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ワン・モア・ヌーク



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【この小説が収録されている参考書籍】
ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)

ワン・モア・ヌークの評価: 3.56/5点 レビュー 16件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

核を考える

再読したいと思った
ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)より
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No.15:
(1pt)

配慮が足りない

アイディアや原爆についてよく調べられていると思うし3Dプリンタ万能すぎるやろうというのもまあSFなんで良しとして、犯行の動機がセカンドレイプになっている。大変残念である。
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No.14:
(5pt)

リアル

荒唐無稽な話ではなく、今ある話と感じられてとても面白かった。
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No.13:
(5pt)

まるでコロナ

人は、科学的事実ではなく、印象に基づいて行動してしまう = まるで今のコロナ
ワン・モア・ヌーク【核をもう一度】。ノー・モアの反対語。
イスラム国のテロリスト・福島で中学時代を過ごした才媛・中国の核実験で被爆したウイグル人女性。
面白すぎて寝ないで読みました。
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No.12:
(3pt)

欠点も長所も多い

登場人物のキャラクタが薄い感じがします。
あと、テロを加担するふたりの女性の動機が、わたしには納得できませんでした。
ストーリー的には、前半はもたついた感じでしたが、後半はぐんぐんと加速していく感じがありました。
サスペンス小説として、一読して損はないかな、と思います。
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No.11:
(4pt)

「現実が小説を追い越さなかった」驚異、そして恐怖

小説内で想定された核兵器テロもなんとか国籍や立場を乗り越えた協力で解決し、2020年東京五輪開催に向かって邁進してゆく、という明るい結末なのだが、なんとある意味核兵器以上の脅威であるウィルスによって少なくとも1年間延期となった、という誰ひとりとして予想できなかった現実を全世界に突き付けられている今、この小説を読んでしまったのは偶然だったのか、それとも必然だったのか。

この作者独特の先端科学への深い解説的記述と国際的テロリズムの背景、テロ阻止へ全力で立ち向かう組織。そして忘れることができない「3・11」とその後の状況などもはや「○○小説」というジャンル分けすら無意味なことに思えてくる読後感。けして無力感に打ちひしがれるわけでもなく、希望に満ち溢れることもなく、こころの奥に滓のような説明できない感覚が強く残る作品。
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No.10:
(1pt)

良く分からなかった

良く分からなかった。
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No.9:
(1pt)

ひっくり返るほどつまらなかった

近年まれにみるような金と時間の無駄遣いだった。つまらなすぎ。
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No.8:
(1pt)

実際の日付に合わせて読み始めたは良いものの、

世の中コロナでえらいこと。「核」ではなく「ウイルス」を題材にしていたら・・・
また、「動機が理解できなかった」「登場人物が理性的すぎる」「登場人物が多いわりに思考パターンが同一者のように感じる」等々不満が多い作品でした。
アニメ「残光のテロル」を見るほうが良いです。
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No.7:
(4pt)

核や放射性物質に対しての知識を補完

記載の基礎知識が正しいことが前提であるが、核や放射性物質に対する知識が増えた。もちろん物語としても面白い。
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No.6:
(4pt)

一気に読もう。

読書から離れていて、久しぶりに読んだ本です。
導入部分から、若干トリビア披露みたいな感じが漂ってきて、読むの辛いかも、と思いましたが、慣れてくると一気でした。
テンポが良いのだと思います。
途中にもトリビアは多々ありますが、スリリングな展開にグイグイ引き込まれていました。
主眼からそれてしまうかもですが、個人的には、犯人が核テロを計画・実行するに至った動機・経緯をもっと掘り下げても良かったのではないかと思いました。
作中の描写だけで十分理解可能な方が多いかも知れませんが、想像力不足な私には、軍事トリビアより、もう少しそっちの説明が欲しかった所です。
サスペンスアクション映画か何かを観る感じに似て、エンターテイメント性は素晴らしいけど、もうちょっと犯人側の深掘りが欲しかったかな、と思いました。
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No.5:
(3pt)

微妙

公正的戦闘規範辺りからテーマや話の素材は興味あるけど文章の書き方が独りよがりが強くなってきて合わなくなってきた。今回は話がつまらない。
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No.4:
(5pt)

鮮度が違う

この作品は核テロや震災後復興時の風評被害や諸々の事象が極めてリアルだ。そしてリアリズムを追求しきったのが時間だ。作品内時間のメインが今年の3.11の手前二日間でエピローグも中旬で終る。この圧倒的な足の早さを新鮮な内に味わって欲しい。
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No.3:
(5pt)

作者の気持ち

東京に核爆弾を・・・とてもキレイな形でそれを実行しようとする主人公・・・激しく同意します。
この国は、それくらいのことをしないとダメなんじゃないか。
しかし新コロナの対策を見るにつけ、「ああやっぱり一回国が滅びなければ分からんな、この国の人間は」と確信いたしました。どこまで行っても、直視しない人間、見たくないものは見ようとしない人たちと自分のことしか考えない人たちが中枢に集まっている国なんだと、改めて感じることしきり。
あの東日本大震災、原発事故をもってしても目が覚めない人たちには、これくらいのお灸が必要でしょう。
困ったときにしか、絆(きずな)を言わないように、平素に温めておきたいと思いました。
こういう形のエンターテイメントがもっと出てきていいと思います。
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No.2:
(5pt)

SFを超えたリアルタイム・フィクション(解説より

まずは何より、このリアルタイム・フィクションを犯行時刻に間に合う形で読み終えることができて良かった。(そこな

「今度こそ、政府に本気で説明させようとしているんですよ-「安全」の意味を」(帯より

東日本大震災による津波に伴う原子力事故では直接人が死んでいないが、「関連死」が多数でている状況の抜本的な打破=政府による本気の説明でデマを社会から、人心から取り除くを求めての核テロリズム。

動機については同情できる点が(他の二者についても濃淡はあるモノのそれなりに)あるにしても、特に但馬の要求は、政府が満たすことができるのか?人の心の中から、まちがっているとは言え思い込みを消し去ることと言うのはできるのか?とは思う。人の心の中から消すどころか、世界中で行われている問題ない行為である「処理済み水の海洋放出」でさえ、デマに基づく風評被害を理由に、政策判断として未だに実施できていない現状を思うとなあ……
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No.1:
(5pt)

この時代を生きる人に。希望と正しい方向性を示そうとする作品

2020年3月のオリンピックを控えた東京を舞台に、核テロリストと攻防を描いたサスペンス。

 テロリストの三人は、それぞれの理由から、微妙に異なる状況を作り出そうとするが、それゆえ、思惑が絡み合い事態は二転三転する。一方で、それを追う、警察などの組織も、テロを防ぐという同じ目的を追いながら、それぞれの立場のしがらみや情報の欠落に翻弄される。

 登場人物のバックグラウンドを通じて、読者は、過去と現在における核による被害の対比構造に気づかされる。
 核保有国の初期のウラン採掘に関わった祖先や、核実験に影響を受けた自分自身や家族、それらは過去の為政者の「知らせなかった」罪だ。また、一方で、また別の主人公の悩みや苦しみは、3.11のデマや風評被害といった、「正しく理解しようとはしなかった」罪を、現在の我々に突きつける。

 動機の純粋さと、その実現方法の精密さと大胆さ、そして鮮やかさに、読者は目を奪われる。そしてやがて、それらを通じて、著者が訴えようとしているものをくっきりと浮かび上がらせる。これは、物語の中の犯罪者と著者の「共犯」関係だとも言える。

 こういった重いテーマを扱いながら、一方で、登場人物の動作を生き生きと描く。そしてまた、彼らのテクノロジや人種に囲まれた生活を、正確に、そしてポジティブに描く。これらは、我々の時代も良いものにしていけるのだという希望を与えてくれる。

 扱う題材に対して、なんとも言えない爽やかな読後感だった。2011年から9年。この期間の一つの区切りとして、この時代に生きたすべての人に読んでほしい本だと思った。
ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ワン・モア・ヌーク (新潮文庫)より
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