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冬を待つ城
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冬を待つ城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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ハラハラドキドキしながら展開するストーリに引き込まれ、一気に読み終えてしまいました。今年読んだ本の中では間違いなく一番でした。 | ||||
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(少々ネタバレあり) 北方の、たかが3000人の籠もる城を落とすのに、なぜ15万もの秀吉軍がー。その答えは朝鮮出兵にあった! 天下人の非道を止めるため、奥州で乱を起こした九戸政実とその一党。その機略と胆力を駆使する籠城戦を描いた長編です。 みちのくの一争乱に、石田三成と津軽為信の資源を巡る思惑や、武器弾薬の流通ルートにからむ経済戦の要素も取り入れ、重層的な構成に仕上げるところは、さすが直木賞作家です。 しかし、やや疑問の残る箇所も。太古以来、奥州で生きてきた「山の民」という一群が登場し、九戸とともに戦うのですが、薬を使用した秘法でトリップ(巫女のような美少女とマグワウ)し敵軍の内情を思念で探るというのは、いくら何でも非現実的。 秀吉の思惑を知った南部や蒲生など敵の武将まで味方になるのもやりすぎでは?戦国武将はそんなアマチャンでないでしょう。 まして「奥州の大義を守り抜く」「奥州の民が無事に過ごせるならわが首はくれてやっても」などと、九戸政実という戦国の古強者が口にするでしょうか。人物設定が甘いですね。 主人公である末弟がこの世から「消える」ラストにも納得しがたいものがあります。上述した「山の民の巫女」と結ばれるような書きぶりなのですが、それではともに籠城して頑張った愛妻と子どもたちが哀れすぎます。 途中までは読み応えがありましたが、以上のような理由で爽やかな読後感とはいきませんでした。 | ||||
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