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銀花の蔵



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【この小説が収録されている参考書籍】
銀花の蔵
銀花の蔵

銀花の蔵の評価: 4.25/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

読み応え十分です。

寄せては来る大波のように予想外の事実に揉まれて大きく優しくなれます。
銀花の蔵Amazon書評・レビュー:銀花の蔵より
4101043515
No.15:
(4pt)

意外な展開が

前半部分は老舗味噌蔵の跡継ぎ物語? 後半になると意外な展開でーーー一気に読み進みます。
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4101043515
No.14:
(2pt)

波乱万丈の女性の人生を描いた物語

波乱万丈の女性の人生を描いた小説です。色々な困難に遭遇しながら、最後には、ささやかな幸せを掴みとる物語です。
彼女に関わるすべての登場人物が、自分自身の味方になかなかなってくれない苛立ちが、この物語の読みどころになっています。紆余曲折、色々と物語に変化を付けて、作者が工夫を凝らしているのは理解できるが、いまいちそれほど面白さが感じてこない。もう少し意外性が欲しかった。
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4101043515
No.13:
(5pt)

銀花の人生ドラマ

遠田作品を初めてです。登場人物はみんな問題あり、まともな人が誰もいない中、銀花ひとり孤軍奮闘し、次から次に起こる苦難なことを打破し解決して醤油蔵を守り支えていく姿に感動した。おばあちゃんになって、血の繋がりのない家族の絆にまた感動した。初めて読みましたが素晴らしい大河小説でした。
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4101043515
No.12:
(5pt)

今回も堪能しました

期待どおりの内容です。
遠田さんの文体は読みやすいし、これでもかというほど破滅的な人生をホッとするエンディングに導くプロットも素晴らしいです。
読後感最高です。
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4101043515
No.11:
(5pt)

歩んできた過去が美しいだけの人間はつまらないかもよ!

読んでて、時々鼓動が速くなる。うっかり泣いたりもする。表紙と銀花という名前に騙されて、読みふけってよかった一冊。友人にも勧めた。
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4101043515
No.10:
(3pt)

感情と人間関係の渦巻きがすさまじい。

銀花の父親である山尾尚孝は、画家を目指していたが芽が出ず、家業の醤油蔵を継ぐことになった。尚孝には醤油蔵を切り盛りするスキルはなく、母親の美乃里は万引き癖があり役に立たない。母親の万引き癖のせいで友人から絶好され、一人で生きていく。尚孝は死亡し、美乃里もあっけなく病死する。醤油蔵は、尚孝の母である多鶴子とやっていくことになる。

物語は、銀花の幼少期から老女になるまでの長い期間の女性たちの人生を描く。子孫が家業を継ぐという習わしの中で、生きてきた山尾家。当主にしか見えないと伝えられている座敷童の謎、蔵の改修時に出てきた人骨の謎など、家出した家族、死んでいった人々、育てられた人々、様々な人間関係があり、その中で銀花がいかに生き抜いてきたかを物語る。外部からみたら祟られているかのような山尾家の醤油蔵であるが、内部もなかなかのもの。感情と人間関係の渦巻きがすさまじい。
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4101043515
No.9:
(2pt)

らしくないと思いました。

お金がなかったので図書館でお借りして拝読しました。遠田潤子さんは好きな作家のひとりですが、この作品に関しては楽しむことができませんでした。
登場する人物が多く、そしてひとりの女性の一代記としては頁数が少なすぎると思います。しかもほぼ全編にわたって一人称の視点から描かれるため、主人公以外の心理描写がなくて退屈です。そのうえ肝心の主人公銀花の心情も通り一遍といった感じでひきつけられるものがありませんでした。例えば同級生から窃盗を疑われた時の葛藤など、どうして丁寧に描こうとしないのか釈然としません。遠田さんらしくないと感じます。
全体の構成も稚拙な印象がぬぐえません。序盤で頭蓋骨が現れていちおう読者の興味をそそりますがその後は終盤までほったらかしです。座敷童のくだりもあっけないものでした。
遠田さんはデビューして十年ほどが経ち、新しいスタイルを模索しているように思います。それはそれでよいのですが、今までの長所がつぶされている感あります。心にグサリと突き刺さる心理描写や物語の展開がこの作品にはありません。『アンチェルの蝶』や『雪の鉄樹』のような、心が震える物語にもういちど出会いたくて仕方がありません。
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4101043515
No.8:
(5pt)

楽しく読めました。

暗くなく、とても楽しんで読めました、この作家さんの作品を続けて読んでみたい。
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4101043515
No.7:
(4pt)

もっともっと

それにしてもいろいろなことが起こる。すべての登場人物にそれぞれ複雑な生い立ち、過去があり、よくぞここまで盛りましたね、という印象。殺人事件も2つほど、父の事故死もあり、飽きさせない。

筆者は大変親切な人で、この時にこの人がこのような行動をとってしまったからこのような結果になったという因果関係を細かく説明してくれる。その時の心情はこうだ、とまで。余韻の残しようがない。そこが残念である。

その説明が処世訓的なところが鼻につく。私はあなたに人生の教訓など教えてもらいたくない、目の前の出来事の凄まじいほどのリアルな描写、血を流すような言葉の表出、透徹した観察者の視点が欲しい。

精神的に病んで、万引きを繰り返してはめそめそしている母親と同じように、筆者の目も涙で歪んでいる。

ラストシーンのハッピーエンドも救われたい筆者のやわな部分が垣間見える。まだまだ追い詰めてくれないと。

いい文章だが、遠田さん、あなたまだ心の内を隠しているでしょ?心の闇の中の地獄を直視してください。
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4101043515
No.6:
(5pt)

本当に読んで良かった

直木賞になぜならなかったか
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4101043515
No.5:
(5pt)

久しぶりの当たり

著者の作品は一通りすべて読んでいます
最近の著作は個人的には微妙なものが多かったのですが、今作はとても良かったです

アンチェル、雪の鉄樹、月桃夜の次くらいに好きです
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4101043515
No.4:
(3pt)

ところどころ入り込めない

ファンタジーだと思って読めば、あり、なんだと思うが、ところどころ、現実的にひっかかる箇所が多く、気になってしまった。

そんなにうまい具合に、実の子が生まれず、他人の子供を育てる偶然が、連鎖するか?とか。
また、銀花の父と母の関係は、同情で、銀花と夫の関係は本当の男女の愛情、と書かれている部分もかなり謎。
血もつながらない自分以外の男性の子供を赤ん坊から育てる、って、同情だけでは無理だと思う。
また、銀花の年齢が1つしか違わない叔母の桜子も、3歳まで実家頼らず双子を育てるなんて、相当大変なこと。ネグレストする女性はたくさんいるが、ネグレストだったら、双子を3歳までなんて、絶対に育てられない。
産んですぐに実家に預けたとか、自分の代わりに夫とその家族が育ててたとかなら、わかるけれど。

それなのに、母親失格、みたいな書かれ方に、どうもついていけなかった。
また、銀花と夫の関係も、本当の愛情というよりも、そもそも、桜子からの暗示と、それ以外の男性を見た事がないことからくるとんでもない思い込み、とも取れ(相手に受け入れられなかったら単なる思い込みの激しいストーカーでしかない)、そこまで、素晴らしい家族愛、が書かれてるとは思えない。

他にも柿は、小柄な老人だとしても、男性が登って手、もいだりできない庭木だと思う。剪定鋏がいるし、ハサミ持って木に登るとか、毎年やってて、熟練というなら、まだしも、初めて登る設定で、感動的な部分なのかもしれないが、リアリティ的に、どうにも感情移入ができなかった。

ただ読みやすい作品ではあり、前半部分が、かなり冗長で説明的な感じを我慢して読み進めれば最後まで一気読みはできる。設定も内容も全てファンタジーだと捉えれば、楽しめる。
いっそ、文化住宅だの、関西と奈良だ、少年院だのという、特定の実在の物を交えず、全て創作、架空にすれば、もっと楽しめたのかもしれない。とはいえ、ここまで、高評価ばかりというのは、個人的には謎である。
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4101043515
No.3:
(5pt)

遠田潤子の直木賞候補作

遠田潤子の直木賞候補作、5世代50年に渡る家族の物語を存分に楽しむ。
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4101043515
No.2:
(5pt)

感動しました❗️

あるラジオ番組で、とても良い評価でしたので、試しに読んで見ました、
感動しました、ひさしぶりに、本を読んで泣きました‼️
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4101043515
No.1:
(5pt)

温かさと背負って生きていくこと。

遠田潤子さんの小説は全て読んでいますが、はずれがない。
いずれも感情移入し、挙句、号泣してしまうのです。
本書も、ああ、遠田ワールドが広がっていく。
悲痛な不協和音がぎしぎしと鳴り響いている。
苦しんで、苦しんで、苦しんで。
もがきながらも生きていく。
心の葛藤、心の叫び。
生きていくことの辛さ。
「ポーリュシカ・ポーレ」はロシアの草原で、もの哀しく鳴り響く。
本書を読みながら、ぜひ聞いてほしい曲だ。
「竹林で見たあの蛍の火が胸に灯ったようだった」。
その「温かな火に包まれているような」。
そんな空間が本当に見えてくる。
「食いしん坊の女の子」は「ふくら雀」のように。
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4101043515

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