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探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿
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探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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文体に癖があって非常に読みづらいです。 最後まで読めば違うのかもしれませんが、ストーリーに盛り上がりもなく、延々と状況説明と設定(作中の人物の役職とか関係とか)の話が続くので苦痛です。推理物なので事件が起こるわけですが、一話目のオチは本当にガッカリで、作品に対する期待が一気に失せたように思います。 ところでこの作品では奥さんのことを北の方と表現することがあり、一話目では特に説明もなくこの表現が使われていて、単語を知らなかった私は文脈からこれは妻って意味なんだなと推測せざるを得なかったのですが、100ページくらい頑張って読み進めた2話目でようやく、北の方にはこういう由来があって、だから奥さんのことをそう呼ぶんだよと解説があり、だったら最初からしとけよと思ったところで、この作品を楽しもうという気持ちが完全に失せました。軸が定まっていないというか一貫していないというか、この小説往々にしてそんな感じだな。読み手に対してあまり誠実じゃあないな、と私は思いました。 買って損したなぁと心の底から思います。 星1をつけたいくらいですが、平安時代の役職とかに関しては知らないことばかりだったので、星2の評価をつけさせていただぎます。 | ||||
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時代考証は横に置いておいて、お話自体は面白かったです。 堅物で浮気もしない夫と、内助の功で夫を立派な公達に育て上げた(?)妻の、すれ違いながらも相思相愛なラブストーリーかつミステリーです。続巻もあるようですが、1巻でも話に一区切りついていて、ハッピーエンドでした。 救いのないバッドエンドの話よりも、少々バカバカしくてもハッピーエンドの話の方が私は好きです。 文学的なものを読みい方には向きませんが、細かいことは気にしないで楽しみたい方にはいいと思います。 | ||||
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設定に惹かれ読み始めたのですが、夫の部下に「思い込みで捜査の足を引っ張るやる気のある無能」が出てきまして、これがどうにも不快で読み進められませんでした。いなくても話が成立しそうなものですが。 | ||||
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狙いがあっての文体なのでしょうが、文尾がしばしば尻切れトンボで推測しないと意味が通らない箇所まで。言葉は変化していくものとはいえあまりに独りよがりでしょう。 ミステリとしても、一話目、犯人の動機に無理があるうえ主人公の推理も思いつきレベル、挙げ句に主人公とは無関係な筋から唐突に事件が解決するに至って、続きを読む気が完全に失せました。 | ||||
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レビューやあらすじを読んでも分からないんですけど摂関政治全盛期のお話です。ラブコメとミステリの中間といった感じ。 レビュー見て「ヒロインがうざいんかな……?」と思いながら読み始めたんですが、実際主人公とかそのいとこのほうが普通にうざいし、いとこがうざいのにはちゃんと説明がつくので後書きまで読み終わってみると気分は悪くないです。 個人的に平安時代と聞いてイメージした時代と違ったのはただの事故なので、このレビューを見る方の参考になりますように。 | ||||
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平安ミステリ(あくまでの平安時代のありえたかも?というシチュエーションのもの)として楽しめます。他の方が言うように、ヒロインの性格というか口調が「うっとおしく」感じられるが、これも最後まで読むと理解できた。ようは三人の子持ちでも世間知らずだった…ということなんだろう。 | ||||
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これって新しいイチャイチャの形なのか? 最後まで読んだ後では、こんな会話さえそう聞こえてしまう。 ①「折角お顔立ちがそれなりなのだからほどほどにもててくださらないと、わたしが浮気一つ許さない悪妻のようで。世の中は一夫多妻なのよ。高貴だけど気が強い正妻のわたしの他に、優しく労わってくれる愛人の一人や二人や三人」 「あなたは優しく労わってくれないのか?」 「役割分担よ」 ②「わたしがいない間、女房でも相手になさったら。うちの女房は皆、その気で覚悟しているから〝おいお前、相手をしろ〟とか言えばいいのよ」 「……頑張ってみる。ーやはり四人目の子を産むのは嫌か」 「三人で懲りたわ。妾の子でもちゃんと育てるわよ。わたしの代わりに子を産んでくれるなんてありがたい話よ」 これ以上痛い思いをしたくないと、夫によそで子供をつくってもらいたい妻・忍。 元々大して女に興味がなくて、浮気しないのを妻に責められてる夫・祐高。 祐高に同情しながら読んでたんですが、最終的には(これはこれで!)ってなった。フビンなだけで終わらせてない夫がイイネ!(笑) もうこの調子で一生やってくれてていいです、この二人。幸せそうでいいなぁ。 夫婦のラブストーリーって、あんまり読みたいと思わないんですが(小説もマンガもそうなるまでの方が楽しい)。この本は例外でした。 天文博士もお気に入りに。あの人をヒーローにして、どうかもう1冊書いていただけないでしょうか、汀先生! もちろん忍と祐高にも、脇でウロチョロしてもらいたいです。 この時代、人の名前や役職名が読みにくく覚えにくいのが難だけど。そこだけクリアしてしまえば事件もオチも面白い。 でもやっぱり、これは恋愛小説なんだと思います。結婚して八年になるのに、子供が三人いるのに、恋愛小説。ニヤニヤできるシーンが多くて、ほんとこの本、大好き! 力いっぱいおススメしてますよ(笑)。見かけたらぜひ中を読んでみてください。 | ||||
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面白かったです。 平安時代風のミステリ。 主人公の二人は、結婚8年目で、子供が3人もいる夫婦。 でも平安貴族らしく、所帯じみてなくて初々しいす。 夫・祐高は、22歳。「検非違使の長官」ということは、いまでいうと警察庁のキャリア幹部みたいな感じかな? 結構おエラいさんと思われるのだが、気が弱く、気の利いた和歌も詠めない、朴念仁。 妻・忍姫は、2つ年上の24歳。気が強いんだけど、意外とかいがいしく夫に尽くしてます。 お話は、4話の中編からなっていて、それぞれに事件が起こり、夫婦で知恵を合わせて(?)解決していくスタイルです。ちゃんと犯人がいて、トリックもあって、種明かしもされる、普通のミステリ仕立てです。 特に目新しいプロットはないです。 私はもっぱら、祐高&忍姫の会話(主に祐高が、忍姫に一方的にやり込められる)が、面白おかしく読めました。 | ||||
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めちゃくちゃ面白かった | ||||
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お話そのものは、おもしろくなくはありませんが、ちょっとついていけない感じがあります。 言いがかりのようで気がひけますが、一番ついていけないのは、表紙絵の女性の目でした。なぜ、あんな濁った目を……? C・L・ムーアの「シャンブロウ」のシャンブロウ(宇宙怪物)の目などを思い出しました。 | ||||
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ストレスなく読めて良かったです。続編が出たら、読みたいです‼️ | ||||
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この姫は一体何と戦っているのか?というぐらい、いちいち旦那を叩いて落としてマウントを取らないと気が済まない上から目線ヒロインにさえ我慢できれば、おもしろいのではないでしょうか。 私は駄目だったので途中で閉じてしまいましたが。 | ||||
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最初の話は人物の性格や会話のテンポが掴みづらく、少々読むのに戸惑ってしまいました。 2話目以降は楽しくさくさく読めると思います。 平安ラブコメとミステリーの融合自体はそう珍しくない設定ですが、謎解き部分に入る傍点が「本格」を思わせます。 安楽椅子探偵かと思いきや、途中で我慢できずに出仕してしまう主人公も面白いです。 | ||||
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このジャンルいろいろ読みますが、良い意味で力が抜けて、おもしろかったです。続きが出たら嬉しい。 | ||||
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初めて読む作家さんですがタイトルと表紙に惹かれて購入しました。 平安貴族の夫婦が主役というのはちょっと珍しいような? 普通は結婚に至るまでが大変なのですが、このお話はいきなり家同士の政略結婚から始まります。 高位貴族の子息と姫君という理想的な組み合わせですが、ヒロインは周りから散々結婚の現実を聞かされていて妙に耳年増というか現実的な姫君。 結婚は家同士の政略で恋は別。夫君は正妻がいても恋をして妾を持つのが普通の貴族だと信じ込み、 新婚早々年下の夫にそんな身も蓋もない二人の将来の青写真を語ります。 歳月が流れ従三位中納言・検非違使のトップに出世した夫の正妻としてヒロインは3人の子供を産み、公卿夫人としての地位を固めつつも夫には他の女性との恋をけしかけますが、他の女性に興味を持たない夫はうんざり気味。そんな二人が京の街中や内裏で起こる事件を解決するというストーリー。 タイトルの『探偵は御簾の中』というのはちょっと違う気も。 事件のあらましを聞いて妻が推理という妄想を語りますが、目の付け所は良くても世間知らずゆえ穴のある推理に夫がそれを補足していく感じでしょうか。 しかしこの二人の会話が軽快で良いのです。暴走気味の妻への夫の突っ込みが楽しい。 事件解決の道筋を付けられるのはこの夫婦の会話があってこそ。 主役2人に加え、将来を約束された年下ボンボン部下や、実績があるのに地位は低い年上部下、頼りになるけど一癖も二癖もある天文博士、公卿仲間でどこまで本気か知れない悪友達。皇女でありながら波乱万丈なヒロインの従妹姫など主役以外のキャラクターも魅力的。 妻は分かっているようで夫の気持ちが(自分の気持ちも)分かっていないのが読んでいて可笑しいというか悲しいというか。夫婦としての覚悟を迫られた最後の話には思わず涙してしまいました。 しっかりしているようで世間知らず、夫以外の男性には声も出せない深層の姫君のヒロインと ぼんやりしているようで以外に世慣れた夫君の結婚から始まるピュアな恋物語(子持ちだけど)です。 続編を期待しています。 | ||||
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平安時代で殺人事件?そんなの物忌みだの加持祈祷だの方違えだのばかりで話が終わるんじゃないのと思っているあなた、是非お手にとってお読みください。目から鱗です。 ミステリとラブの小気味いい物語が楽しめます。 天文博士(陰陽師)や少尉など、源氏物語や狭衣物語などには登場しない下官も活躍します。 祐高と忍メインの話だけでなく、桜花女王や純直や朝宣のような個性的な脇キャラの話も読みたいです。 | ||||
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同作者の「五位鷺の姫君」から比べると落ち着いた文体で、ちゃんと世間体を気にした人たちの物語。ファンタジーではない陰陽師も登場する。幼く小賢しい頃にした約束に縛られた高貴な夫婦が、様々な事件の謎を解くミステリー。それにより、平安時代ならではの夫婦像が見えてくるのが興味深い。男も女も命懸けな恋をしている。 | ||||
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ミステリとラブと笑える展開が非常に先生らしく混じり合って本当に面白かったです!最後は夫婦愛に心を打たれる展開に…一気に読んでしまったので再読します!続巻も楽しみにしています。 | ||||
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電子版の配信のほうが速かったため、紙書籍を待ちきれず買いました。 とてもよいラブコメでした。続きが読みたいので続刊希望。 同じく平安時代が舞台の「五位鷺の姫君」とはまた少しテイストが違いましたが、こちらはこちらで良かったです。 | ||||
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