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下天を謀る
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下天を謀るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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この小説を読むまでは、藤堂高虎という武将についてあまり詳しく知らなかった。 大河ドラマには良く登場するし、家康の覚えがめでたい・・ぐらいの認識だったが・・ なかなかの好漢じゃないですか。 結構真面目で、曲がったことが嫌いで、何事にも一本筋を通す気骨。 それゆえに色々と背負い込む苦労人。 司馬遼太郎には主君を次々と替える変節漢と蔑まれ、蛇蝎のように嫌われてましたが 僕は好きです。 | ||||
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汚れもなくきれいな本でした | ||||
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きれいな本でした | ||||
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迅速な配達ありがとうございます | ||||
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数百年前の人物像を描き出すことの面白さを感じさせていただきました。 近年、歴史の調査が進むことで、今までにない武将たちの人物像が明るみになってきていると思います。 事実かどうかはともかく、時代小説として時間をかけて読む価値はあると思います。 後世に生きる私たちには分からない、当時の武将たちの苦悩と生き様のようなものを感じました。 | ||||
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司馬遼太郎氏などの作中では、あまり良い印象ではない藤堂高虎。 この作品の中では、なんとも人間臭く、そして生き生きと描かれています。 史実上の人物小説のなかで、これほど読み進めるのが楽しいのは久しぶりで読み終えるのが寂しいと感じました。 感じ方は人それぞれありますが、個人的には良い小説に出会えました。 | ||||
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藤堂高虎は歴史小説によく登場するが、主人公にした小説が今までなかったので、どのような一生だったのか知ることができ良かったです | ||||
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特に問題なし | ||||
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特に問題なし | ||||
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藤堂高虎が主人公です。主人をころころ変えたので他の小説では悪役として扱われがちな武将です。でもこの作品では刀や槍を振り回したり、作戦を立てたり、城を築いたり、ヒーローとして活躍します。その爽快な様が楽しいです。 | ||||
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関ヶ原の戦いや大坂の陣のように有名な戦から架空の陰謀の解決まで、大小硬軟をとりまぜて高虎の活躍を楽しく読ませていただきました。ドラマのように劇的な生涯を送ったことが良く分かりました。巻末の解説では、三重大学の教授が安部氏と共に藤堂高虎で津市の町おこしを頑張っている様子が描かれています。この小説がドラマの原作になり、高虎の凄さがもっと広まればいいですね。 | ||||
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歴史的に評価の低かった「藤堂高虎」を、別の視点から高い評価をしています。 戦国期を駆け抜けた武将の生き様が伝わってきます。 | ||||
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主君を何度も変えた変節漢というイメージが先行し、高虎が好きという人にはあまりお目にかからないし、 自分もどちらかというと、あまり食指を動かされない人物だった。 高虎という存在は実に不思議だ。 槍働きの豪勇かと思いきや秀長の代に家老を務め、それにもかかわらず秀長死後は秀吉から優遇されず伊予七万石に留まっていた。 結局、彼の力を認めたのは家康であり、外様でありながら譜代同様の扱いを受けたのは高虎ただ一人である。 この事実だけでも高虎が相当の傑物であったことがうかがえるが、時代はいまだに彼を不忠者扱いしている。 この小説はそんな高虎像の一新するに十分であり、家康と二人三脚でストーリーが展開するのが面白い。 さらに関ケ原から大坂の陣の間に大久保長安事件に関するもので、安部氏ならではの面白い仕掛けがある。 詳しい調査と考察から生まれる新解釈でいつも楽しませてくれるが、今回は相当面白い。 大久保長安事件に絡む大陰謀劇は、関ケ原以降の家康の不思議な動きを裏付ける説得力のある話で一読の価値がある。 | ||||
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上巻と併せた感想です。 既出ですが、照葉との恋はちょっと微妙で史実にあった人たちとの物語を膨らませていけば十分のような気もしました。 登場シーンは確かに印象的でしたが、そこからあまりワクワクするような展開もない落ち着きすぎた恋だった印象です。 落ち着いた恋を描きたいなら、あえて創作する必要もないかと。 また、家康は高虎を少し頼りすぎで、良く描かれ過ぎている印象はありましたし、 武将にしては世のため人のためという気持ちが強すぎて野望が感じられず、美談の色合いが強い。 主を変えていくのは、忠誠を誓うべき人柄を見てという理由も大きいかもしれませんが、 時局を読む、現実主義な部分がやはり強いゆえのことだと思います。 これだけ無欲だと竹中半兵衛のような印象です。そう言う意味では少し違和感があります。 ただ、上司何度も変えるというゴマすりな印象ではなく、別の視点で捉えていった作品ということで興味深い作品でした。 ただのゴマすりな人であったのなら、まともな指がなくなるほどに戦場で戦っていけるとは思えませんし、 改宗のエピソードもやはり家康からの信頼が厚かったからではないかと。 現実主義的な側面から主を変えることにはなったが、主と決めたなら忠誠を誓うこともできる人なのだと思っています。 と、個人的な解釈を申し上げて脱線しましたが、読み物としてやはり面白いと思いますし、 人はこうあるべきだなと思わせてくれるお話でもありました。 | ||||
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いかにも戦国時代っぽい題名に惹かれ 藤堂高虎って名前は聞いたことあるけど・・・ という何の予備知識もないところから読み始めました。 秀吉の甥である秀次に仕えたところから その腕一本で乱世を渡り歩き、 実直な性格ながらも勇猛果敢な戦ぶりや 城作りの才をいかんなく発揮したことで、 多くの戦国大名から重宝されます。 ついには家康の信頼を勝ち得て その遺体の片翼を守る人物になる男の一代記です。 戦国モノは誰が主人公になっても、 登場人物にも馴染みが多いし 面白い時代なので一気に読んだのですが、 読み終えてから 何故こんなに魅力的な人物なのに あまり人気がないのかな? と疑問に思いました。 どうやら、とある城作りの石積において、 費用の捻出が苦しくなったことから 策をめぐらし 石工から膨大な巨石を騙し取ったらしい という事が、人気の無い理由だとか。 ちょっとガッカリという感じです。 | ||||
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外様大名でありながら家康の信頼を勝ち得、私欲を捨て参謀として天下の形成を差配する高虎は、 多くの日本人が好むプロフェッショナルな雰囲気を醸し出す。おもしろかったです。 | ||||
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豪勇を誇る武将でありながら、茶道をたしなむ文化人。 築城術を含めた領国経営は皆のお手本となり、家康が心底頼りにする参謀としての一面。 天下領民の幸せのために、個人の損得好悪は飲み込むという行動原理。 心底かっこいいと思いました。 | ||||
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上巻に続き愉しく読ませていただきました. 藤堂高虎,この方をよく知りませんでした. 上巻でも書きましたが,世渡り上手という印象を持っていました. しかし,それすらも文献等から得た知識をベースにしていることは疑いようのないこと. この本をきっかけに,英雄の影に埋もれがちな人物にも興味を持つべきと思うようにはなりました. 読ませること,読んでもらうことに主眼を置いた作品なのかもしれない. そうであればこそ,知った上で読んで損はない一冊です. | ||||
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その昔「下天は夢か」と言う本がありました. タイトルが似ていたことから手に取りましたが,藤堂高虎と言う点が少し気になりました. この武将に関しては,主君を変えた武将という事で忠臣と言う印象は持っていませんでした. 逆にそれが購入を踏み切るきっかけになりました. この著者の本は初めてでしたが,描きたい世界に身をゆだねる事にします. 幾つか興味深い部分もあります. 巷説,浮説呼び方も多々あるように歴史と言うものも様々. 秀頼の出自に関する事. 私は,「ほぅ」とも思いましたが,自然に受け止める事が出来ました. 三成が家康の屋敷に逃げ込んだといわれる件. これは,十分に納得できます. 全般には,志に生きた武将として描かれています. 上巻の読了間際,下巻を購入しました. このまま続けて読んでみたいと思わされる一冊でした. | ||||
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本書は中日新聞をはじめとする地方紙四紙に一年余りにわたり連載されたものを2009年に新潮社より出版された。内容は関ヶ原の戦前後、秀長家臣でありながら徳川家康の参謀として徳川新体制を築いた重臣、藤堂高虎の人脈、大成を描いている。2013年文庫化された比較的新しい歴史小説である。 司馬遼太郎は藤堂高虎を一貫して機を見るに敏な俗物武将として描いており、それが通説となっている。そのアンチテーゼとして位置づけられる本作を読むと、これまで抱いていた高虎像が一変する。この時代を舞台とした作品として、司馬遼太郎の関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)や海音寺潮五郎の加藤清正〈上〉 (文春文庫)と合わせて読むと面白い。 高虎だけでなく、作者はステレオタイプ化した歴史上の重要人物を新しい解釈で描いている。淀殿は秀頼を唯一の権力基盤として大阪城に囲う愚かな母親として描かれることが多いが、本作品では淀殿を経済面で卓越した手腕で大胆な経済政策を行い豊臣家の莫大な財を成した女傑として描いている。『関ヶ原』で徳川家康は秀吉没後、天下を掠め取る謀略家として描かれているのに対し、本書では万民の支持を失っている豊臣家に代わって新しい政治を始めるために立ち上がった正義の味方として描かれている。同じ人物であっても資料の解釈により逆の評価となってしまうことは時代小説を読む際には織り込んでおかなければならないポイントである。歴史上の人物像に関しては複数の作品を通して総合的に見る必要があることが感じられた作品であった。 | ||||
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