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告解
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告解の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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もっとどろどろした話を想像していたのですが、意外にストレートで読みやすかったです。 若気の至りというか、あとで振り返ってみても自分でもなぜあんなことをしたのかよくわからないことありますよね。 本書のような罪までいかなくても、皆、大なり小なり色んな罪を抱えて生きているのだと思います。 | ||||
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この物語も、とても大事なことを学ばせてもらいました。 ちょっと最期、論理的に話が出来すぎでしたが、 それがないときちんとオチをつけられないので仕方ないかなと思いました。 罪を犯し、その罪から逃れるために自分を偽ること、 それこそが自分を追い詰めていく、改めて考えさせられました。 | ||||
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ひき逃げを起こした当時の学生の事故から人として正しい判断が出来るまでの流れ。終盤になっても罪に向き合えず、そらに罪を犯しそうになる主人公にハラハラし、また憤る展開がラストは人生の先輩の経験から立ち直る。良かった… | ||||
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飲酒運転+ひき逃げの加害者と被害者という重いテーマのわりに軽く読めました 加害者、被害者、そしてそれぞれの家族の思いも伝わり 今一度自分も色々気を付けて生きていこうと思った 「逃げているかぎり、人は心から笑えなくなるんだと思う」この言葉は心に残った ラストの被害者の夫の告白は少し期待外れで残念だった | ||||
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全体的には「読ませる」内容だった。加害者の視点はよくわかるが、後半の被害者遺族の心情が、やや取って付けた感じで、もう一つだった。 | ||||
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21歳の大学生が、一瞬の間に運命を塗り替える選択をしました。飲酒運転、そして逃走。そして、81歳の女性がこの世を去りました。この物語は、被害者の家族、加害者、そしてその家族の三つの視点から展開します。 一つの事故は、二つの家族を繊細なガラスのように壊しました。事故というのは、経験した者の心に深く、永遠の傷を刻みます。加害者への怒りは理解できますが、本当の補償は何なのでしょうか?お金でしょうか、それとも一生続く罪悪感でしょうか?それともネット上での無慈悲な裁判でしょうか? 司法は刑罰だけではなく、心の傷を癒すための手段を提供すべきです。被害者の家族に金銭的補償を与えることは重要ですが、加害者の更生もまた大切です。そして、心の回復にも力を注ぐべきです。 この物語はまた、高齢化社会における認知症の問題、そして仕事で忙しい子供たちが老人の介護をすることができないという悲劇を描いています。 この作品は、シンプルな文章で深い問題を描き出し、読後も長い時間考え続けることを強いられる一冊となっています。 | ||||
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殺人を犯してしまい、更生することができるのか、がテーマになっています。罪人こそ救われるべきなのに、今の日本社会は、本当に厳しい。罪を悔い改めている人が、再出発できる世の中であってほしいと強く思いました。生きていて、罪を犯さない人がいるでしょうか。完全に罪を犯さない人はいないはずです。罪を犯した人が更生できる社会を作ることに私も協力していきたいと思いました。 | ||||
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交通事故は後を絶たない昨今ですが、加害者になってしまったら本人は言うまでもなく家族までが非情な苦しみを受けなければならない。ニュースの陰でこのような苦悩がある。この本ではハッピーエンドで終わらせているが、実際はどうなのか? | ||||
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一気に読みました。 奥が深く改めて考えさせられました。犯罪被害者家族の思いも加害者家族の思いも深かったです。 流石の薬丸岳先生でした。 | ||||
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取り返しがつかない罪を告白し赦しを受けるとは。 その君に向けて”告解”したい。 被害者側の計り知れない悲しみと苦しみ。 加害者側も悲しみと苦しみに満ちるものもいる。 許されるべきではない行為であったと。 それを自分のことを差し置いてまでも、心から罪をつぐなうものもいる。 その人の姿、心を見て、理解するべきところはあるかもしれない。 | ||||
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泣いた。完璧すぎる。久しぶりに読みながら終わってほしくないって思えた作品で、すっごくじっくり一つ一つの文章を噛み締めながら大切に読んでいきました。すごくベテランの作家さんなんですね。知りませんでした。これを機に他の作品も読んでいきたいと思いました。 | ||||
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犯罪者の社会再生、よくあるテーマだが藥丸岳が描くとこうなる!面白い‼ | ||||
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被害者が加害者を非難し処罰を求めることはできる。被害者の家族もできると思う。しかし、第三者は難しいと思う。この作品のひき逃げについても、あなたは絶対しないか?と問われると自信がない。自身がないなどと言ってはいけないと思うが、、、、、本当にそうできるだろうか。最後に戦争犯罪のことが出てきた。結局は個人の心の問題に帰結するのだろう。自分だけは別とは決して言えないのではないか。自分は本当に危ういところを生きていると思う。それを苦しくとも再認識できた作品でした。 | ||||
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薬丸さんは、デビュー作「天使のナイフ」以来、一貫して「罪を犯した者の贖罪」「被害者の加害者への気持ち」をテーマに作品を書き続けてこられました。 どの作品も考えさせられることばかりで、全作読ませていただいています。 もちろん、出来不出来はありますし、テーマを訴求するために物語に無理が生じていることもあります。 今作「告解」も、小さな無理はありますが、加害者である主人公、その家族、友人、そして被害者とその遺族の人間らしさを描き切っています。 特に、加害者である若者の自己正当化や言い訳、自分の人生を嘆く身勝手さは、第三者として非難することは簡単でも、いざ自分がその立場になった時に、もっと潔くなれるか問いかけると、本当に難問だと思います。 おそらく、どなたも自分がそうなってみなければ、自分がどのように思い、考え、行動するかは前もって言えないでしょう。 犯罪に限らず、過失や理不尽などで不幸に襲い掛かられたときに人間の真価が問われるという事を、薬丸さんは描き続けていらっしゃるのだと思います。 最後はいったいどういう結末になるのか、頁をめくる手が止まらない二日間でした。 そして、エピローグでは不覚にも、声を抑えるのが苦しいほどこみ上げて泣いてしまいました。 どうして薬丸さんが直木賞を受賞しないのか、ここ数年の疑問であり、不満です。 | ||||
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やっぱり 薬丸岳先生は面白いです | ||||
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飲酒運転でひき逃げをした主人公、ひき逃げの被害者の家族、そして主人公の恋人。3つの視点から重層的に語られる物語。どうして「告解」というタイトルなのかわからなかったが、最後にその秘密が明かされる。 最近の小説、背景や心理描写なしに、いたずらに会話が続いてページ数を稼ごうとしている小説、ひとつの視点に固定されて語られる単純な物語が多いなぁ、と思っていたが、薬丸さん、さすがです。重層的な視点と簡潔な背景描写に引き込まれ、そして最後は涙をおさえることはできませんでした。 なお、主人公の恋人が管理栄養士でないのに栄養士として働いているはおかしい、リアリティのない社会派小説に価値がない、と星1つにしたアマゾン書評があるけど、これは事実誤認ですね。管理栄養士の資格は試験を受けないととれませんが、栄養士の資格は専門学校や短大を卒業すれば資格がとれます。事実誤認であり、本書はそんな中傷とは無縁の傑作です。 | ||||
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飲酒運転による轢き逃げ事件により、加害者、被害者家族の人生が一変する。 今回は、事件の真実やマスコミ報道ではなく、加害者、被害者それぞれの心のありようや、罪との向き合い方に主眼が置かれていた。 なんとか罪を償って生きていこうとする翔太が、被害者家族と向き合うことができない中で、綾香の後押しや被害者家族と接することでで少しずつ自分の罪の重さを受けてとめていく姿が印象的だった。 また、心に決めた思いのまま行動する被害者の夫で89歳の二三久が、認知症の症状が出る中でも思いを果たそうとする姿が切なかった。 「亡霊は実在せず、心の中にいる。罪を犯し、自分の心を偽る者は、不幸なことが起きれば自分の報いだと思ってしまう」 そう語った二三久の積年の思いが胸に響いた。 | ||||
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薬丸さんの得意な贖罪作品です。 今回の犯罪は飲酒運転&轢き逃げ=交通事故という事で、自分自身も若い頃に交通事故の加害者となった事があるため、他の薬丸作品の加害者よりも1番身近に読めました。 作品加害者の身勝手振りには腹立たしくなりますが、昔の自分を振り返ると同じような要素が少しあった事を思い出しますし、より車の運転に気を付けなければならないと身が引き締まりました。 車の運転をなされる方には尚更薦めたいです。 被害者旦那の “ある思い”には驚きと共に、肩すかしに感じた部分もありますが、贖罪というテーマで見れば見事などんでん返しだったと思います。 身近な罪を深く考えさせられる見事な作品でした! | ||||
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読み手がどんな年齢であろうと それぞれの人物に感情移入が出来る 薬丸さんの作品は 何冊も読ませてもらっているけれど いつも映像が そこに浮かんで来る 人間とは なんてずるくて正直で弱くて強いのか 家族という小さな社会にこそ人を人たらせる力がある そんなことを考えさせられた 最後の翔太の言葉に 思わず涙が溢れた 薬丸さんの作品は だから好きだ | ||||
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大学生の息子が 運転免許を取得したばかりです。高齢の両親もいます。他人事では ないと。普段するはずのないことを一時の気の迷いでしてしまったら。もし自分の家族が このような事件を起こすことが あったら被害者になってしまったら 自分は どうするのだろう…読みながら常に苦しく でも先のことが心配で 一気に読んでしまいました。 家族や 回りの人を 瞬時に不幸にしてしまうようなことを 絶対起こさないよう 息子にも自分自身にも言い聞かせて いきたいと 強く考えさせられました。 | ||||
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