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天下一の軽口男
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天下一の軽口男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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本書は、笑話の天才、米沢彦八の人生を描いたものである。 彦八は笑いの才能に恵まれ、成功はたやすいことかと思いきや、なかなかそうはいかない。 江戸で一旗あげようとするが、策略にあって騙され、江戸から追い出されてしまう。 大阪に戻った彦八は、笑いを捨て、気の進まぬ仕事をしながら、悶々とした日々を送る。 これで終わりかと思いきや、天は彦八を見捨てなかった。 興行師の竜兵衛から、生國魂神社の小屋で、笑話を演じてみてはと、持ちかけられ、その話にのってみることにした。 神社での興行は成功。 客を笑わせようと、大名の真似を面白おかしく演じて、その大名にもう少しで殺されかけるも、旧知の武士に助けられるなど、まさに「命懸け」の精進の下、ますます彦八は、その話芸を磨いていく。 時は流れて、最後の出会いが来る。 彦八の芸を認め、その芸を更に高みへと導く出会いとは? そして長年、彦八が話芸を精進し、ここまで続ける原点となった、懐かしくもあり、ほろ苦い思いにさせる人との再会もあった。 さて、その人の名は? 才能だけで成功すれば、苦労はいらない。才能を見いだしてくれる人、支援してくれる人がいなければ成功などおぼつかないことを、この物語は教えてくれていると感じた。 | ||||
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面白くない | ||||
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なかなか面白い作品 | ||||
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ある場面で、 「えっ!」そんなこと言う。。。 一瞬、目を背けてしまいました。 怖くて、すぐに次の文章を読めませんでした。 おもろい! | ||||
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テンポのいい展開で遅読の私もサクサク読めました。ハラハラしながらどうなるんだろう?と思って追いかけてるうちに、さいごまで駆け抜けた主人公とともに年を取っていった感じでした。 笑いあり、涙あり、忙しく展開していくのが楽しい一冊でした。 続きがいくらでも想像できる読了感ー! | ||||
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落語好きにもそうで無い人にも十二分に楽しめる話では無いでしょうか。上方落語は今は三味線やら太鼓やらが入りますが、彦八の後の時代かなぁとか思いながら、今度は彦八まつりに行ってみたくなりました。 | ||||
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大阪ほんま本大賞を受賞したこと、以前から米沢彦八という人物にも興味をもっていた、この二つの理由で購入して、読み始めました。 ところが、100頁、200頁と読み進めても「おもしろさ」を感じ取ることができませんでした。 俗にいう相性がよくなかったということでしょうか。 | ||||
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毎年9月に大阪の生國魂神社(通称いくたまさん)で彦八祭りが開催されています。上方落語が好きなので、何度か足を運んだことがあります。 この小説を読むと、彦八とは何者か、なぜ生國魂神社なのかがわかります。この小説の語り口も軽妙で一気に読んでしまいました。 最後に筆者の対談があり、彦八は史料が残っておらず99%創作だということがわかりましたが、それでも面白さが減る事はありませんでした。お薦めします。 | ||||
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適職・天職とは何か、を考えさせられました。ニコニコしながら漆を塗るのか、お役さんを笑わせることが本当に自分の喜びなのか。来年は是非彦八祭りに行ってみたいです。 | ||||
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米沢彦八の落語にかけた人生紹介と、彼の淡いの恋愛感情の内容です。著者の筆運びが絶妙なので 一気に読み終えてしまいました。 | ||||
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人を笑わせることに命を懸けた米沢彦八の生涯を描いた物語。 昔はお伽衆と呼ばれ、笑いは大名な大商人のみを相手にした商売だった。それが武士や百姓、職人、商人、すべての民が笑う商売へと変えた彦八の生き様は素晴らしかった。 特に、お殿様の前で芸を求められたときの態度が立派だった。 彦八の笑いの才能に嫉妬した同業者から数々の嫌がらせや盗作を受けて苦しみながらも、周りの助けを借りながら、それを逆境にして自ら活路を切り開いていく姿は胸を打たれた。 最後は予想外の終わり方だったが、最後まで彦八らしい笑いを追求した人生だった。 | ||||
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節ごとに内容が1つに絞られており読みやすく、全体的に冗長さがありません。読んでいて「あ、これが今のあれか」と思いながら読めます(本当にこの人が発明したのかどうかはわからないですが)。目標にしていたことが最後の最後で叶いそうになるのですが意外な落ちが。笑い、裏切り、涙、人情、恋、盛りだくさんの小説です。 | ||||
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口は軽いが、あの娘への、熱い想いは天下一。 難波の純情ここにあり。 老若男女にオススメです。 上方落語の開祖・米沢彦八の波瀾万丈な生涯記。 | ||||
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ある人物の一代記としてはおもしろいです。 ただ、タイトルからすると、読者としてはどうしても笑いながら読めることを期待してしまいます。武芸者の一代記だと強さを実感できないとのめりこめないのと同様に、主人公の面白さを実感したいのです。 ところが、小説で読者を笑わせるのは、なかなか至難の業で、本作も私にとっては笑える部分は皆無(あきらかに著者の直木賞落選をあてこすった部分は例外)でした。ですから、「え、この程度で津波のような笑いって・・・」という違和感がつきまとう読書時間となってしまいました。 | ||||
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面白かったが、レビューを書きたくなるほどではなかった・・・かな。気が重いときに、一服の清涼剤としていいのではないでしょうか。 | ||||
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知ってるようで知らない落語のルーツ。 現代語に古語を織り交ぜ、教科書では伝える事の出来ない時代の空気を見事に紡ぎだした著者の力量に敬服しました。 映画化の際は、東西の噺家が一門師弟の別なく出演される事を願います。 | ||||
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文中の言葉使いに違和感を覚え感情移入が出来なかった。江戸時代の大阪を舞台としているが、当時の難波言葉で、接続詞に「じゃあ」とか「だから」「だけど」等は使わない。また、当時の難波言葉だと「日本一の咄家や」と言うはずだが「日本一の咄家だっ」と話させたり「ふ、ふざけんな。流刑上がりの芸人が、なんで日本一やねん」と言わせたりする。「ふざけんな」ではなく「あほ、ぬかせ」と言ったはずである。自分の事も「おいら」と言わせている。当時は「おいら」ではなく「わて」もしくは「わたい」である。作者は、奈良出身と作者紹介に記してあったが、編集者も作者も校閲の時、気付かなかったのか意図的にそのままにしたのか不明だが、一度、言葉使いが気になると最後まで引きづり感情が途中から移入できなくなってしまった。 | ||||
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落語が好きで、この本を読みました。現代の落語の成り立ちを、さらりと、そしてポイントをついて、教えてくれているのが楽しく、また、登場人物の純粋さ、世間の嫌な面も織り交ぜながら、読み応えのある本でした。最後が、ちょっと綺麗すぎる消え方でしたが、著者「木下昌輝」の本を、読んでみようと思わせてくれる本でした。 | ||||
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彦八一代記に収まらず、当時の上方と江戸のお笑い事情やお笑い芸人達が登場したりと歴史ものとしても楽しめた。 笑わすことの執念、誰かを笑わせたい想い、そのために笑えない紆余曲折を乗り越えてる「笑いへの愛」が感じられました。 | ||||
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前2作の血みどろ劇とは全くちがう。 今作の主人公は姦雄でもモンスターでもなく、 お笑い芸人。 元禄時代に、お笑いで飯を食うことを目指し 実際に上方落語の祖と呼ばれた米沢彦八の物語。 お笑いが職業でない時代に、悪戦苦闘して、 当時タブーだった大名を笑いものにするという 禁じ手で当代一の人気者になる。 主人公の米沢彦八は、 宇喜多直家のように策謀に長けているわけでもない。 新選組の隊士のように剣術に長けているわけでもない。 だが、読み終わった時には、米沢彦八って強いって思わされた。 | ||||
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