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夕映え
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夕映えの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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幕末から維新のかけては様々な本が歴史として残っていますが、庶民の目を通しての目まぐるしい流れがとても分かりやすい。 | ||||
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江戸時代幕末から明治維新にかけての庶民の人情味、市井の動静を面白く読みました。 | ||||
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色々と 事情がある中で、女性が精一杯生きているという著者のパターンではあるが、安定した面白さとほのぼのしたものがあった。 そして、その中で女性はちょっと意思を出し、一歩を踏み出す。 | ||||
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「おちゃっぴい」もさすが宇江佐さんで面白かったので、「その続編だ~」と大いなる期待をすると「あれ?」となります。 続編は一部で、他に別の作品が入っています。そちらも面白いです。どうしてこんな人物が次々と・・という面白さ。 続編は「ほほぅ」というカンジです。個人的には、駿河屋のお吉のその後が見てみたかったなあ、と。 | ||||
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気に入った音楽と同じで、これまで何度となく読んでいます。 本がだいぶ傷んできましたので、買い直し。 ほぼ送料のみで、そこそこ綺麗な本に買いなおせまして、満足です。 どれも秀逸な短編です。 薬種屋の若旦那 菊次郎 および周辺の話は、これの前作「おちゃっぴい」からの続きものですが、 笑いが絶えなくて大好きです。続編を期待しています。 | ||||
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宇江佐真理さんの作品は出来るだけ読もうと探すくらいです。どれも期待を裏切らない、人物の描き方が絶妙、最高の作家と評価します。 | ||||
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尊王攘夷から倒幕へと世情が動き出した日本。未だ未だ遠い絵空事のような事としか受け止めていない市井を、本所石原町の縄暖簾福助の家族を中心に、大きな時代のうねりを庶民の視点から描いている。 主人公となるのは、本所石原町で縄暖簾「福助」を営む一家。だがそこの主である弘蔵は、岡っ引きを生業としているが、その実、元は蝦夷松前藩士という経緯がある。事実上見世を切り盛りするのは、女房のおあきと、娘のおてい。おていの兄の良助は、どんな仕事も続かなずに、おかげ参りに行ったりと、ふらりふらりと勝手気ままに暮らしていたが、突如として彰義隊に志願し、上野戦争へと身を投じるのだった。 上巻では、変わりゆく時勢と、おてい恋愛がメインに描かれている。また、従来の戊辰戦争物とは違い、福助に集まる庶民が見聞きした観点からの切り口が新鮮である。 | ||||
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上野戦争から帰還した良助であったが、今度は戦いの場を蝦夷へと見出す。 舞台は一挙に北の大地へと移り、弘蔵とおあき夫妻に試練が訪れるのだった。 下巻のクライマックスは良助の帰還シーンだろう。これは実に印象深いシーンである。だが、弘蔵が上野まで息子を捜しに出掛ける場面も親の情が実に良く現れ見逃す事は出来ない。 この物語は、宇江佐さんの言葉によれば、「夕映え」は彰義隊の一員となった息子を持つ両親の物語である。そして物語は本所石原町のちっぽけな居酒屋から始まった。とあるように、良助というひとりの若者を見守る親の心をテーマにしている。何時如何なる時代も子を思う親心は同じであると本書は切々と伝えている。歴史に名を残さない人々の明治維新であった。 | ||||
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どうしてもこのサイズのものが必要だったのですが、こちらに在庫があってよかったです。きれいでした。 | ||||
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江戸の下町にある一杯飲み屋を舞台にした物語。昔はお武家さんだった亭主と二人の子供を持つ女将。青年になり、将軍様を守ろうと彰義隊に入る息子と、近くの問屋の息子と結婚する娘。この4人を中心に、飲み屋に来る常連客や、亭主の昔の知り合いや親族が織りなす「風と共に去りぬ」みたいな大河ロマン作品です。立派になろうとして彰義隊に入る息子の運命は悲惨なことになり、それとは対照的に最後に娘の子が訪ねてくる場面など読むと、母親にとって子供は出来が悪くても近くにいてくれた方が幸せかな、なんて考えさせられてしまいました。タイトルの夕映えは主人公夫婦の心象を表していて、自分たちはまもなく死んでゆくけれど、また次の世代によって新しい一日が始まるみたいな感じです。宇江座真理うめえなあ、と思いました。 ちなみに新聞に連載されていたものを読んだ感想です。 | ||||
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六編の短編が収められている。一つ一つはせいぜい30分で読み終えることが出来る。しかし読み終わった後、30分どころかその後何日も余韻の残る小説は得がたい贅沢である。最近何百ページもの長い本を読み終わった途端に何も残らない刹那的小説の何と多いことか。宇江佐真理の物語にはまるのは冥利につきることである。 | ||||
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初めて宇江佐さんの小説を読んだときの率直な感想は時代劇を見るよりおもしろい!でした。この作品も期待通りでした。 川の流れや、水、河岸をキーワードに物語は展開します。生きる者にとって水はなくてはならないものであり生命の根源。だからこそ癒されるのかもしれません。物語に出てくる大川や竃河岸など行ったこともないのにその状況が浮かんできます。読み手にとって、映像やイラストなしにここまで情景が色鮮やかに繰り広げられるのは幸せなこと。情景描写や人物の設定が色濃く描かれているので、まるで知り合いのような気持ちで読みすすんでいきます。これも宇江佐さんの小説の醍醐味ですね。 | ||||
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江戸の河岸沿いに住む様々な人々の人間模様をいつもの読みやすい文章で綴ってます。 得意の連作短編集じゃなくて1編1編が独立してる点が少し変わったところでしょうか。 とにかく、この人の小説を読むととっても幸せな気分になります。 どこにでもいる人々の悲哀を情感たっぷりと上手くまとめ上げてる点はさすがのひと言。 ただ、いつもほど熱くさせられる部分が少ないような気もします。恋愛模様が少ない為に少し淡々と語ってるように見受けれるかな? 見方を変えればしっとりとした作品といえるような気がします。 江戸の市井生活を営む、各主人公、本当に一生懸命に生きてます。その生き様は現代社会に生きる読者にも伝わってきます。 きっと生きる喜びを感じ取って本を閉じることができま!すよ! 6編のうちどの作品が1番いいか、読者によって違ってくるであろう点が作者の筆力の高さを証明してるような気がしますね。 実際、私自身も迷います(というか決めれません)。 宇江佐さんを初めて読まれる方には恰好の1冊といえるんじゃないでしょうか。 | ||||
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宇江佐真理さんの作品はかなり読んでいますが、出す作品ごとによくなっているように思います。今回の作品(小品集)も期待に違わず、素晴らしいものでした。人の情緒がなんともいえず、にじみ出してており、読後なんともいえないいい感じでした。 | ||||
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