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レンブラントをとり返せ: ロンドン警視庁美術骨董捜査班
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レンブラントをとり返せ: ロンドン警視庁美術骨董捜査班の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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小説に登場する人物をもう少し多く最初に書いてほしい | ||||
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申し分のない傑作だった | ||||
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ジェフリーアーチャーの作品が初めての方も、過去に何冊も読んでいる方も、 両方が楽しめる作品だと思います。既に次巻の発売が待ち遠しいです。 本書の著者はジェフリーアーチャーですが、クリフトン年代記の中では、 売れっ子作家(クリフトン本人)が書いているベストセラーでもあります。 話としては、主人公の若き青年が、大学卒業後すぐに警察組織に入り、 担当する事件を解決しつつ新たな事件に巻き込まれ(!?)ながら いち警察官 として1歩ずつ成長していく、その過程を描いた物語です。 本巻はその1作品目であり、次作、次々作のトリガーとなり得る小さな物語も 何か所かありました。主人公ウォーウィックのピンチを招くのか、チャンスに つながるのか、想像力が掻き立てられます。ジェフリーさん、やっぱりうまいですね。 なお、(有名)絵画の知識がある方は、より一層楽しめると思います。 私には予備知識がないためさっぱりでしたがね・・・ 最後に、 自然で読みやすく、臨場感のある日本語訳に仕立て頂いた 戸田裕之さんに感謝申し上げます。 | ||||
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<紙媒体>の小説は少し取り掛かるのが遅くなります。「運命のコイン」(2019/11)の翻訳から約1年。「レンブラントをとり返せ-ロンドン警視庁美術骨董捜査班- "Nothing Ventured"」(ジェフリー・アーチャー 新潮文庫)をためらいながら手に取り、(さすがミスター・ページ・ターナー)読み始めてしまえば一気に読み終えることができました。 サブタイトルが示すとおり、警察小説。1979年から物語は幕を開けます。1982年、ロンドン警察学校に入学した主人公・ウィリアムのプロフィールが特異ですが、(アーチャーらしい)フェアな人物造形には変わりがありません。そして少し端折って、彼はロンドン警視庁、美術骨董捜査班(そんなものが果たして存在するのか(笑))に着任します。そして、いくつかの小ぶりな事件を解決しながら、邦題通り、レンブラントの「アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち」(ここまでは言ってもいい、と誰か言って欲しい)の贋作が端緒となり、大物名画窃盗犯を遮二無二追いかける事になります。仲間の刑事たちと共に。(因みにこの絵画は、実際には「アムステルダム国立博物館」に所蔵されているはずです。) ストーリーはいつものように語ることができませんが、前半、登場人物たちはロンドンを出ることがなく、まあいつもの波瀾万丈<アーチャー・ストーリー>だと思いながら、中盤以降は他国に飛び出し、3つの事件が並行して描かれ、終盤は見事な「法廷劇」へと展開していきます。 少し前のロンドンがノスタルジーを誘い、おしゃれな恋が描かれ("モバイル"のなかった時代の恋愛はたいてい美しい(笑)。<待ち合わせ>に間に合わなければ、そこにとても貴重な埋め合わせの時間が生まれます)、そしていつもよりも少しグレイな(陰影を帯びた)キャラクターたちとストーリーがジェフリー・アーチャーの「変化」と言っていいのかどうか?でも、最後までスリラーとしての骨格がしっかりしていますから安心でウェルメイドな警察小説に仕上がっていると思います。(楽屋落ちですが、レン・デイトンの「ベルリン・ゲーム」に私は反応してしまいました(笑)) 原題”Nothing Ventured”に続く言葉は、”nothing gained”ですね。アーチャーは、80歳を超えても尚、ストーリー・テラーとしての「冒険」への意欲を失っていないのでしょう。頭が下がります。 183ページ目にピカソの「ウーマン・オン・ア・ビーチ」について、「「青の時代」のものですね」というウィリアムと警視長・ホークスビーとのやりとりがありますが、ちょっと違和感を感じました。”Woman On the Beach”であれば1932年ですから、「青の時代」と呼んでいいのかどうか。まあ、私の知識不足かもしれません。 | ||||
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