装置として探偵の役割を否定され打ちのめされた主人公が、新たな役割を見出しそれを果たすために謎を解く、その再生する過程と新たな役割を果たしていく姿だと思います。
作中の人物が言う所の「ホームドラマ」として描かれる場面の多くは、ともすれば無駄に思えるかもしれませんが、京極夏彦氏が描く「憑き物落とし」にも共通した場面といえるのではないでしょうか。
蒼海館の殺人 (講談社タイガ) Amazon書評・レビュー: 蒼海館の殺人 (講談社タイガ)より
4065212073
No.12
(1pt)

買って後悔

登場人物のセリフが浅はかで、会話もダラダラとつまらない。
長編作にするほどの話を無理に引き伸ばしたため、探偵の葛藤や人助けに行くなど薄い内容でページ数を稼いでると感じられる。
回り道ばかりで本編がなかなか始まらないので、いっそ短編ミステリーでよかったのでは?
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4065212073
No.11
(5pt)

面白かった!

前作「紅蓮館の殺人」では、作中の誰が言っているセリフなのかが曖昧な書き方が多かったため、何となく「読み手を混乱させる文章を書く作家だなぁ」という印象がありました。
ですがこの「蒼海館の殺人」では、そうした曖昧な文章がほとんどなく無く、とても安心して読め進めることができました。

文章で読み手を欺く「叙述トリック」は使われておらず、まさに真犯人VS名探偵という本格推理好きにはたまらない構成も◎。
個人的には、前作で心に傷を負ったものの今作で復活を遂げた若き名探偵コンビの姿に、心から安堵しております(笑)
蒼海館の殺人 (講談社タイガ) Amazon書評・レビュー: 蒼海館の殺人 (講談社タイガ)より
4065212073
No.10
(3pt)

「名探偵の在り方の模索と再生」を描いただけで、<クローズド・サークル物>とは程遠い長いだけで看板倒れの凡作

私は作者の作品は初読だが、前作「紅蓮館の殺人」の続編という体裁らしい。山奥にある"名探偵"葛城輝義の実家の大豪邸の「蒼海館」が台風による河川・ダムの氾濫のために水没しつつある中で連続殺人事件が発生するというバリバリのクローズド・サークル物(と事前には思っていた)。基本設定はクイーン「シャム双子の謎」からヒントを得たものだろうが、<(前作の)炎と(本作の)水>の対比及び<山奥で水没>という点が作者の趣向か。この手のミステリでは(<Who Done It?>の他に)、放っておけば犯人、名探偵、被害者を含むサークル内の登場人物全員が死に行く運命なのに、"何故犯人は殺人を犯す必要があったのか"、という点が肝要なので、その点に注意を払って本作を読み進めた。

ワトソン役の田所が、輝義の亡くなった祖父の惣太郎の四十九日の法事のために(傷心の輝義の慰問が主目的だが)「蒼海館」を訪れるという設定。しかし、輝義の従弟の夏雄が発した「おじいちゃんって殺されたんでしょ?」というクリスティ「葬儀を終えて」風の台詞をキッカケに惣太郎に殺害疑惑が持ち上がる。続いて、輝義の兄の警察官の正、輝義の姉のミチルの元彼で恐喝屋(?)の坂口が殺されるが、その後に完全にクローズド・サークル化されるので上述した"関心事"は雲散霧消してしまった。気に掛かったのは祖母のノブ子が認知症である点(まさか、山口雅也氏「生ける屍の死」じゃないでしょうね)。また、田所の優秀だが冷酷で犬猿の仲の兄の梓月が葛城家の主治医という設定も(幾ら本作の趣旨(家族間の誤解の氷解)に沿わせるためとは言え)強引過ぎる。更に、田所(=作者)が<名探偵の存在意義論>に拘っているため物語の進行がモタモタしている(のでこの大部)上にサスペンス性に乏しい(禍々しさが皆無)点も期待外れ。そして、輝義の最後の推理(作者が用意したトリック)の源泉がクイーン「エジプト十字架の謎」の如く<顔のない死体>とあっては既視感が強くてガッカリ感を覚えた。また、この様に全体構成が"古典への仄めかし"を繋げた感がある点にも落胆を禁じ得なかった。上述した"関心事"に対する犯人の真意が説明されない点にも不満が残る。

結局、輝義の「名探偵の在り方の模索と再生」を描いただけで、<クローズド・サークル物>とは程遠い長いだけで看板倒れの凡作だと思った。
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4065212073
No.9
(4pt)

紅蓮館の殺人からの流れで読むべき。でもこちらの方が面白い。

「紅蓮館の殺人」を読んでから本書を読まないと、なぜ主人公の探偵が今無気力になっているのかがわからないですね。ただ、私自身の評価としては「紅蓮館の殺人」はあまり高くないので、難しいところですが、でも前作より今作の方が断然面白いと思います。一つの推理が終わって、いろいろな事がはっきりしたと思ったら、もう一つの段階の推理へ。今度こそ終わりか、と思うと、今度こそ本当の解決が。主人公が元気のない前半はなかなか進まななかったけれど、本気を出してからの後半は面白かった。ただ、やっぱりわかりづらいところがあります。私の理解力の無さなのかもしれませんが、そして、kindleで読んでいると、時系列の表があまりに小さくて見えません(泣)
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4065212073
No.8
(5pt)

おもしろいです

まだ途中ですが、前作も読んでいたのでおもしろいです
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4065212073
No.7
(5pt)

一気読み!

後半に出てくるある一行を読んでなるほど! と思った。発送の仕方が素晴らしい。
シリーズ第二弾にして前作を超える傑作だった。
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4065212073
No.6
(5pt)

今風の本格モノ!

文句のないカルタシス。この作品で作者の方のファンなりました!
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4065212073
No.5
(3pt)

期待の第二弾

災害+館モノという独自設定で好評だったミステリーの第二弾で期待して読みました。
ただ私の頭ではプロットが複雑すぎて分かったような分からないような微妙な状態で
終わってしましました。
登場人物同士の思惑がそれぞれあってそれを理解する必要があるのと時系列もやや複雑で気合を入れないと置いてけぼりになる可能性があります。
機会があれば再読してみます。
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4065212073
No.4
(4pt)

高いアベレージを誇る作者による傑作

全体にちりばめられた数多くの伏線が回収され、事件の構図がなんども変わっていく様は圧巻で非常に読みごたえがありました。これだけのプロットをほぼ破綻なく構築する作者の力量は素晴らしいものがある。
ただ、真犯人の事件を起こした動機の弱さだけは画竜点睛を欠いた。
こんなことせずにただ単純に、目的のアレを○○だけでよくないか。
蒼海館の殺人 (講談社タイガ) Amazon書評・レビュー: 蒼海館の殺人 (講談社タイガ)より
4065212073
No.3
(4pt)

存分に楽しませて頂きました。

やっぱり安定感があります。最初に人物紹介が載っていたり、時系列をメモ書きで載せてくれているので多少時間があいてもすぐに話に入っていける。
最初から中盤にかけては一気読み。
子供が出てくる所と、血縁関係が実はこうでしたーっていう所は少し退屈したかな。薬の入れ替えや輸入がどうとかいうのも。
二転三転、いやもっと塗り替えられてく真犯人の操る糸も存分に楽しめたけど、1つ難点言うなら仕方ないとはいえ真犯人の◎◎が少ない事ですかね!
エピローグは大体つまんない物が多いのにこの小説はそうでもなくてまた同じシリーズの続編を是非読みたいと思えました。
映画化しても面白そうだなー。
蒼海館の殺人 (講談社タイガ) Amazon書評・レビュー: 蒼海館の殺人 (講談社タイガ)より
4065212073
No.2
(5pt)

本格ミステリー+心理サスペンスの面も

各種ミステリーランキングを席捲している筆者のクローズドサークルミステリー。
冒頭掲載の館見取り図、家系図で早々にミステリーファンの心を鷲掴みです。

館に住む一族の胡散臭さ、衝撃的な殺人事件、散りばめられているであろう伏線、複眼的な推理など本格ミステリーに必要な要素満載で、600頁を超える分量でも随所に衝撃もおき飽きさせません。

論理的解決が求められる以上、その真相にはやや読まされ感もありますが、しっかりとどんでん返しも用意され仕上げに抜かりなしです。更には名探偵の存在意義論まで盛り込まれ、サービス精神満点のミステリーです。

尚、既存作「紅蓮館の殺人」は未読でも本作の理解には問題ないと思いますが、僅かでも「紅蓮館の殺人」の内容を知りたくない方は、順番に読まれたほうが良いかと思います。
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4065212073
No.1
(4pt)

面白かったです

本格的ミステリーが好きな方にオススメです。面白かったです
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4065212073