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告解
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告解の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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もっとどろどろした話を想像していたのですが、意外にストレートで読みやすかったです。 若気の至りというか、あとで振り返ってみても自分でもなぜあんなことをしたのかよくわからないことありますよね。 本書のような罪までいかなくても、皆、大なり小なり色んな罪を抱えて生きているのだと思います。 | ||||
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この物語も、とても大事なことを学ばせてもらいました。 ちょっと最期、論理的に話が出来すぎでしたが、 それがないときちんとオチをつけられないので仕方ないかなと思いました。 罪を犯し、その罪から逃れるために自分を偽ること、 それこそが自分を追い詰めていく、改めて考えさせられました。 | ||||
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ひき逃げを起こした当時の学生の事故から人として正しい判断が出来るまでの流れ。終盤になっても罪に向き合えず、そらに罪を犯しそうになる主人公にハラハラし、また憤る展開がラストは人生の先輩の経験から立ち直る。良かった… | ||||
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飲酒運転+ひき逃げの加害者と被害者という重いテーマのわりに軽く読めました 加害者、被害者、そしてそれぞれの家族の思いも伝わり 今一度自分も色々気を付けて生きていこうと思った 「逃げているかぎり、人は心から笑えなくなるんだと思う」この言葉は心に残った ラストの被害者の夫の告白は少し期待外れで残念だった | ||||
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ひき逃げという罪を背負った若者と妻を奪われた高齢男性。 罪を償っても付きまとう罰が一つのテーマ。 被害者の夫である男性が、何を目的としているのかが、最後まで謎としてストーリーを引っ張る。 少々もったいつけているような中だるみが途中ある。 最後に明かされる真実も、そこまで衝撃ではなかった気もする…。 それよりも、シンプルにちょっとした不注意から人の人生を奪ってしまう怖さを感じた。 | ||||
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全体的には「読ませる」内容だった。加害者の視点はよくわかるが、後半の被害者遺族の心情が、やや取って付けた感じで、もう一つだった。 | ||||
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21歳の大学生が、一瞬の間に運命を塗り替える選択をしました。飲酒運転、そして逃走。そして、81歳の女性がこの世を去りました。この物語は、被害者の家族、加害者、そしてその家族の三つの視点から展開します。 一つの事故は、二つの家族を繊細なガラスのように壊しました。事故というのは、経験した者の心に深く、永遠の傷を刻みます。加害者への怒りは理解できますが、本当の補償は何なのでしょうか?お金でしょうか、それとも一生続く罪悪感でしょうか?それともネット上での無慈悲な裁判でしょうか? 司法は刑罰だけではなく、心の傷を癒すための手段を提供すべきです。被害者の家族に金銭的補償を与えることは重要ですが、加害者の更生もまた大切です。そして、心の回復にも力を注ぐべきです。 この物語はまた、高齢化社会における認知症の問題、そして仕事で忙しい子供たちが老人の介護をすることができないという悲劇を描いています。 この作品は、シンプルな文章で深い問題を描き出し、読後も長い時間考え続けることを強いられる一冊となっています。 | ||||
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登場人物の印象が薄くて覚えづらいし ただ出してる感じで深みがない。 全体的に軽くて説明で補おうとしている のだがどうにも稚拙に感じてしまう。 この作家さんの本は初めてだと思いますが 次はないかもしれません。 | ||||
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ネタバレになるかもわかりませんので初見の方は読み飛ばしてください あまりにもご都合で、若さゆえとはいえあまりにも罪の意識が軽いなぁと感じました。 だってだっての自己憐憫、自己正当化から、遺族に対する申し訳なさの気持ちは芽生えたものの、被害者本人に対する思いは…?とずっと後味悪かったです。 登場人物それぞれが全くイメージしづらく、表現の稚拙さを感じてしまいました。 特徴が全く描かれてない。 40代の男性…とか。 あと登場する人物の苗字が入るだけで混乱します。 荒川が、とか名前ではなくグループホームのスタッフ、だけでよくないでしょうか… 心理描写もありきたりな表現ばかりで途中だるくなってしまいました。 他の方のレビューにもありますが、シングルで恐らくフルで仕事して育児をすること、舐めてませんか? 従姉妹の協力が多少あるのかも?分かりませんが、よその家の食事の支度をする余裕なんてありませんよ… 子供とご飯食べるの21時過ぎですか?とリアリティのなさが随所にあり、残念でした。 どの登場人物にも感情移入できずに終わってしまいました… | ||||
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殺人を犯してしまい、更生することができるのか、がテーマになっています。罪人こそ救われるべきなのに、今の日本社会は、本当に厳しい。罪を悔い改めている人が、再出発できる世の中であってほしいと強く思いました。生きていて、罪を犯さない人がいるでしょうか。完全に罪を犯さない人はいないはずです。罪を犯した人が更生できる社会を作ることに私も協力していきたいと思いました。 | ||||
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登場人物全てにおいて人物描写に深みがなく、上部の事象を幼稚に書き綴っただけのような文章であった。シリアスなテーマを掲げて、収集がつかなくなった感がある。作者の思考の浅さと、文章表現の技量が低いと感じた。 | ||||
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交通事故は後を絶たない昨今ですが、加害者になってしまったら本人は言うまでもなく家族までが非情な苦しみを受けなければならない。ニュースの陰でこのような苦悩がある。この本ではハッピーエンドで終わらせているが、実際はどうなのか? | ||||
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一気に読みました。 奥が深く改めて考えさせられました。犯罪被害者家族の思いも加害者家族の思いも深かったです。 流石の薬丸岳先生でした。 | ||||
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取り返しがつかない罪を告白し赦しを受けるとは。 その君に向けて”告解”したい。 被害者側の計り知れない悲しみと苦しみ。 加害者側も悲しみと苦しみに満ちるものもいる。 許されるべきではない行為であったと。 それを自分のことを差し置いてまでも、心から罪をつぐなうものもいる。 その人の姿、心を見て、理解するべきところはあるかもしれない。 | ||||
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泣いた。完璧すぎる。久しぶりに読みながら終わってほしくないって思えた作品で、すっごくじっくり一つ一つの文章を噛み締めながら大切に読んでいきました。すごくベテランの作家さんなんですね。知りませんでした。これを機に他の作品も読んでいきたいと思いました。 | ||||
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犯罪者の社会再生、よくあるテーマだが藥丸岳が描くとこうなる!面白い‼ | ||||
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翔太は飲酒運転で老女を轢き逃げ、死亡させる。信号無視、スピード違反、救護義務違反、これは悪質な犯罪。 後の裁判で明らかになるが、救護していれば救われたかもしれない命なのに、「あんなことさえ起こらなければ」「運が悪かった」と言う翔太。 「飲酒運転をしていたのは十分責められるべきことだと思うが、それでも翔太は故意で法輪の妻を死なせたのではない」と言う綾香も然り。飲酒運転厳罰化に逆行している設定に呆れた。 ー ネタバレ注意。 被害者遺族の慟哭が全く伝わってこないどころか、刑期を終えた翔太と遺族の関係は、まるでご近所付き合いのようで笑える。 遺族は加害者に対してどうしてあんなに冷静なの?一度や二度は感情をぶつけて罵倒するのでは? 翔太の子どもを出産した綾香は、翔太服役中、従姉妹の助けを借りたとはいえ、育児と仕事とスキルアップのための勉学をして管理栄養士になった!? 栄養士の資格と実務経験があれば、管理栄養士国家試験を受験できる。ただし新卒者以外の合格率はそれほど高くない。 シングルマザーとして育児、仕事、勉学の両立はさすがに無理があるのではないだろうか。著者は男性。乳幼児期の育児の大変さを分かっていないのか? 禁止されてるのに、ボイスレコーダーを持ち込み、裁判を録音する遺族。違反行為と分かっていてやるのか?アーティストのライブ会場じゃない。裁判所だ。 リアリティに乏しく、主要人物全てに共感できなかった。被害者の夫が許す理由にも無理がある。戦争と犯罪は違うと思う。 加害者を救済したいという著者の目的は分かるが、重いテーマだからこそ、リアリティある作品を書いて頂きたい。 | ||||
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ん~… 法輪が「どこまでも、自分の事だけ」だったのが、何というか…「男の思考」だなー。と 「俺のせい」の負い目はあるけれど、「妻の死に際の苦痛」への想像とか、悼みとか、そういうモノが全然感じられなくて「俺の苦悩」吐露のクライマックスで白けてしまった ちょっと気になったのが 囚人服は「薄汚れて」はいないと思う。中古であっても「清潔に洗濯」されてるんだよ 10年以上前からスマホはスマホでガラケーはガラケーだったと思うから、「これはいつ頃の時代設定なんだろう?」 EDの「絶望感」ってのが理解できない。痛くも痒くもない訳で。性欲は三大欲の中で「満たさなくても、平気」な欲だから、堪えている証左としてこれを出されると、ピンと来ない。まだ十円ハゲの方が理解できたりする(←痛くも痒くもないのは同じだけど、他人が見ても「はっきり分かってしまう」から 「それなりの金」と表現するのに5万円は自分の感覚ではありえない 少なくとも↑の場合、自分的に1ケタの場合には絶対使わない ってなトコかな 面白くなくはなかった って感じでした | ||||
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被害者が加害者を非難し処罰を求めることはできる。被害者の家族もできると思う。しかし、第三者は難しいと思う。この作品のひき逃げについても、あなたは絶対しないか?と問われると自信がない。自身がないなどと言ってはいけないと思うが、、、、、本当にそうできるだろうか。最後に戦争犯罪のことが出てきた。結局は個人の心の問題に帰結するのだろう。自分だけは別とは決して言えないのではないか。自分は本当に危ういところを生きていると思う。それを苦しくとも再認識できた作品でした。 | ||||
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薬丸さんは、デビュー作「天使のナイフ」以来、一貫して「罪を犯した者の贖罪」「被害者の加害者への気持ち」をテーマに作品を書き続けてこられました。 どの作品も考えさせられることばかりで、全作読ませていただいています。 もちろん、出来不出来はありますし、テーマを訴求するために物語に無理が生じていることもあります。 今作「告解」も、小さな無理はありますが、加害者である主人公、その家族、友人、そして被害者とその遺族の人間らしさを描き切っています。 特に、加害者である若者の自己正当化や言い訳、自分の人生を嘆く身勝手さは、第三者として非難することは簡単でも、いざ自分がその立場になった時に、もっと潔くなれるか問いかけると、本当に難問だと思います。 おそらく、どなたも自分がそうなってみなければ、自分がどのように思い、考え、行動するかは前もって言えないでしょう。 犯罪に限らず、過失や理不尽などで不幸に襲い掛かられたときに人間の真価が問われるという事を、薬丸さんは描き続けていらっしゃるのだと思います。 最後はいったいどういう結末になるのか、頁をめくる手が止まらない二日間でした。 そして、エピローグでは不覚にも、声を抑えるのが苦しいほどこみ上げて泣いてしまいました。 どうして薬丸さんが直木賞を受賞しないのか、ここ数年の疑問であり、不満です。 | ||||
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