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天下一の軽口男



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【この小説が収録されている参考書籍】
天下一の軽口男
天下一の軽口男 (幻冬舎時代小説文庫)

天下一の軽口男の評価: 4.30/5点 レビュー 23件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(5pt)

今も同じ

江戸と上方の”笑い”に対する差異が江戸初期から連綿と継続していることが面白い。
翻って現在の芸人にあてはめながら読んでみるのもまた一興。
彦八とそれを取り巻く人々の嫉妬やあこがれが対比されながら描かれており、何か新しいものを起こすには個人の才能が大きく影響することが良く分かる。
天下一の軽口男Amazon書評・レビュー:天下一の軽口男より
4344029267
No.2:
(5pt)

面白かったよ

導入部分、岐阜の侍の話は引っかかりながら読んだが、途中から始まる主人公の一代記に引き込まれる。近世の日本人が進路に悩む余裕があったのかどうかは別にして、自分や同世代の木下氏の半生と、つい重ね合わせてしまいます。「笑い」の分析もさすが。さっぱりした読後感です。長女にも読まそ。
天下一の軽口男Amazon書評・レビュー:天下一の軽口男より
4344029267
No.1:
(5pt)

『笑い』とは何かについて考えさせられる

『宇喜多の捨て嫁』を以前読んで面白かったため、こちらも購入。結論からすると、素晴らしい。

詳細は内容紹介参照。江戸中期の米沢彦八を主人公とする物語。
主人公がなぜ『笑わせる』ことに情熱を燃やすのかが非常に丁寧に描かれているとともに、お笑い芸人という職が確立されていない時代に、その情熱と高いプロ意識をもって悪戦苦闘する姿にも感情移入できる。また、主人公の師匠?や、主人公をとりまく大阪、江戸の各人物もそれぞれ魅力的であった。

身分社会であり閉塞感が高かった江戸時代であっても、現代のような閉塞感がある時代においても、『笑い』とは人間によって非常に重要な、本質的な行為であると改めて感じ、考えた。

木下氏は非常に巧い作家であり、今後も注目。
なお、余計なお世話であるが、本書は映像化しても非常によさそう。
天下一の軽口男Amazon書評・レビュー:天下一の軽口男より
4344029267

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