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スパイの妻



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【この小説が収録されている参考書籍】
スパイの妻 (講談社文庫)

スパイの妻の評価: 3.71/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

全体的に深みの無さが気になる

この作品の映画化されたものが、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞したということを知り、読むことにした。
神戸で貿易商を営む福原優作のところに嫁いだ聡子。凛とした自由人として生きることを人生で最も大事な
こととする優作は、自由が次第になくなっていく開戦前夜の日本に自由をとり戻すべく、米国に渡り日本の軍部が
行っている非道を訴えることで、米国が日本と戦争を始めることを画策しようとする。彼と妻の聡子は、密航で
日本を抜け出していくが---。ストーリー展開は、巧いと言えなくもないが、全般に人物描写、筋書きの薄っぺらさが
気になる。元々ドラマ用に書き下ろされた作品を小説にしたものらしいが、そのせいか深みの無さが私には
物足りない。人物も皆分かりやすくビジュアルである。あの暗い時代に敢えて日本に自由を取り戻すという目的で
行動する優作をもっと深く描くことは出来なかったのか。いや、ドラマではそこまで必要がなかったということだろうか。
スパイの妻 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スパイの妻 (講談社文庫)より
4065196663
No.1:
(3pt)

まぁたしかに

小説としては読めなかった
描写がまんまというか、、、
あまりにも優作の気持ちが汲めなさすぎて、かといって妻の気持ちがとても汲める、というわけでもなく、でも展開はひっくり返り、中途半端に揺さぶられた感が残りました。優作が大して魅力的に表現されきってないというか。信念があるような人物にみえなかった。結局、「妻の自由を奪ってた、だから魅力なくなったんだよなー」みたいな。。そして最後の一言。スベる。ひとつだけ、妻が心から幸せな1日があってよかった。だから残りを生きられたのだなと思う。

所々のめり込ませる表現があり、場面があり、でも自分的には最後まで集中力をもてなかった作品でした。ちょっと薄すぎる。。映画は演出次第で面白くなるかもですね。しのぎやすい原作。もしくは別物に、、ならないかな。
優作のやりたいことは、現代のアメリカの「原爆投下は戦争を終わらせるため」に通ずるところがある。果たして正義か?

ベルリンは日本アカデミーみたいなのかなー。頑張ったで賞とか。政治的な意図などなければいい。
スパイの妻 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スパイの妻 (講談社文庫)より
4065196663

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