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矜持 警察小説傑作選



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【この小説が収録されている参考書籍】
矜持(きょうじ)警察小説傑作選 (PHP文芸文庫)

矜持 警察小説傑作選の評価: 4.08/5点 レビュー 13件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

体制権力行使やマンネリ好み読者を嫌う俺だが、

何となく昨今の警察小説の傾向が掴めた。特にエルロイ以降のミームは散見。でも凶悪な話がまだ少ない。
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No.8:
(4pt)

それぞれの作家さんの代表的な主人公による佳作小品

私は黒川さんからこの本に辿り着きましたが、残念ながら既読短編小説でした
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No.7:
(5pt)

短編は小説家の技量を測るリトマス試験紙

短編小説は作家の技量と読者の好みを診断する格好の題材。
読者が登場人物に感情移入して、物語の背景や舞台にも思いを馳せる時間がたっぷりある長編小説とは異なり、原稿枚数が少ない短編は流れ星のことく一瞬勝負。
作者の怠慢、横着や手抜きが許されず技量の真髄が晒される。
掲載作品の好き嫌い、作品の善し悪しは別にして警察小説短編集としてなかなかよろしい。
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No.6:
(5pt)

古本なのにたいへん綺麗な本でした

古本なのにたいへん綺麗な本でした。
また迅速に対応していただきありがとうございます。
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No.5:
(4pt)

それぞれの刑事の矜持の違い

文句無しに星五つの読後感だったが、全編読んだ後に巻末の解説を読んで、あぁやはり・・・と思ったので星を一つ減らした。矜持と言うキーワードを意識しながら刑事の行動を読むと面白い。

今野敏「熾火」 ★★★★★
恐らく今野氏の小説の主人公の中でもトップクラスに人気の有る人物の若かりし頃の物語。それ以上書くと誰だかわかってしまうので、レビューはこれで終わり。
一方、この人物を知らない人が本作を読むと、あっさりし過ぎて「何が面白いの?」となるだろう。

佐々木譲「遺恨」★★★★☆
北海道志茂別町と言う、人口6,000人程度の田舎で起こった殺人事件。主人公がその駐在員と言うのが面白い。残念だったのは犯人がすぐにわかってしまった事。推理小説、叙述トリックなど、自分はすっかり騙される方が楽しめるが、本作は「あぁ、こいつだな」と思った人物がそのまま犯人だった。

黒川博行「帰り道は遠かった」★★★★☆
黒マメコンビが織り成す物語。全編関西弁なので、自分は少しだけ苦手だった。飲んだくれだが、明晰な判断で事件の解決をするが、その結末は?短編として、良いオチ。

安東能明「死の初速」★★★☆☆
刑事課の同僚は、高校時代のクラス担任。中々面白い設定だ。ただ、短編ゆえかその設定は余り活かされていないと感じる。
肝心の事件とその結末も、非常にわかり易い。誰が犯人なのかも。犯人と動機は中~長編向き。

逢坂剛「悩み多き人生」★★☆☆☆
ワルと言えばワル。決して品行方正では無い二人の刑事が主人公。なんと、この二人は上司と部下の関係で有り、小学校時代からの親友でも有る。本書にも掲載されている今野敏にも、小学校時代の同級生が二人ともキャリアとして部署は違うが警察庁で働くシリーズが有るが、どちらかがインスパイアされたか、または偶然の一致か?
ある一人の女性に関係する事が本作品のキーとなる。恋は盲目と言うがある事柄を見抜けないのは刑事として失格。刑事の人物観察眼が全く考慮されていないので内容は面白いが星をだいぶ減らした。

大沢在昌「水仙」★★☆☆☆
このアプローチをおかしいと思わない方がおかしい。中~長編だったら面白い内容だが、短編ゆえにアプローチが性急過ぎて、読む側としてもおかしいよね?と思ってしまい、結末も「あぁ、そうだよね」となってしまった。

解説を読むと全作品が既に既刊の作品で、シリーズ化されている。土産物屋の試食コーナーの様に、あれこれ試し読みして気に入った作品をたっぷりとシリーズとして読む為の企画としては良い。実際、今野敏の作品は読んでいなかったので、早速取り寄せたいと思う。
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No.4:
(5pt)

面白くて、あっという間に読了した。

指折りの警察小説が揃っている。あっという間に読了した。
第2弾を期待したい。
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No.3:
(5pt)

渋い

配達も
迅速 かつ 丁寧でした。

また 頼みたいです。

内容も 競作で
充実していました。
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No.2:
(4pt)

傑作選とは程遠い内容だが、各作家の持ち味が出ていてバラエティに富んだアンソロジー

今野敏氏「熾火」、佐々木譲氏「遺恨」、黒川博行氏「帰り道は遠かった」、安東能明氏「死の初速」、逢坂剛氏「悩み多き人生」及び大沢在昌氏「水仙」という豪華執筆陣による6つの短編から構成される警察傑作短編のアンソロジー。

「熾火」は、安積という真っ直ぐな若手刑事を主人公としているので、某TVドラマ(原作は今野氏)の安積班長の若き日を描いた短編だと思うが平凡な出来。「遺恨」は、北海道志茂別の駐在所員を主人公として、散弾銃で惨殺された犬の話を発端に、登場人物造形の巧みさ及びそれらの人間模様の練り方、中国人研修生という社会問題をも織り込んだストーリー展開が光る秀作。「帰り道は遠かった」は、作者特有の大阪弁での楽しい会話と良く練れたミステリ的アイデアが混淆した快作。「死の初速」は、ヒロインの女刑事の相棒が高校時代の担任で物理教師だったという面白い設定で、投身自殺と見えた事件の真相を物理的に究明するという珍品。「悩み多き人生」は、若い相棒同士のフザケ合いの様でいて、作者らしい諧謔味に富んだ佳作。「水仙」は、"新宿鮫"物の掌編だが、これと言って言うべき事もない。

傑作選とは程遠い内容だが、各作家の持ち味が出ていてバラエティに富んだアンソロジーだと思った。
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No.1:
(5pt)

警察小説の面白さを堪能した

六人の作家から成る警察小説である。題名の「矜持」は小説の題名にはなく、警察官の生き方を示す言葉として使ったのだろう。今野、佐々木、黒川、逢坂氏の小説は読んだことがあるが、安東、大沢氏の書いたものは初めて読んだ。敢て面白さの順番を付けると、

黒川博行「帰り道は遠かった」:関西風というか、とぼけた味を出すのがうまい。せっかく突き止めた犯人は、既に捕まえられていた。

大沢在昌「水仙」:中国のハニートラップを見破った鮫島刑事の話、さすがだ。

逢坂剛「悩み多き人生」:刑事と一般の姿をしている時の差が激しく、それに惑わされた刑事の恋物語。こっけいで愉快だった。
 などであるが、以上だけでなくすべての作品に満足した。警察小説の面白さを堪能した。
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