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スパイの妻
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スパイの妻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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優作はインド経由英国に行けたか? | ||||
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映画も小説も、それぞれの良さがあった。ただラストの描かれ方が大きく違っていて、小説の方が救いがある。映画を観てもやもやを感じたので、小説を読んで少しほっとした。 またいずれにおいても、「スパイの妻」の、一途に夫を愛し、共に生きて行こうとする姿が際立って印象的だった。 映画の方がより妻の「強さ」が前面に出ていて、鮮やかな印象を残した。配役の妙。 | ||||
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第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を始め、国内外の様々な映画賞を受賞した話題作『 スパイの妻 』! 本書は映画『 スパイの妻 』〈監督:黒沢清、主演:蒼井優〉のノベライズである。 太平洋戦争前夜、神戸で貿易商の妻として夫婦仲睦まじく暮らす妻・福原聡子だが、満州から帰ってきた夫・優作の異変に気付き、秘密を探ろうとした事から驚愕の真実を知る物語だ。 現時点で映画は未見であり、本作を知ったのも先のニュースだった。私にとって黒沢清作品はさほど関心がなく、過去に『 CURE 』『 クリーピー 偽りの隣人 』『 散歩する侵略者 』を見たくらいだ(『散歩』は正直ツマらなかった)。本作は北野武監督『 座頭市 』以来となる17年ぶりヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(注:金獅子賞〈グランプリ〉ではない)受賞した事で話題となり、戦時下の時代のスパイを題材とした内容に興味を持ちました。 私自身、手塚治虫『 アドルフに告ぐ 』を読んだところだったので同じ時代(戦前・戦中)の神戸を舞台に両作ともスパイ活動をテーマに描いた内容だったので私にとっても非常にタイムリーだった。 貿易商の妻として上流階級に属してこの時代の中では比較的イイ暮らし(執事と女中が住んでいる)をする聡子、スパイ活動に関わっている甥っ子(優作の姉の子)の文雄や聡子の幼なじみでスパイを取り締まる側の憲兵・津森泰治などそれぞれが『アドルフ』に登場する峠由季江(主人公・峠草平の妻)、ゾルゲ機関の一員としてスパイ活動する本多芳男、芳男の父である憲兵の本多大佐と重なってくる。 本書自体はさほど複雑な展開ではなくシンプルに描かれており、比較的読みやすかった。夫の行動に疑惑を持ち、夫の口から真相を聞かされ驚愕するも夫である優作を信じて違法と分かりながらも優作について行く決心をする聡子だが邪推だがなぜかそれが夫との純愛というよりも洗脳に感じてしまうのだ。 戦前戦中の神戸を舞台とした作品では先の『アドルフ』の他にも『 火垂るの墓 』『 少年H 』が有名だがまたここに新たな作品が加わった事は喜ばしいと思う。 | ||||
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優作は未来人ですか 237ページ辺りで呆れた 著者は1979年生まれだそうだがあまりにも酷い 素人が妙な正義感に駆られてどんどん状況を悪くして 自分を追い詰めていく 全く感情移入できなかった 無駄にDVD買わなくて済んだところは評価する | ||||
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ドラマ感覚の小説と思ったら、確かにドラマを小説版として書き下ろした作品でした。是非、一読を! | ||||
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1940年の神戸。 不穏な空気が流れる。 自由に生きることを求めて、凄惨な戦争に対峙していく。 人生をかけて、その人の妻であること、妻なのでどこへでもその人について行くという姿かたち。 たとえ、”スパイの妻”だと言われようとも。 印象に残るフレーズ。 「一筋、涙が目頭から零れて地面に落ちた」 「聡子がこの世に残す、最後の一滴」 「ここから自由の芽が芽吹いてくれたらいい、と、聡子は願った」 | ||||
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この作品の映画化されたものが、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞したということを知り、読むことにした。 神戸で貿易商を営む福原優作のところに嫁いだ聡子。凛とした自由人として生きることを人生で最も大事な こととする優作は、自由が次第になくなっていく開戦前夜の日本に自由をとり戻すべく、米国に渡り日本の軍部が 行っている非道を訴えることで、米国が日本と戦争を始めることを画策しようとする。彼と妻の聡子は、密航で 日本を抜け出していくが---。ストーリー展開は、巧いと言えなくもないが、全般に人物描写、筋書きの薄っぺらさが 気になる。元々ドラマ用に書き下ろされた作品を小説にしたものらしいが、そのせいか深みの無さが私には 物足りない。人物も皆分かりやすくビジュアルである。あの暗い時代に敢えて日本に自由を取り戻すという目的で 行動する優作をもっと深く描くことは出来なかったのか。いや、ドラマではそこまで必要がなかったということだろうか。 | ||||
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配役が決まっているので、イメージしながら読みました。 何故こういう展開に?と、思うところもありましたが戦時中は日本にもスパイが沢山いたようなので まあ良いかな。 全体に面白く、 何より一生くんをもっと好きになりました。 映画も見ようと思います。 | ||||
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ノベライズに傑作なし、の法則に間違いはないですね。 ストーリーも今ひとつ説得力欠けるんですよね。フィクションなのは承知ですが。 優作は自分の意志ではなく大きな国家的機密に関わってしまい、その結果、家庭の幸福を犠牲にすることになるわけですが、正義を貫くという言葉で表現できるほど彼自身が何かを差し出すわけではありません。 命や爪や名誉や愛する子供を差し出すのは周りの人々のみです。 さらに多くの人々の平穏と引き換えに挑んだプロジェクトも、結局どうなったのかは語られず、うやむやのうちに物語は終了です。 異国情緒あふれる神戸、上海、満州の映像、蒼井さんや高橋さんの美しさ、などにより映像化されたらまあ観れるものになったんでしょうかね。 | ||||
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映画になったので、原作が読みたくて購入しました。面白かったです。 | ||||
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小説としては読めなかった 描写がまんまというか、、、 あまりにも優作の気持ちが汲めなさすぎて、かといって妻の気持ちがとても汲める、というわけでもなく、でも展開はひっくり返り、中途半端に揺さぶられた感が残りました。優作が大して魅力的に表現されきってないというか。信念があるような人物にみえなかった。結局、「妻の自由を奪ってた、だから魅力なくなったんだよなー」みたいな。。そして最後の一言。スベる。ひとつだけ、妻が心から幸せな1日があってよかった。だから残りを生きられたのだなと思う。 所々のめり込ませる表現があり、場面があり、でも自分的には最後まで集中力をもてなかった作品でした。ちょっと薄すぎる。。映画は演出次第で面白くなるかもですね。しのぎやすい原作。もしくは別物に、、ならないかな。 優作のやりたいことは、現代のアメリカの「原爆投下は戦争を終わらせるため」に通ずるところがある。果たして正義か? ベルリンは日本アカデミーみたいなのかなー。頑張ったで賞とか。政治的な意図などなければいい。 | ||||
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最近読んだ小説のなかで、一番面白かったです。映画が楽しみです | ||||
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わくわくしながら読み進めました。 もうすぐ映画公開だそうですが、とても楽しみです。 当時の日本のきな臭い状況を背景に、サスペンスを交えた男女の恋模様が描かれます。 | ||||
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レジナルド・ヒルが書いたある作品と同一タイトルのため、「スパイの妻」(行成薫 講談社文庫)を読むことになりました。 1940年、横浜から神戸。六甲山。仕事で満州へ赴いた貿易商・福原優作は、帰国後人が変わったように、憲兵隊から目をつけられるようになり、その妻・聡子は満州で何があったのか、夫は何者なのか?、疑問を抱き始めます。 NHKによって放送予定作品の原作、ノヴェライゼーションだそうですが、満州事変以降、太平洋戦争に突入するこの国のある人々を描いた「戦争ロマン」と言っていいのでしょう。 あまり面倒なことを言うつもりはありませんが、飽くまでこの作品だけに目を向けた場合、「小説」と呼べる要素は少なく、ストーリーが淀みなく説明され、大時代的なダイアローグによって書かれた分量の多い「シノプシス」なのだと思います。 私自身はテレビを見る習慣がないため、映像化後の作品を確認することはできませんが、優れた時代考証であったり、よき演技者による「行動」が肉付けされて、良い作品になっていくのかもしれません。 | ||||
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