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(短編集)
深川にゃんにゃん横丁
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深川にゃんにゃん横丁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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時代劇小説をよく読みますが、宇江佐真理さんのは雷桜に続き二冊目でした。この本はタイトルにひかれて購入。古本だけど一読するなら状態は十分でした。 我が家も老猫がいるので…おつがさんと猫のまだらとのラストシーンには涙ぐんでしまいました。全編に出てくる猫がある意味大活躍するのは最終話かな…?とも思いました。江戸の裏店の風景がまるでドラマを見ているように浮かんできて、一話一話それぞれがしみじみとしたよい話だと思いました。 | ||||
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読みやすいし、内容もドラマチックなものはないのですがほのぼのしんみりちょっと辛口、まあまあ退屈しのぎにはよいかと思います。読んだ後さわやかとはいいがたいですが後味が悪いとまではいきません。 | ||||
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まず、タイトル。猫好き、時代小説好きの私には、たまらないタイトルです。内容も時代小説と思えない、現代に通じる語り口で、登場人物の会話も現代的で理解しやすかったです。毎回ホロリとさせられるところがあり、時代劇のホームドラマみたいな感じでとっても、面白かったです。うちにも猫が二匹いるのですが、うちの仔も「ご飯〜。」と言うので、白猫のるりちゃんの「ちゃん!」はあるのじゃないかな?と・・・(笑)宇江佐真理さんの作品は、今回初めて読んだのですが、「おぅねぇすてぃ」とか髪結い伊佐次の「黒くぬれ」とか洋楽的なタイトルを好む人だな、と気にはなっていました。他の作品も読んでみようかな、と思いました。 | ||||
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自分もにゃんにゃん横丁の住人になったようにワールドに飲み込まれてしまった。 とても面白いです。何度も読み返すものではないですが、時々取り出して読み返したくなる本。 | ||||
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今の東京では、「傘かしげ」どころか、傘を盾にして突進してくるような人ばかり。みんな前ではなく、手元のケータイを見ながら歩いている。 そんな現代に生きるのが疲れた時、ほんわかと懐かしく、今より少しばかり不便でも、おりゃこっちに住みたいよ、人の情ってもんがあらぁ…と思わせてくれるのが、宇江佐さんが描く江戸のひとびとの暮らし、かも。昔っから知った顔ばかりで、家族以外に家族同様の大切なひとたちがいて…傍らにはちんまりと、猫たちもいる。 宇江佐さんの連作ものは、必ず最後に悲しい別れがあったりして、それがぽっちりと、悲しいのですが。 それにしても、「香箱をつくる」って言葉、恥ずかしながらこの本で初めて知りましたが、良い言葉ですね。 | ||||
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深川の喜兵衛店の雇われ大家徳兵衛を主人公とした、 長屋ゆかりの人たちの小さなドラマたち6編。 もちろん猫がらみが底辺にあるのだけれども、それはあまり大きな テーマとは感じられず中身はいつもの宇江佐さん。 でも猫を入れても破綻せず不自然さもなく、ほっこりさせてくれる佳作だと思います。 挿画の柴田ゆうさんの絵の雰囲気とあいまって優しい感じなんですが、 タイトルがなんだかこっぱずかしいので損している感じ。 柴田さんは米村圭伍氏の本でもいい感じの絵があっていいですね。 やはり時代物はいい挿画がないと! | ||||
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必ず一匹や二匹の猫を見かける小路、「にゃんにゃん横丁」が舞台。 ここで暮らす人たちの人間模様は今を生きる私達にはちょっとうざいかもしれないけど、 これこそが「ご近所」のあるべき姿なのではないでしょうか。 誰でも一人では生きていくことはできない。 誰かに支えられて、そして支えながら生きていることをしみじみ感じます。 あくまで猫は主役じゃなく、ここに暮らす人たちのそばに寄り添っているだけ。 でも、その微妙な距離感がいいんだよなぁ 猫ちゃん達、立派に作品の重要なスパイスになってますよ(^_^) 人の温かさと猫ちゃん達ののんびりとマイペースな姿に読んでてほのぼのしました。 自分じゃない誰か(何か)の存在の大きさを改めて実感する作品です。 | ||||
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